リプリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

謎が謎を呼ぶ展開(的なコピーが似合う展開)、ヒロイックな主人公とヒロイン、派手なアクション、そしてどんでん返し…と何だか懐かしさすら感じるハリウッド製サスペンスアクション映画だな、という感想。
中学生
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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

4.1

とにかく映画的な技法がここぞとばかりに詰め込まれていて、それだけで飽きない。
モノクロとカラーが画面内で入り混じったり、シームレスに変わったりするのだが、カラーになる場面でハッと虚をつかれたり、グッと
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

IMAXレーザー字幕版にて。
ひと言でいうなら変な映画見たな…という感想。
ギャレス・エドワーズさんの日本(アジア)愛、時代劇愛、SF愛なんかが炸裂してる作品で、巨大な地下基地だったり、黒澤映画的な農
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

キラーズオブザフラワームーンを見て、スコセッシ作品をもう少し接種したいと思い再鑑賞(久しぶりだがこれで5回目くらい)。
最初見たときは、大好きだった「インファナル・アフェア」のリメイクという頭があった
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インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.8

霊能者エリーズを主役に据えた〈序章〉と〈最終章〉とはまた別、というか本丸である〈第二章〉の続編。
監督は主演のパトリック・ウィルソンなものの脚本にはリー・ワネルが参加し、ジェームズ・ワンもプロデューサ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.3

公開初日のレイトショーにて。

結構前からディカプリオが原作の映画化権を買ってスコセッシ監督、デ・ニーロ共演で映像化なんてニュースを見ていた気はするが、ここまでの超大作になったとは…。
予告編程度の情
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.9

もはや惰性で見ているシリーズではあるのだが毎回それなりに面白いんだから困ったものだと思う。
特に本作は手数(ジャンプスケアの数)の多さでいえばシリーズ随一レベルではないだろうか。
とにかく本作の登場人
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.8

この凄まじさは見た人にしか分からない。
映画の内幕がある種カオスなのはそれこそ「アメリカの夜」なんかでも一緒な部分はあるがそこはギャスパー・ノエ監督。
画面が二分割になり、ものすごい情報量。新人のくせ
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エピデミック〜伝染病(1987年製作の映画)

3.6

遅れてラース・フォン・トリアーのレトロスペクティブをしようと思い鑑賞。
しかし、やはり世評の高いエレメント・オブ・クライムや、ヨーロッパから見るべきだったと後悔。
感染症が広がる現実と、エピデミックと
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ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

3.5

絶賛白石監督にハマっている知人に合わせて再鑑賞。
フェイクドキュメンタリー風だが、アッパーな感じではなく、アンモラルで、露悪的な方の白石作品。
つまらなくはないが続けて見ているとまた同じようなことをや
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.8

シリーズの中で一番短く、お話的にも単純明快。マッコールさんは相変わらず強すぎで敵がどれだけ多くても組織的でも危うさはゼロ。
何せアバンタイトルであれだけの強さを見せつけるもんだからこちらも安心して見れ
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ミュータント・タートルズ -TMNT-(2007年製作の映画)

3.5

見たことがあるような気がしていたが初見だった(いや、でもクライマックスなんかは見覚えがあるような…)。

シュレッダー亡きあと、一人修行に出ていたレオナルドが戻ってくるがすでにかつての絆はなくなってい
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.5

配信に転がっていたので久しぶりの再見。
タランティーノに対して微妙な苦手意識(とまではいかないが)を持ったきっかけとなった作品、のように記憶はしていたが、見返すと結構サクサクお話が進んで面白かった。
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.5

ドルビーシネマ字幕版にて。

「お前ならできる」
「夢は叶うと証明した」
こんなベタベタなセリフで泣かされるとは…。
レースシーンの度に手に汗を握りながら画面を見つめ、主人公の勝利シーンでは思わず小さ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.6

映画のタイトルは、映画の内容をしっかりと表している(内容を想像できるもの)にするべき、なんてことを確か高橋ヨシキさんが言っていたと思うが、本作はまさにそれで、コカインを吸ったクマが大暴れする話。
モン
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メランコリア(2011年製作の映画)

4.0

レトロスペクティブは、時間が合わずまったく観に行けなかったので、U-NEXTでの配信は嬉しい限り。さすがU-NEXT!

