ムービーマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ムービーマン

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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

5.0

ゲームの世界でモブキャラとして生きる主人公がある日を境に同じような日々から脱却しようと悪党苦戦するが・・・。
毎日毎日同じ事の繰り返し・・・現実社会でもよくあるでしょう。そう、僕なんかがその一人です(
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

3.3

超心霊学会で人の心が読める女性が殺害される。
犯人の逃走する後ろ姿を偶然見たピアニストの男性は女性記者と犯人を探し始めるが・・・。
最終的にはよく出来てると思ったけど、ラストの結末までいくまでが盛り上
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.8

人間とは欲深い生き物だ。
日々生きていたら、つい自分に足りないものを求めてしまう。
しかし、結局の所、完璧な人間などいない。
それが真実であって、そうある事が一番美しいのであると今回もワンダーウーマン
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

5.0

私立探偵のハリーはとある人物からジョニーという人物を探して欲しいと頼まれ引き受けるが・・・。
完璧に計算され尽くした雄大で不穏なカメラワークは素晴らしく美しかった。
探偵映画でありながらオカルトや戦争
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ナインスゲート(1999年製作の映画)

5.0

ブルーレイが長らく廃盤になっており高画質での鑑賞を常に求める私にはかなり難しかった
が配信にて画面は小さくなったがようやく鑑賞
古書や古城など中世的なロマンと魅力溢れる映像は公開から約20年が経った今
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.6

子供は子供だった頃、何故私は私で彼じゃないの?という他者への憧れ、子供は子供だった頃と大人になった今も童心はこの心に宿る。
天使の存在を感じる老人は死期が近い表れか。それとも童心溢れる故か。
難解だが
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べネシアフレニア(2021年製作の映画)

3.9

イタリアのべネチアを観光で訪れた主人公たち。しかし船を降りた直後からオーバーツーリズムによる地元住民の反対デモに会い・・・。
オーバーツーリズムといった社会問題を題材にベネチア特有の仮面衣装を芸術とサ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.3

近未来SFを得意としてきた大好きなニール・ブロムカンプ監督がまさかのカーアクション映画に挑戦!
彼の作品はほとんど観てますが、彼の作品の3本の指に入る出来栄え!
内容は実話に基づいているようで、斬新で
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

面白い・・・けど、肝心の人類の起源がまだよく分からないしまだこのシリーズ続きそうで、ハッキリ言って「リドリー・スコット、あなたはいつまでこのシリーズを作る気なんだ⁉️」と言いたくなる
次で終わって欲し
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白い嵐(1996年製作の映画)

4.0

実際に起きた海難事故を元にした青春映画。
とにかく爽やか!!
青年たちの仲間を思いやる気持ち、衝突、友情そして、白い嵐・・・。
ベタなストーリーではありますが、良かったです!
嵐のシーンも1990年代
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フッテージ(2012年製作の映画)

2.2

ずっと観たかった作品!!・・・だったが、序盤の展開からしてもっと理屈の通ったミステリーチックなホラーなのかと期待していたら、終盤の展開で完全に裏切られました(悪い意味で)
あまりにも現実離れした展開と
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.5

香水がここまで芸術味を帯びて感じるとは思わなかった。
しかし、本来は美しいはずの「芸術」も残酷に染まってしまう。
天使と拝められた堕天使が最後に行った贖罪の式は今まで見た事がない、まるで天国のような光
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.2

ミステリー要素と極限までのサスペンスフルなサイコスリラーが入り交じった最高傑作!!
名子役と称された過去を未だに追い求める妹ブランチと、入れ替わるように実力派女優として名を馳せたが車の事故で下半身不随
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ステイ(2005年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

斬新な映像展開はクリストファー・ノーランっぽかった。ストーリーは複雑すぎる!!
僕なりの考察なんだけど、要は終盤でヘンリーは自動車事故にて死んでいることから、それまでの話は全てあの世での出来事に過ぎな
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幻滅(2021年製作の映画)

4.0

19世紀のフランス。詩人を夢見る青年が貴族の人妻と共にパリに上京する。
その後、新聞社で働くことになるのだが・・・。
騙し騙され、裏切り合う主人公たちの駆け引きと当時のフランス社会をリアルに再現した衣
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.8

情報管理社会の悪夢を描いた今作。
題材がいかにもテリーギリアムらしい。
「ゼロの未来」にも似てる。
やや難解だが、ギリアムワールド全開の世界観を観ているだけでも楽しめる社会派映画だ。

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.0

人間の狂気をとことん掘り下げた作品。
終盤のディカプリオの狂気っぷりは少しばかりホラー映画を観ているようだった。
ただ、エンターテインメント要素が思っていたより無く、大きな展開もないため少し退屈でした
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.7

人間の欲とその罪深き醜さ、そしてその被害を受けた者は憎しみと復讐に燃える負の連鎖。
しかし、人間誰もが醜さに満ちている訳では無いと知る事が出来たなら・・・。
負の連鎖を断ち切ろうとする物語とそれとは裏
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ラストキング・オブ・スコットランド(2006年製作の映画)

