松永恭昭さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

松永恭昭

松永恭昭

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ゾディアック(2006年製作の映画)

4.0

実際の事件ということで、あまり知らずに見たので、ワクドキしながら見ました。

フィンチャー作品の事件ものらいく、そこいる?って所までびっちり描いておりました。

ちよっと終わり方はもやもや? 

運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.4

最初は甘いラブコメかと思わせてからの怒涛のどんでん返しラッシュにクラクラするほどやられました。これはすごい!

内田けんじ作品は、やはりこの脚本のすごさがぴか一です。

それにしても鍵泥棒からもう10
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カミュなんて知らない(2005年製作の映画)

3.3

ヘビィな劇中劇と対比してなのか、どーでもいい大学生のセイシュンとおっさんの失恋がとりまいてて、全く興味がもてない時間が長く続いた。

まあ、純粋に面白くなかった

黒木メイサ(新人)の棒演技してる所が
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fOUL(2021年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーというよりは、ほぼライブのベスト盤みたいな感じ。

FOULは、聞いてはいたのもも、そこまで追いかけてなかったので、ライブをじっくり見たのははじめて。

熱いライブシーンの後に、現在に
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ナニー(2022年製作の映画)

3.8

最後の方は面白く見れたが、かなり後半に入るまで、なにか起きそうで何も起きないの連続で、どう見ていいのか考えることが多々あった。

構成上そうならざるをえないのかもしれないが、ちよっとが見せ方が違ったら
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パス・オーバー(2018年製作の映画)

3.8

ゴトーを待ちながらを、現代アメリカに翻案した感じかな?

内容としては黒人差別をもとにした、メッセージ強めな感じ。

ゴトーは好きなので、ちょっと、趣味には合わなかった。

ゴトーが、待つ話なら、これ
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ミスター・ドレスアップ ~ごっこ遊びの魔法~(2023年製作の映画)

3.5

あまりに知らないすごい人の苦労話。

すごいなーとは思いましたが、これは、何も知らずに観たほうが悪かった。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

面白い設定ながら、途中まで、
おや? のび太的なおわり方かしら、こち亀かしら?大丈夫かしらん?
と想っていたが、さすがの英米文学的なシャレオツ。
展開は裏切らずに、途中の抑圧された展開からは信じられな
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.8

黒人の公民権運動の当時を扱っている作品ですが、ボールドウィンの本からとったナレーションと当時の映像や写真を使って再構成してるのかな?

ボールドウィンの本は読んだことがないのでわかりませんが、公民権運
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ホームワーク(1989年製作の映画)

3.5

宿題という部分から、社会を照らす映画にまで消化し、インタビューが大半を占める構成ながら、編集で作られるリズムは素晴らしい

イランの文化や時代も違うので、理解はしきれていないと思うが、子どもたちの表情
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

脚本のエミティフフィリップのファンなので、ずっと見たかっ作品名。

最初は設定が分からず困惑したが、いわゆる不条理劇的な見方で観ると面白い。

作家がゴリゴリの現代演劇の人なので、ただその設定を受け入
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.5

全体的に薄味だった感。

秘密に包まれていたサリンジャーの伝記が映画化とはなにごと?と思ってみた。
なるほど、戦争かと納得はしたが、重要なポイントはおさえているんだろうけど、ドラマとしての作りが、ダイ
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.2

奇才がすぎる

民話?から来たのか、ヤヴァイ設定をものともしない、ヤバい世界観。
登場人物もヤバけりゃ、展開もおわり方もヤバい。

完全に世界観にやられた。
ヤンワールド、堪能させていただきました

D.O.A.(1980年製作の映画)

3.5

パンク・ロックが生まれた当時の雰囲気がそのまま味わえるとても良い貴重な資料といった雰囲気。

シドとナンシーのインタビューが面白い。

汚れなき祈り(2012年製作の映画)

4.0

とても陰鬱な気分になる。

個人的にキリスト教的価値観に嫌悪感があるので、受け入れがたいのだが、それにしても救いがなさすぎる。

監督名を調べずに見たので、ああ、そりゃそうかと自戒。

まあ、でもとて
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アリス(1988年製作の映画)

3.5

初ヤンシュブァイツマイエル。

正直、アリスの不思議な世界だな。
ぐらいの感想しか持てず。

独特の世界観というか、間は面白かった

リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.0

日本よりも、性別に関して理解が進んでいると思われる欧米でも、まだまだ壁が高く、生きていく困難さ。そしてそんな社会と戦う家族のありよう。

人は社会を形成する。つまり、どこかで線引きする。
そのあいまい
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.5