そんな訳で早速メランコリアを鑑賞。
俗に言う鬱3部作の2作目だが、アンチクライ
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ライズ・オブ・ミュータント・タートルズ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.8

基本は子ども向けアニメであるのだが、これがなかなか面白かった。
レオナルドが調子こき野郎というキャラ設定もこういう話にするならアリ。というかラファエロとの関係はアツい。
最後までハラハラさせられるし、
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ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>(2015年製作の映画)

3.7

タートルズをもう少し接種したくて再鑑賞。
まあ、これはこれで…という感じなのだが、初めて見たときは、グルグル回って見づらいアクションとこの手のハリウッド大作お得意のクライマックス(大きな装置を2箇所か
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.1

レオナルド、ラファエル、ミケランジェロ、ドナテロ、このタートルズがとにかく可愛い、最高にキュートだ。
マイケル・ベイ制作版の2作にはなかった、タートルズ本来のポテンシャルを最大限に生かしていると思う。
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

初日のレイトショーとあってか、結構入っていた。
3時間近い上映時間に見る前は少し怖気付いたが、その長さはあまり感じなかった。
相変わらずやってることは凄まじい。
殺戮が行われるシチュエーションも多種多
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.5

初見のときには1の方が楽しく、2は痛々しいイメージだったが、とんでもなかった。
もちろん肉体的に痛い描写は出てくるし、精神的にもベビーベッドを前にうずくまるシーンなどは胸が締め付けられる思いだったが、
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.0

ついに見てきた、コワすぎ最新作!
シリーズを復習する必要はないが、少なくもこのテンションや雰囲気、楽しみ方を知らないとさぞかし面食らうだろう。
そして久しぶりの劇場版はものすごくパワーアップしている。
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.3

こちらはかなり久しぶりの再鑑賞。
劇場ではなく、DVDを新作でレンタルした記憶がある。当時はテンポよくて何かするする見れてしまったなという所感だったが、今回見直すとべらぼうに面白かった。
ニンフォマニ
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.8

セックス中に子どもが自宅の窓から転落ししてしまうという展開を予告を初めて見たとき「なんて鬼畜なことを考えるんだ」と衝撃を受けてしまい、本編は見る気が起きなかった。
でも、「キングダムシリーズ」を通して
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.0

シリーズの中で異色作だと思う。
なにせ投稿映像が最初の30分で、これがまた変な内容なのだ。
無職で、実家暮らしで、女性経験ゼロ。かわいい女の子に出会い「好き」でも「付き合ってほしい」ではなく、「近づき
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.7

最終章でまあ色々あって超コワすぎ。
題材はコックリさんとこらまたド直帰。
仕切り直しで、これまでと変えたい意図は分かるが少し投稿映像が長いかな。
面白かったけど。

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.5

ドルビーシネマ3D字幕版にて。
「そんな凝った上映形式じゃなくてもいいんだけどな…高いし…」なんて思っていたが、予告編にも出てくるティラノサウルスがメグにカブりといかれるシーンで水しぶきが飛び出してき
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.8

記録漏れをしていたがキチンと見ました最終章。
田代(白石)監督大奮闘。
一見して関係のない行動が別世界の因果に結びついているという考えは何かで見たり聞いたりしたことはあるアイデアな気もするが、その行動
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.0

登場人物も過去作を連想させれるもので、キャストや名前も一緒だったりするから(ただしこれは、ユニバース的なものではなく、手塚治虫漫画的スター制度に近いと思う)ファンならニヤリとせざる得ない。クリーチャー>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.0

そして来ました劇場版!
フェイクドキュメンタリーの体裁でここまでやるのか、やっていいのか、と初めて見たときは大変驚いた。
個人的には鬼神兵のフッテージは、下手な大作よりも気味が悪くなかなかの迫力。
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.8

File4の衝撃の内容を受けての新作。
単なる劇場版の前置きにならず、シリーズ史上最も激しい除霊シーン。市川さんの怪演で見せてくれるし、これはこれで一応完結を見せる。
「映画を撮るぞ!」という言葉で幕
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

キャリア(作品数)が多い監督の入門編として何を勧めるか……それは最新作だ!という意見を聞いて、なるほどと思ったがこれまたそれを裏付ける作品に出会ってしまった。

とは言え確かにここまで肉体をテーマにし
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

4.1

シリーズの中ではトップクラスにドラマチックな本作。
シリーズのターニングポイントとも言うべき時空の描写が出てきて、廊下を走りながら昼夜をぐるぐると彷徨うシーンは初めて見たときは驚いたものだ。
さて、数
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.8

復習。
初回のときはいまいちな印象だったが、見返すと結構楽しかった。
ラストの池に浮かぶアレとかたまらないものがある。
水生生物のくせにやたら陸でも強いカッパはご愛嬌。陰陽道を極めたおじさんは、白石監
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.8

記録漏れ。
劇場版に向けて復習中。
序盤まではいまいち思い出せなかったが、スカイツリーのあたりでようやく思い出した。
露骨なラブシーン含め、とにかく見せるサービス精神が白石監督らしいな、と。

ブギーマン(2023年製作の映画)

3.8

もともと配信スルーだった予定が、試写での評判がよく劇場公開されたという本作。
まあ確かに怖い。と言っても一過性のものだがこの手のジャンルムービーとしては手堅い出来だと思う。
というか、暗闇をあんなふう
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