atsushiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ザ・ソウルメイト(2018年製作の映画)

3.8

『犯罪都市 No Way Out』での好演も記憶に新しいコ・ギュピルの配役が嬉しい。

2024/03/20 1回目
【2024年102本目】

悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

セルジオ・レオーネの傑作西部劇『The Good, the Bad and the Ugly』を思わせる英題『The Gangster, The Cop, The Devil』。

2024/03/2
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.8

マブリーがチェアマンという他に例を見ない、なんとも贅沢な配役。イ・ビョンホンとハ・ジョンウの北緯38度戦を越えた友情。『シン・ゴジラ』を重ねて観ていた。未曾有の大災害の対処法としての核、その描き方も国>>続きを読む

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

3.6

中年オヤジのワンスアゲイン。おじさんが空飛ぶ画はどこか、『いぬやしき』を思い出す。リュ・スンリョンの念力というか顔力がお見事。

2024/03/18 1回目
【2024年99本目】

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.9

パク・ジョンミンとユナの小気味良いやりとりとか、中盤のサプライズ展開、音楽や演技で派手に盛り付けない塩梅の良さ。過小評価されていると思う。

2024/03/19 1回目
【2024年98本目】

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.8

ファン・ジョンミンvsイ・ジョンジェ。ファン・ジョンミンの日本語が聞けるだけで至高の映画体験。パク・ジョンミンによる最高のバイプレイング。

2024/03/16 1回目
【2024年97本目】

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.9

シリーズ2作目。芸術の神とマブリーの取り合わせ。弁護する側される側のギブ・アンド・テイク。

2024/03/16 1回目
【2024年96本目】

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.7

韓国Webコミック原作をコメディ映画の旗手キム・ヨンファが実写化。意外と法廷劇。

2024/03/16 1回目
【2024年95本目】

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

スクリーン、いや砂の惑星に呑み込まれる。その圧倒的な映像の圧もさることながら、とにかく音響が文字通り衝撃的だ。サンパーが放つあの音、とにかくコレだけでもう楽しい。胸に響く重低音が全身を使った劇場体験へ>>続きを読む

ベテラン(2015年製作の映画)

3.8

『バーニング 劇場版』のイメージが刷り込まれていたのですが、ユ・アインはむしろ悪役顔なのかも知れない。

2024/03/14 1回目
【2024年93本目】

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.8

言葉の壁はダンスで越える。幕引きの呆気なさにこそ韓国映画らしさを感じるし、どこか嫉妬すら感じてしまう。

2024/03/14 1回目
【2024年92本目】

守護教師(2018年製作の映画)

3.7

背中から湯気立つ郷愁。瀕死の教え子を車に乗せて車を飛ばすマブリーの横顔に『トゥルー・グリッド』を思い出す。

2024/03/14 1回目
【2024年91本目】

サンセット・イン・マイ・ホームタウン(2017年製作の映画)

3.7

憂鬱な帰省。"故郷に錦を飾る"という呪いに取り憑かれた上京者コンプレックスをフロウに乗せて吐き出しながら、最終時にはマジックアワーに酔いしれる。

2024/03/13 1回目
【2024年90本目】

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.8

韓国のWeb漫画『始動!』を、カン・へジョン率いる映画制作会社・外柔内剛が映画化。ポスタールックのマブリーにまんまと引き寄せられた訳ですが、その実最も輝きを放つ主演パク・ジョンミンの魅力に打ちのめされ>>続きを読む

人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.8

ファン・ジョンミンによるファン・ジョンミンペンのためのファン・ジョンミン映画。アンディ・ラウ主演の中国映画『誘拐捜査』をファン・ジョンミンで翻案。ファン・ジョンミン自身のキャリアと知名度あっての本人役>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

4.0

なんかずっとちょっとだけ泣いていた。アダム・ヴィンガード『サプライズ』的な"習い事"で見返すカタルシス。

2024/03/11 1回目
【2024年87本目】

新しき世界(2013年製作の映画)

3.7

イ・ジョンジェ、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンが繰り広げる三角関係。香港映画『友は風の彼方に』、『インファナル・アフェア』的潜入捜査サスペンス。

2024/03/11 1回目
【2024年86本
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関心領域(2023年製作の映画)