いい設定だと思うんだけど、色々面白いポイントを端折ってるように感じました。

原作は見読なので、もしかしたらテイネイに描いているのかもしれませんが、どちらの視点かで見れば、より魅力的に見えた気がするの
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

キレッキレの映像と演出、技の効いたホンで、とても面白く見れた。

ただ、演出が効きすぎて、強引だなと思ってるところも通しきってるので、よく考えると???な所も多かったのは確か。
ときにクライマックスは
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ボクシング・ジム(2010年製作の映画)

4.0

ワイズマンのドキュメンタリーは、観る側になにも押し付けずに、ただ淡々と映し続けるという安心感があって、なにかしら劇的さも、物語さもないが、観ていられる。
ボクシングは、今まで見た作品の中で、興味が薄い
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.0

題材には興味あったのですが、ホンが無理だった。

そんな都合よく起きるかな展開の連続。
なんかいい音楽でいい感じにしてるけど、胸くそ悪すぎる 主人公の最後の方の展開 なんも終わってねえ。

この人にこ
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友情にSOS(2022年製作の映画)

4.2

とても良くできたドラマでした。

これが現代アメリカの人種差別の感覚なら、想像以上で驚愕だった。

ただ、映画というよりは、アメリカのテレビドラマ的な演出と絵作りで、スクリーンを介さないサブスク時代の
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ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古(2012年製作の映画)

4.2

ピーター・ブルックのワークショップを映像で見れるなんて珠玉の体験でした。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

エマ様の美しさ以外に、面白いと思える所が見つけられず

昼ドラ感

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

ゴジラ映画というジャンルにおいて、楽しく見れました。
やはり、ゴジラ映画は、社会風刺があってこそだと思いました。

ただ、音楽がエヴァすぎて、入り込んでいる所に監督の顔が
ちらついて、やや集中をそがれ
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コメディ・フランセーズ/演じられた愛(1996年製作の映画)

3.8

ワイズマンドキュメンタリーの二作目の視聴。

余計なもの一切なしのひたすら日常を写し続けている。

演劇ずきには貴重なフランスの伝統的な演劇やその舞台裏、稽古風景も、見ることができる。

そして、組織
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MOTHER FUCKER(2017年製作の映画)

4.2

ドンピシャでよく聞くバンドがたくさん出て来て楽しかった。

バンドと家族。そしてオンガクを楽しむナカマ。
素敵で楽しそうでうらやましい。

ラストの息子のライブは何故か自分胸が熱くなってしまった

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鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

3.5

もののけ姫すぎない?

もう、色んな要素がもののけ姫過ぎて気になって入って行けず。

なんか終り方も釈然とせず

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

5.0

Wunderbar!

最高です。

人間の業をここまで鮮やかに描ききったのは、今まで観た映画で一番です。

エドワード・オールビーのような、濃密な夫婦の会話劇。

人間が生きていくためになにが必要な
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バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)

4.0

ストレートなアメリカンドキュメンタリーな構成。

全くもって嫌な気にしかなれない。
金持ちが嫌いになる。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.4

劇中、語られる言葉がとても素敵だった。
日本のドラマでみられる、大人が喜ぶステレオタイプな子役とちがい、この中に出てくる子供はとっても魅力的に感じた。

いわゆる、子供と大人の交流という、よくある映画
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

夢オチを食らった気分。

設定に引っかかりまくって、入り込めず。

前半までは楽しく見れたのだけど

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.7

作者の意図は違うのかもしれないが、治療して聞こえることに、批判的に受け取った。

なんで?

アメリカ社会のキリスト教的な保守な、考え方から脱却することが悪いことという意味だろうか?

うーん。わから
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

3.6

前編に続いて鑑賞

地上波版の後半が無理筋すぎて、キツかったのが、うまくなってないかな?と期待したんですが、あまり変わらず。

色々、設定が無理があるいうか、不親切というか、

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

3.9

地上波アニメを見て気になっていた劇場版。
タトルからも、なんとなく改訂版適な感じだろなと。

全般は比較的地上波通りなのが、後半展開が変化していった。

現代アート界のような斬新でおしゃれな絵作りが魅
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.8

のっけからえげつない映像で、アニメでしか出来ない表現や、素晴らしい絵の連続に感嘆した。

ただ、日常性を失ったただの難しいSFアクションに、なってしまっててついけんなーと感じる時間だった