悠真さんの映画レビュー・感想・評価

悠真

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人生はわれらのもの(1936年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー的な撮り方じゃなくて、古い映画的な撮り方をしているから観ていて楽しい

後半はネオレアリズモみたいなストーリーで面白い(フランスだけど)

肉体の冠(1951年製作の映画)

4.7

フランスのノワールらしく泥臭くてクール

タイトルのせいで陳腐なファムファタールものだと思ったら傑作中の傑作だった

スピーディーな展開ではあるけれど、ダサくなくて一つ一つのシーンが丁寧で良い
ずっと
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歓喜に向って(1950年製作の映画)

3.4

他のベルイマンよりも衝撃が小さい
ちょっと古臭さもある

良いシーンがないわけではないけど、他のベルイマンよりも明確に良くない

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.9

バイクで凧揚げされた人がウォーマシンに爆弾投げるところが一番いい

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

超面白かった!

ただこの映画自体をフルで2回目観ることはないし、自分が低予算映画が好きだということも改めてわかった

続編はとても楽しみ、明日

道化師の夜(1953年製作の映画)

4.4

この映画のよくないところはBGMがダサいところ
BGMがなかったら良いのにってシーンが多すぎるし、曲自体も昔の映画用フリー音源みたいに感じてダサい
あと全体のストーリーも酷くはないけど、他のベルイマン
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1860(原題)(1933年製作の映画)

-

ほぼ知らない単語と長すぎる人名で構成されてた
細かいストーリーは殆どスルーして観た

ネオレアリズモの先駆けってアマプラに書いてあるけど、構図は日本の映画に似てると思ったところもあった
迫力があるのか
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愛欲の港(1948年製作の映画)

4.4

面白ーーい!

50年代ベルイマンも良いけど、初期ベルイマンは特別映画好きじゃなくても楽しめるような魅力に溢れている(でも商業的ではないヨ)

もちろんカメラもかっこいいけど、そういうことじゃなくてス
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渇望(1949年製作の映画)

5.0

信じられないほどの傑作
ゴダールの映画観た後くらい満足感がある(小さな兵隊、女と男のいる舗道を観た後の感動にも似ている)

散らかってるドロドロめな恋愛の話だけど、登場人物がカラッとしているクールな雰
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黄金時代(1930年製作の映画)

2.2

比喩的な映像、動かないショットがコロコロ変わる、説明的で長い文章
すごく文学的な映画でかっこよくない(映画的じゃない)

例えば、罪人が虫を踏むシーンではカットを変えて踏む時の足元を上から撮っている
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昼顔(1967年製作の映画)

4.3

最初の導入は古臭い遠くからのカメラがメインで男女のゴタゴタを描く恋愛映画を予感させる
でもある時点からカメラが近くなって急に没入度が上がり主人公の目線で緊張感のある映像になる
サスペンス度がちょうどい
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夜の人々(1948年製作の映画)

4.3

ボニーとクライドの話を元にしている点で「俺たちに明日はない」と共通しているところがややある
「俺たちに明日はない」はアメリカンニューシネマな傑作だったけど、これは最高の恋愛映画

犯罪シーンよりもただ
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.4

タイトルがカッコ良すぎる、タイトル負けしている
こういう若者の葛藤を不良のプライドと直結させて表現するのはクールじゃない

主人公だけ赤いジャケット着てて目立つようにしてる感じとかが商業的に感じる
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子供たちは見ている(1942年製作の映画)

4.0

映画撮るのうますぎるのと、子供の演技がうますぎて、きつい

シャルロットとジュール(1958年製作の映画)

5.0

自主制作っぽい映画は全部これでいいと思う

小さな兵隊の一番いいシーンのより良いバージョンだけみたいな短編

水の話(1958年製作の映画)

4.4

ゴダールのインタビューを読んだ時と同じ感覚になった

生活の設計(1933年製作の映画)

3.7

3つ面白いシーンがあった
それ以外はなんか平凡
面白くないわけじゃない

野いちご(1957年製作の映画)

4.6

コントラストの強さ、沈黙の力強さ、顔のアップ全部かっこいい
イレーザーヘッド的な面白さもありつつ、小さな兵隊のかっこよさもある

もう何回か観て、ちゃんと感想書きたい

忘れられた人々(1950年製作の映画)

3.4

こういう映画好き
でも、この登場人物に共感してほしいとかそういう意図が強過ぎて、単純には楽しめなかった。いろんな立場のキャラクターに共感して、やるせなくなったり、悲しくなったり、感情は動いたが、わざと
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処女の泉(1960年製作の映画)

3.9

終盤が強烈で、キリスト教的な世界観を導入しているだけではなく、一石を投じるテーマになっている。

好きな映画とかにはならないけど、とにかく印象的。特に演技がすごい

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.8

他のウェスの映画みたいな強引さ、あえて違和感を出してる感じ、がなくて観てて楽しい

3回くらい遠目からズームになる古臭いカットが出てきて、ウェスっぽくはないかもだけど、かっこよくて印象的
最後の方の引
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競泳選手ジャン・タリス(1931年製作の映画)

4.1

こんなに短い映像にすら強い個性がある
ヒッチコックくらい評価されるべきじやないか!って思ったけど、ジャンヴィゴの映画長編1個と短編3個しか残ってなかった
職人的にいっぱい作ってそうなのに

ニースについて(1930年製作の映画)

4.6

映像のコラージュ感のある映画なのに、アート的ではなくて、スケートボード動画のようなかっこよさがある
上に向けて地面にカメラを置いた画角や手持ちで動いているカメラ、遠くや上からの固定された画角、街の人を
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第七の封印(1956年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

形而上のものを視覚的に表しつつ、ヨーロッパ田舎恋愛要素ありコメディ映画としても面白い
思っていたよりも重たい映画じゃなかった

一つのカットで動きがあんまりないのが残念
古臭いカットもないわけではない
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デス・レース2000年(1975年製作の映画)

5.0

ずっとニヤニヤしながら観ちゃった
最高の映画の一つ

わざとらしさが、ストーリーとマッチしていて完璧
極端な接写、似たような構図でカットをつなげる、スピード感を出すための一人称、色味、お色気シーン等
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

4.5

ストーリーが面白すぎる、すごく映画的
あと、殆どのシーケンスが見返したくなるような名シーンに見える

序盤のテンポの良さと視覚的な面白さも最高

後半は、(この映画がナレーション多めなのもあってか、)
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不良少女モニカ(1952年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ気狂いピエロ
不良少女モニカ+気狂いピエロ(原作)=気狂いピエロ(映画)って感じ

気狂いピエロの方がBGMの使い方が効果的で印象的だけど、この映画も気狂いピエロくらいの実験的で革命的なショッ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.1

想像できないほどの非映画的で前衛的な実験をしているのにSF映画として面白いことがすごい
自分はゴダール信者だから、映画は1秒に24回の真実という考え方が好きだけど、それを超越してきた
衝撃

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

4.6

ユロものやアデューフィリピーヌなどと同じような面白さを感じた
目的がない(登場人物の目的がわからない)前半の方が面白い
昨日観た同じ監督のアタラント号もとても面白く、それも最後の方になるまで目的がない
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アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

5.0

圧倒的最高傑作

これ観たことない人危機感持った方がいい