sawady6さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

4.0

ベニスに死すで抜擢されてからの翻弄以外も過酷な出来事を持つビョルンの半生を描くドキュメンタリー
彼の悲運に同情せざるを得ないと同時にベニスでは徹底的に廃除されていた彼の人間性と愛嬌を自然体で感じること
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.2

とりあえずビョルン・アンドレセン演じるタージオの説得力のある美少年の風貌に感服
ストイックに耽美を求める作風と魅力的な画は素晴らしいのだが、
その作風を建前に隠匿された舌舐めずりさえ感じる生々しく淫猥
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ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

4.1

5分に一度は別のオカルト現象が起きるオカルト村でその原因を探る作品
理屈での説明が皆無なのでひたすらに現象に翻弄される村人気分を味わえるぞw
何の解決もしていないと思うが満足気に次の村へと向かう主人公
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

2.7

見所としていたグロゴア、脚本や恐怖表現どれか一つでも秀でていればギャップ効果で最後の展開も楽しめたかもしれんが、
全編ふわふわしてるとただ単にイタさが前に出ている様に感じゲンナリしたぞw
ボーイッシュ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.3

試写で見てた
個人的にネガティブなシーンの演技が抜群だと思っている小松菜奈が映えているのはいいが、
悲哀の場面の緊張に尽く水を差す音量大の劇伴がかなり厄介でその度に映画から引き戻される
各キャラの生活
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エクストロ(1983年製作の映画)

3.8

個人的にこういう無邪気なホラーが一番怖いと思っているので、幼少時に視聴していれば恐らくはトラウマに、
思春期に視聴していればヘアまで見せるサービスカットに恐らくはズリネタに
少し大人な要素からの背徳感
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

秘密の正体は大したことなく何時ものダンブルドアチックな展開だけど、3作の中で一番見応えあり
マッツのグリンデルバルドの方が理知的な印象受けるので政治劇が絡む今作との相性はよかったと思うぞw

6部作の
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アメリカン・マミー アステカの生贄(2014年製作の映画)

2.3

ミイラは最後まで結局出なかったけど、ラスト20分ではらわたよろしくコメディスラッシャーになって少し元気が出るぞw
只最初の60分は苦痛そのものだし、配給のせいではあるけど作りこんでそうな肝心のゴアがモ
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

4.8

前半の閉鎖空間でのスリラーも上手いがエンジンがかかり始めてからの勢いが本当に凄まじい
グレムリンが出るという予告のトンデモさよりも、それを打ち消す程の飛行機内の大立ち回りや最終決戦の演出の潔さに思わ
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ライフ(2017年製作の映画)

3.7

エイリアンのカルビン君がいくら賢いからって初っ端の工具抱えて手袋破るのは人間臭くて笑っちゃったけど、それ以外は凄く真っ当過ぎるエイリアン派生作品だった

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

2.0

予算不足や技術不足、センス不足で笑えるのと違って端からふざけることメインにやっちゃってる痛い映画
終盤の弟のくだりが無ければ危ない所だった...
Z級映画フォロワー映画とでもいうべき作品だと思う

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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

ジャッロかなと思った序盤からサスペンスとギャグの瀬戸際の塩梅が絶妙で娯楽カルト作として楽しんでたら、
ラストの求める者同士の理解と共生で不覚にも感動してしまったのでわしの負けです

エモーショナルな衝
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アネット(2021年製作の映画)

3.6

予告の躍動感を期待して見に行ったらかなりねちっこい寓話だったけど嫌いじゃない
随所に挿し込まれるスケッチ地味たショートミュージカルは監督のやりたいことを赴くままにやってるように見えて好きだぞw

アネ
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.0

魔法界の広さを感じ取らせずネチネチとした人間模様を主軸繰り広げるのはハリポタ後期と変わらず
6部作というのが事前に決まってるせいか話の歩みの遅さも目立つ上にダンブルドアの秘密主義さえなければ今回の話丸
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.4

村が主題なのに村行ってからの方がつまんないのは駄目だろ、な初代村シリーズ 結局血筋だとか出身に落ち着いちゃうのはテーマの性なんだろうな
樹海と牛首でちゃんと諸々進化してたんだなと続編の評価がちょっと
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モービウス(2022年製作の映画)

2.4

シーンの合間合間のドラマが抜け落ちていて筋書きが薄っぺらく面白くない上に盛り上がらない
血が題材の癖にグロも怪奇要素も無く、挙句の果てにエンドクレジットすら整合性に欠ける
マット・スミスは思ったよりも
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スピリットウォーカー(2020年製作の映画)

3.8

定時に身体が人と移り変わる記憶喪失の男が自分を探すクライムアクション
主人公の主観で翻弄する様を体感できるのは見応えがあり、格闘シーンもキレありで楽しめる
カタコト日本語に字幕を付けたのは配給のナイス
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カンフーくん(2007年製作の映画)

1.1

監督の肩書がCGクリエイターなので基本的に稚拙なCGの博覧会
シーンからシーンへの移動の脈絡の無さとウケ狙いの寒さに頭痛と多少の吐き気を感じたぞw
小学生役の矢口真里がキチぃ!グレイト!

ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

4.2

前作の楽しさは据え置きにスケール感はしっかりとアップし、新キャラのナックルズと取り分けテイルスが可愛いのでケモナー大国アメリカ市場で突沸したのも納得
キャラモノで吹替が違和感無いのは良い監修の証

クレイジー・ワールド(2019年製作の映画)

3.4

ウガンダ印の楽しい映画製作が伝わるお馬鹿作品ながら、テーマの児童誘拐の存在のナチュラルさに一抹の恐怖を覚える内容
活弁師?の台詞は全訳表示されてた方がワチャワチャ感が更にupしそうなのがちょっと勿体な
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ウルトラマントリガー エピソードZ(2022年製作の映画)

2.3

ビックリする程見所と本編にあった外連味さえ無くなって退屈極まりないつまんなさ
初手スマイルとイーヴィルトリガーの強化体のしょぼさに笑えたけどそれ以外は何も...

セレブロ絡んだ話が面白い試し無いんで
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バッド・ブラック(2016年製作の映画)

3.9

プロットがクレイジー~よりもしっかりとアクションサスペンスしてるので見やすい上に、ウガンダジョークもキレがあって面白い
路上生活児童の困窮が主題でもあるのでそのふざけた表面の印象とは別にいたたまれない
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.3

過密極まる設定の羅列に監督色のスパイスを加えることで見やすい作品に仕立て上げられているのは流石
しかし独特の演出の余韻を感じさせる間もないせせこましさを物凄く感じたので、後5分でいいから遊びの時間が欲
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

2.6

話の流れが所謂ループものになる後半はまだしも、原作の要素を多分拾ってるんだろうけど未読だと掴み所の無いキャラの連続登場でしかない中盤までがきついぞ
ついでにコスプレ感も全体的にきつめだ

基本ダイジェ
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誰がキャプテン・アレックスを殺したか(2010年製作の映画)

3.8

ワカリウッドの処女作
冒頭の次の作品を作るために原版を削除しちゃったのでDVD画質だけど許せというテロップだけでもう満足してしまう
本編自体はちゃんと作ろうとしてるだけにVJエミーの解説付きじゃなかっ
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ネオ・ウルトラQ(2014年製作の映画)

2.4

特撮は総じて低予算ながら工夫されていて見応えがあるのだが、
エピソードの善し悪しが監督別にはっきりと分かれていて各人で感想を分けるのが妥当だとさえ感じた
個性を発揮できなかったメインキャラ陣はいない方
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トップガン(1986年製作の映画)

3.3

若き天才故の高慢と挫折からの復活を描くド王道すぎる筋書きで嫌味こそないが、冷戦当時のプロパガンダとしての側面はひしと感じる
実機を用いた撮影は迫力満点だけど主人公機のF-14の機影の判別ができないと中
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.1

予告の如何にもカジュアル層向けのキツさは釣りで真っ当にアニメ製作現場をエンタメとして表現し造り手の熱を感じさせてくれる内容
2つのアニメの覇権争いを視覚的に簡潔に表しているのもスッキリとしていて見や
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.7

外国にルーツを持つというだけで考えを抑制されナチュラルな差別を受ける、
その上親世代とも折り合いがつかない実情を実直に共感出来るよう描かれていて見ている間思わず力がこもった
ポーイフレンドの返しが一々
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.0

最近は見ない活発な真理子や歴代キャラが出たりとファン映画としては成り立っているが、展開が冗長で推理も面白くなくサスペンス映画としてはとても褒められた出来ではない
まさしく清水の舞台から飛び降りる演出は
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ハイテンション(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

田舎の友人の家にて偶々現れた残忍すぎる殺人鬼から逃げ惑う若い女性を兎に角エグくグロい展開で描くので非常に息が詰まる
ゴア描写もピカイチで流石アレクサンドル・アジャ

主人公に降りかかる息が詰まる展開が
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鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成(2022年製作の映画)

3.9

過密極めに極め矢継ぎ早にキャラと展開をブチ込み完結させる怒涛の142分
前編と同じで稚拙な場面は無いことは無いがふと目を離せば次の展開に進んでるので最早気にならない

エンタメとしての濃度が高く楽しめ
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UFO真相検証ファイル Part2 衝撃!カメラに映った宇宙人たち(2019年製作の映画)

1.5

メキシコの名物司会者?の紹介(冒頭12分)から始まり延々とその人が有名な宇宙人動画について語るだけの110分
宇宙人の実在証明をするでなく、何故いないと決めつける!と立腹するだけなんでアンビリーバボー
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狼よさらば(1974年製作の映画)

3.5

強盗に家族を奪われたブロンソンが銃の短絡的な暴力の快楽に呑まれ夜な夜な強盗に出会い頭弾をぶっ込む
その野蛮さを主張する場面が多く反自警的な要素も含んでいるのに主人公が代償を払うことなく放免される展開が
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クラウディ・マウンテン(2021年製作の映画)

3.5

おとんが落ちていく所とか幾多の感動シーンがマジすぎたり一々どこか抜けてたりで笑えてしまう中国災害物らしさ溢れる体制寄りの一品
土砂災害シーンは圧巻なのだが洞窟パートが長いのがダレるポイント
EDの新旧
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TOP GUY トップガイ(2015年製作の映画)

3.3

邦題はこんなだが純度の高い青春ラブロマンスなのでスクランブル発進をまだかまだかと待ってたわしには合わず
2.5hの長尺ながらじっくり2hはロマンスで取るのでそちらがメインの人には良質な映画のはずだぞw
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