くじらさんの映画レビュー・感想・評価

くじら

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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.7

いい!
今までの謎が集結してゆくストーリー展開も、工藤自身にフォーカスしていく深度も、どれも「劇場版」らしいドラマティックさ。

英語表記にも意味あったのめっちゃ笑っちゃった。

あと大胆な編集が多く
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.1

ヴー……面通しのシーン格好良かった。

やっぱ伏線って物語をつまらなくしないか!?!?
バイブスでうまれゆく関係性に「然り」と言い続けていたい……

我々はパズルのピースではない……

みたいな気持ち
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.4

面白かった!

正しい物言いは一切無用。
小粒かつエキセントリック、でもキュートでポップなメタ・ヒーローアクション。

更生したはずの妻が再び悪の道に引き摺られて行ってしまったことをきっかけに、ナード
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デス・ボウリング 真夜中の惨劇(2024年製作の映画)

2.3

ずっと「あぁ、もう少し面白くなりそう……」の気持ちが抜けないまま終わってしまった、恐怖のボウリング場だった……

ボウリングを使ったキルなんかはやっぱ見れて良かったなぁと思うけど、主要人物以外の退場が
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テレフォン(1977年製作の映画)

4.3

ぎゃーー!
面白すぎる!!!!

「催眠薬物により自爆兵器となった自分」を忘れ、戦後の敵国で穏やかに暮らす人々を《電話》で次々に呼び覚ます謎の人物がいた。

それを追いかける主人公と女スパイの運命とは
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

超絶面白かった脱獄映画の金字塔!!

もーー最後はドキドキしすぎてまともに見れなかった……これが100分代!?最高の映画体験。

初っ端から主人公(イーストウッド)の実直なおケツがあらわになり、すでに
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.5

これまでと劇場版をつなぐ、正しく「序章」の激アツ回でした!!

ここまで書かれた市川と工藤の関係を持って背負い投げしてくる感じのアツいシナリオがいい。

何となくだんだん工藤のイノセントな目つきがクセ
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狩人の夜(1955年製作の映画)

4.5

号泣。
こんなに美しくてまっすぐでたまるかよ…

セクシーで癇癪の緩急がショッキングかつ魅力的な犯罪者と、運命に翻弄される兄妹の話。

と、綺麗にまとめてしまうと本当にダメだ。なんだ、何で言えばいい。
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

いや〜〜〜サム・ライミ浴び浴びタイムが始まっちゃってるよ……
本当に面白いね〜〜

子供時代以来の再視聴。すごく貴重な幼少体験をしていたんだと思い知る。

こんなに説明的すぎずにヒーローの誕生を映画に
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

4.5

やば!!!!
面白すぎる!!!!!!

1のステージを丸ごと引き継いで、「死霊がバトルを観戦する」「死霊視点の走るカメラ」等のかなり面白かったギミックもそのまま持ってきて、辿り着いたのが
【正統派ダー
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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

3.5

えーー!面白い!

ちゃんと1を超える美術を見せてくるのかよ……
コンセプトを保つパワーは薄まったかもしれないけど、その分オリジンでは見られなかった方向性の美術が充満している、嬉しい。

そして腐った
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.7

うわーー!いいねいいね。
まさにエログロ!80年代のパワーを感じるセクシーさ漂う映画。

ピンベッドちゃま、あんま出ないじゃん!
何も情報知らなかったからあの人たちがいっぱい悪さするんかと思ったら、彼
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ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.4

なんてこった!
熱と埃と無知な島国根性と、終わらないジャズとダンスと舶来の楽器。

レイヤーが違う部分では戦争で人が死に明治になり、それでも踊り続ける、どれだけハッピーにいたらいいんだ、と叫ぶくらい最
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

3.7

えーー!!
今までも怖かったけど1番怖かった!
面白かった!!!

今までは視聴者投稿のモキュメンタリーに肉付けしていたけど、ここからは「物語をやるよ」という意気込みを感じる。

トイレの花子さんを主
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.1

前半の「あっ、こういう緊張と緩和ってそんな好きじゃないかも」感がある、ユーモアがないと厳しい。

なんか喋っちゃいけないのに喋りたすぎてイロモネアのサイレントみたいになっちゃってるシーンが多々あったの
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

公開当初、映画館で見て以来の再視聴。
なぜこんな久々に見たかって、やっぱ劇場の爆音で見た経験を超えられないだろうと確信していたから。

確かに映画館で見たあの夜は唯一無二だが、「今この最高のプレイリス
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

3.5

埃にまみれたジュークボックスがじっと佇み、気まぐれに鳴り始めてみたような、静かなドラマを描写してくれる嬉しさ。

タル・ベーラの「私の集中力を超えて撮られ続ける長回し」を初めて浴び、圧巻。

連続する
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

4.3

本当に見て良かったと思う。
生きて進み、至る物語。

陳腐な表現しかできないのが苦しいが、「もう進まないでくれ」と祈りながら見るしかなかった。クミコは前に進み続けてしまうから。

主人公クミコが、「あ
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.5

かなり面白かった〜〜!