3.9

現代人にとっての"アウシュビッツ"という共通認識が、家族団欒の風景を歪に屈折させる。ひたすらにホームドラマを演じる登場人物達、史実を知る我々観客。その情報差が静かに訴えかけてくる。

2024/03/
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.9

空っぽの自分と、"世界"というミステリー。スマート過ぎる"ギャツビー"が全然鼻につかないスティーブン・ユアンの爽やかさ。

2024/03/10 1回目
【2024年84本目】

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.8

川端康成『雪国』よろしく、トンネルを抜けるプロローグ。社会に揉まれ、やがて男性性を肥大化させてしまう優しい青年の末路。

2024/03/08 1回目
【2024年83本目】

別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

パク・チャヌクが公言している参照作品の一つヒッチコックの『めまい』よろしく、ファム・ファタールの映画。"悪女"と出会った男性が破滅するかしないかサスペンス。波にさらわれるように静かにジリジリと全てを失>>続きを読む

甘い人生(2005年製作の映画)

3.7

ファン・ジョンミン鮮血のスケートショー。監督キム・ジウンの西部劇偏愛を随所に感じる。

2024/03/06 1回目 4K
【2024年81本目】

逃げた女(2019年製作の映画)

3.7

窓を開けて半身乗り出すその動作に、ここではない何処かへの逃避願望が垣間見える。映画を観ることもまた彼女にとっては同義なのだろう。

2024/03/06 1回目
【2024年80本目】

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

ホン・サンスのミューズ、キム・ミニの振り幅。現在→過去→現在という『JSA』と同じ構成。

2024/03/06 1回目
【2024年79本目】

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.7

パク・チャヌクによる"復讐三部作"三作目。三部作の締めくくりであり、美しく強かな女性主人公は『お嬢さん』へと繋がっていく。豆腐に始まりケーキに終わる、その純白とは対照的に鮮血と口紅が只々鮮明に脳裏に焼>>続きを読む

JSA(2000年製作の映画)

3.9

北緯38度線に分断された男達。泡沫の日々。一寸先は闇。大衆向け作品すら難なく撮ってしまう鬼才パク・チャヌク。

2024/03/05 1回目
【2024年77本目】

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.7

鑑賞前は少々大仰に感じたタイトル。いやいやこれはソウルメイト。

2024/03/04 1回目
【2024年76本目】

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

アフリカン・アメリカンのエンタメでの消費のされ方に疑問符を投げかける。ネクストステップのための重要な布石。

2024/03/04 1回目
【2024年75本目】

彼方に(2023年製作の映画)

3.9

誰にも自分の苦しみを理解することはできないという孤独さと閉塞感。あることがきっかけで堰を切ったように溢れ出す。

2024/03/03 1回目
【2024年74本目】

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

スパイ映画もとよりダニエル・クレイグ版『007』のカウンターとして作られた『キングスマン』シリーズ。それのさらにカウンターというか自己批評をしているのか。ヘンリー・カヴィルの角刈りにツッコむ暇もないほ>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.9

社会性を盛り込みつつ、重くなりすぎない。ウィットさを抑えて、とにかく笑える快活なコメディ。90分台でしっかりとまとめてくる手腕。恐らく監督の資質に最も適したスケール感。タイカ・ワイティティにはこのサイ>>続きを読む

イヴの総て(1950年製作の映画)

3.9

「フィルムのファースト・レディ」ことベティ・デイビスの眼に殺される。

2024/03/01 1回目
【2024年71本目】

東京画(1985年製作の映画)

3.8

自国に対する気づきを与えてくれるのは日本人ではないというのは常で、無性に嫉妬してしまうのもまた。

2024/02/29 1回目
【2024年70本目】

エデンの東(1954年製作の映画)

3.8

"不良青年"の生誕。得体の知れない者と対峙せざるを得ない大人達の"未知との遭遇"

2024/02/28 1回目
【2024年69本目】

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.9

"全てのかつての天使、特に安二郎、フランソワ、アンドレイに捧ぐ"

2024/02/27 1回目
【2024年68本目】

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

法廷劇。いや、法廷が夫婦の生態を暴く解剖劇。落下という物理現象が示すのは、社会的地位の失墜、夫婦関係の崩壊。そして逆説的に浮かび上がるのは、共謀関係にも似た親子関係の再構築。

物語の終着=裁判の判決
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