3.6

軍事クーデターによってウガンダの大統領になったアミンの独裁者に変貌していく姿をスコットランドの青年医師の観点から描かれる。
前半の陽気っぷりと後半の精神的にも肉体的にも追い込んで来る残虐さ。
アミンの
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アウトフィット(2022年製作の映画)

4.6

1950年代のシカゴで仕立て屋を経営している主人公の店はギャングの拠点になっていた。
ある日、仲間内に密告者がいるという手紙と1本のテープが置かれてて・・・。
仕立て屋という密室で繰り広げられる密告者
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

5.0

亭主関白な上に束縛する夫を持つテルマと気丈なルイーズは気晴らしの旅に出るが途中で出会った男にレイプされかけたテルマをルイーズは思わず射殺してしまい逃走を余儀なくされる。
本当の自分って?
不幸の連鎖の
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ワイオミング州にあるブロークバック・マウンテン。
自然豊かで緑溢れるその壮大なる絶景は
まるで絵画のようで、そこは主人公2人にとって心の拠り所であった。
何故、人間は異性でないといけないのか?
誰が決
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.4

前半はほとんど何の展開もなく退屈だが全編を通して観ると恋や哀しみといったドラマティックな出来事を大きく取り上げること無く静かに、巨大スーパーマーケットの人間模様として描かれており良かった。
幾つかの美
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ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

5.0

まるで暴力に溢れ、野性に満ちた新たなキリストを描いたような素晴らしい傑作だ
主演のマッツ・ミケルセンの終始一言も喋らない役柄とその横にいる少年の関係性がまるで伝道者とその弟子、この殺戮とした現代社会に
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

5.0

ほんのり漂うSFの香りと淡く鮮やかな少年時代の輝きが心を満たしてくれる傑作。
スティーブン・キングが原作なだけあって穏やかな時間の中にバイオレンスな描写を含ませるなど彼らしい箇所が垣間見れる。
映画愛
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ディーバ デジタルリマスター版(1981年製作の映画)

5.0

なんて美しいんだ!!
青を基調とした芸術的なカメラワークと演出。
そこに絡み合うクライムサスペンス。
多少、強引な展開はあったが、ラストも含めて完璧です!!
これが、デビュー作なんてありえない!!
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コンカッション(2015年製作の映画)

5.0

フットボールというアメリカ最大の娯楽には大いなるデメリットがあった・・・。
CTスキャンにも映らなかった脳の異常。
かつては華々しく活躍していた選手を襲う地獄。
それを何としても認めようとしないNFL
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月影の下で(2019年製作の映画)

4.7

まずアイディアが面白い。
そしてとことん真相を突き止めようとする主人公は「ゾディアック」のジェイク・ギレンホールを彷彿とさせるキャラクターに思えた。
ストーリーも少しややこしいがSFスリラーでありなが
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.2

冷たくて凍えるような世界でもちょっとした優しさはある。
17歳とまだ若い少女が、一家の大黒柱として弟と妹、そして心を病んだ母親を養っていく。
忍耐強く力強い逞しさをメインに描いていて、そこは良いのだが
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2

作品全体としてはかなり良かったし、時折、映し出される絵画のように美しいシーンに魅了され良かった。
ただ、淡々と進んでいくストーリー展開は時折、退屈を感じてしまい残念でした。
ラストが印象的で物凄く良か
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

2.3

感動したとのレビューを見かけ、気になったので鑑賞。
ストーリーがシンプル過ぎるうえに無機質で淡々とした展開と空気感は感動出来ませんでした。
残念。

わたしは生きていける(2013年製作の映画)

4.6

戦時下を生き抜くという今作の題材は、今、ウクライナや、ガザで起こっている戦争にも通づるものがあると思うし、こういったタイミングだからこそ観るべき1作なのではないかと思いました。
まず、デイジーが従兄弟
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

5.0

冒頭の長回しにグッと心を掴まれ、アル・パチーノが出てきた辺りから、僕の心の中のジェットコースターは頂点へ‼️‼️
もう面白くて面白くて3時間30分あっという間でした‼️‼️
ただ、登場人物が多くて頭の
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

ザ・スミスの楽曲がふんだんに使われているかと思いきや、途切れ途切れちょこっと使われているだけだったのが残念。
ストーリーは超が付くほどクールでカッコ良く、なかなか面白かったです。

デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

殺人鬼のような狂気を纏った白人警官たちと被害者達の黒人青年たち。
そして、白人の供述だけ有利に取り扱われる不平等な法廷・・・。
キャスリン・ビグロー監督らしい徹底したリアリティと俳優陣たちの鬼気迫る演
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

巨匠フェリーニ自身の青春時代をノスタルジックに描いた作品。
前にウディ・アレンの「ラジオデイズ」を観た後に、某サイトのレビューで「「フェリーニのアマルコルド」のようだ」と書いてあるのを見てラジオデイズ
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