人間は何を超えられ何を超えられないかを問うSF映画の金字塔。

原子力・夢と無意識と理性の要素!
まさに当時のトレンディな価値観を抱える最先端ムービーな雰囲気。

キャラクタ
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名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

3.3

ゴシックなロケーションと出自豊かな登場人物、クラシックながらウキウキする謎解きの方式、雰囲気が良くて楽しく見れた。

なんかマリオ・パーヴァの『処刑男爵』みたいで良かった。

爆風の中の対話と、最後少
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.3

神谷さんかっけえ〜

初コナン映画。机上で組み上げていくような遊びのある構造とドラマチックなアニメーションがいい。

最後まで人間の選択が一辺倒にならない状態を見せてくれてありがたい。

地球の静止する日(1951年製作の映画)

3.7

おい!割と大好きな映画になった!

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人々の「恐怖」が「理性」に勝ることが恐ろしい
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この時代にありがちな戦争を受けてのSFムービーだが、陳腐で何も言えてないような映画もある
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.4

完全に偏ったオタクなんだけど、
工藤の一張羅のデザイン、領域を張って待つ、あたりが呪術廻戦の呪術師観と重なって良かった。

楽しかった〜〜白石映画の若者はいつも馬鹿にされていなくて好きだよ。

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

2.5

お!全然好きじゃなかった!

最後の説教で「なんとなく納得してください」は流石に無理がある。

「色んなシーンがこの世にはあるけど、信心や絆には限界があり、あるべき場所に戻り、失うべきものは失われるよ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.5

逆にいつ見れば良いかわかってなかったコワすぎ!シリーズをやっと見始める。

最新映画だけ先に見ちゃった❣️
ちゃんと怖くて良かった〜〜……

ちゃんと怖いし、ぐだぐだする会話は白石のいつも通りで有り難
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

知人から前評判で

「面白さ80点なんだけど、120点いけるか!?と思ったら80点だった感じ」

って言われてて、ほんとにその通りかも!ってなった。

面白かったけどね!

てっきりゴシックな核家族ホ
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.6

人生で初めて「ホラーが面白い」と思ったのは実は死霊館シリーズ(それまでホラーをまともに見たことなかった)で、やっぱりアナベルの顔を見ると「怖すぎて逆に笑える」みたいななぞの現象は未だ健在で、それがとっ>>続きを読む

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

4.1

最高すぎる!

アメリカの権力者のことを嫌いすぎるティム・バートンが大枚はたいて作った珠玉の皮肉ホラーコメディ。そんなのつまらないわけない。

こんなに下らないのに、ショットがキマる瞬間が多すぎるし面
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フューリーズ 復讐の女神(2019年製作の映画)

2.7

「殺してくるキラー」と「殺してこないキラー」がいる、女たちだけがターゲットのデスゲーム!!デス恋愛リアリティショー。

細かい描写はとても丁寧で良かったし、キルキマってた。
砂浜の遠景ショットなんてめ
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マングラー(1995年製作の映画)

4.0

うわ〜〜〜〜〜名作すぎてひっくり返った。

グロマシーン映画ビバ‼️のつもりで気軽に見たら、「街と人生」の映画だった。

トビーの中でもかなり好きかも。「悪魔のいけにえ」超えたかも。

ある種の「不思
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デビルズ・メタル(2015年製作の映画)

3.7

最高最高!!!
これでこそだよ、大好き。

「デスメタルはいずれ悪魔にも効く」

最高のチェリーボーイ音楽映画で戸惑った。やはり『ガンズ・アキンボ』の監督、強い。

ストーリーの煌めきと、しっかり直接
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.2

最高最高最高最高!!!

なんか最早「青春の思い出?」って思うくらい煌めいているカーペンター映画だった。かなり好きかも。

笑えるところも多いし、"彼ら"たちの影が忍び寄るカメラワークも素晴らしい。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

ハッピーエンドの映画って、できるだけそのハッピーに圧倒的な背負い投げをされるような話が好き。
どんでん返しって意味じゃなく、「終わり」の説得力が、その他の論理を超える気持ちよさ。

これはデルトロとか
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呪術召喚/カンディシャ(2020年製作の映画)

3.3

フランスの若者たちによる「ひょんなことから領域展開に巻き込まれる、もう一つの呪術廻戦」

クリーチャー(カンディシャ)のデザインとキル方法がめちゃくちゃセクシーで素直に興奮モノ。

ケモ属性、巨大化、
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.5

「メッセージ性の強いホラー映画が主流の今だからこそ、内容のないスラッシャーホラーを撮りたいのです」

が画面を覆い尽くす、多幸感たっぷりの落語スリラー👻

ウェス・クレイヴンに捧げるシリーズ5作目。や
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黄龍の村(2021年製作の映画)

2.8

話題になってたから見た。

別にそんな特筆すべきことが「ふしぎな村ホラー」内には全くない。とにかく笑いのセンスが合わね〜。

戦いはサブミッションやらカンフースタイルやらやたら豪華でいい。

因習村見
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