Scratchyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Scratchy

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クレイジー・キラー/悪魔の焼却炉(1969年製作の映画)

4.0

列車の殺人からはじまって、コリドーに佇む子どもがじっとこっちを見つめるなか客車に忍びこんでセックスしてるとこをうしろから中華包丁で。窓に映る含みある顔した子どもがもうバーバって感じで期待しちゃう。場面>>続きを読む

帰郷(1964年製作の映画)

3.0

クレジットの小ささ…。ホントにハバナ〜?熱海じゃないの〜?夜景に港に不安になるけど、陽気なクラブの地下で密談の序章。トップレディーの新米編集者ぐいぐいの小百合かと思いきや敷かれたレールの上をただ進むだ>>続きを読む

チャイナスキャンダル 艶舞(1983年製作の映画)

5.0

ゴールデンハーベストテイストもしっかり感じられるロマンポルノまさに夢の共演、ほんとライオンローラー流行ってたの?しょっぱなから小田かおるのミッキーにあわあわしながらコーユー監督のノリでもう楽しい。マリ>>続きを読む

死神ランボー 皆殺しの戦場(1984年製作の映画)

5.0

PTSDと枯葉剤すべて背負ったようなアメリカの個人的な体験。三島はこんなんが見たかったのでしょう。ただでさえ押しつぶされそうな住居に聞こえる赤ちゃんの泣き声に腐ったミルク。家を飛び出しても出会う奴らど>>続きを読む

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.0

あゆと安西ひろこの黒髪膝下スカート。女優路線のあゆが見てみたかったと思わせるくらい図抜けてうまい演技。でもやっぱみかん畑に寝転ぶワンピース姿のあゆなんて。だいじょぶかってくらい顔がとろけすぎ岡田義徳も>>続きを読む

襲う!!(1978年製作の映画)

4.0

音楽のクレジットベートーベン。白昼堂々、署内でも、ダイナミックにトラックでミニパト押しつぶしてまでも襲われる運命の小川亜佐美。パトロールサボってコインロッカーに用意した私服に着替えて密会する梓ようこ、>>続きを読む

恋のハイウェイ(1967年製作の映画)

4.0

家出の茶番からしっかり者小百合全開で神戸から東京へ。写真学校の同級生のツテを頼りに出版社で仕事もらって幼馴染の男友達んとこ押しかけて住まいも図々しく確保。関口宏と花ノ本寿にぐいぐい迫られ女たちから顰蹙>>続きを読む

ハイティーンやくざ(1962年製作の映画)

4.0

ラーメン屋の入り乱れサイコー。田代みどりの小生意気ほんとニクタラシー、杉山俊夫の卑屈も曲がったことがでえきれえじゃなくて大嫌いな民夫ちゃんもよかったけど、上野山功一のアニキ。あんな風に肩を叩かれたらた>>続きを読む

東京騎士隊(ナイツ)(1961年製作の映画)

5.0

情報量の多い襲名式からもう変な設定で売り出される和田浩治、いつもの調子でドラムかと思いきやピアノ、ジャズ能で舞う。腹黒金子信雄と母南田洋子のキスを目撃して犬の散歩に駆け出す和田浩治。犬の名前聞き取れな>>続きを読む

北の橋(1981年製作の映画)

5.0

ベンチで両手広げてシャバの空気吸うビュルオジェ、バイク乗りを威嚇するパスカルオジェ、事故って出会うアンドュトロワ。
グレーのプラスチックの質感思い出しちゃうヘッドホンを露天商から奪取、ナイフ所持のヤベ
>>続きを読む

パリのスキャンダル(1946年製作の映画)

5.0

やけに念入りに作られたアメリカの幼児向けアニメのみたいな淡色の配色を想像させるメリーゴーランドが再登場。やっぱり一度きりじゃもったいない。なにもかもが下世話でやっぱサーク最高。

暗い鏡(1946年製作の映画)

5.0

双子だったってわかるまでものすごく楽しい。三度くらいは双子が同じ服を着ているのに途中から違ってくるのちっと残念、観ているうちにどっちがどっちかわからないというタイミングで映るTerryネックレスやRポ>>続きを読む

山河遥かなり(1947年製作の映画)

3.0

疑似親子ものは好きなんだけどあまんまりだった。駅まで追いかけていってるのに最後もったいぶって教えない演出とか。脱走して廃墟のままの街並み母を探して奔走するシーンはよかった。

パーフェクト・ストレンジャー(2007年製作の映画)

4.0

冷静かと思えば情緒がやばいハルベリーの口ほどにもなさそうな記者ってのが最後までいい。彼氏奪った幼馴染の女が殺されてすぐ彼とお決まりの激しいやつ。便利だから手元に置いとくリビシの歪んだ横恋慕も裏切らない>>続きを読む

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

4.0

砂糖かなー砂糖だろうなー紙袋にスプーン突っ込んでひたすら食べるの見ててやっぱ砂糖かってわかったときウッと漏れる。前半のアケルマン続いたらつらかったけどトラック運転とのロードムービーはじまってから最高。>>続きを読む

鬼軍曹ザック(1950年製作の映画)

4.0

幸運のヘルメットを交換してくれと言ったり認識表を作ってあげたり兵役忌避者が牧師になるんだと言ったりいろいろとご丁寧な兆候。輸血袋を手に掛けられる柔和さのかけらもない仏様。育毛剤頭に塗ってる猩紅熱でハゲ>>続きを読む

拾った女(1953年製作の映画)

5.0

ヒヤッとするビール瓶をカメラに向かって投げるとこもターザンするとこもおもしろい。ジーンピータースもリチャードウィドマークの悪そうな顔にもとにかくもうもう盛り上がるけど、なによりモー。モーが死ぬ前に語り>>続きを読む

死霊魂(2018年製作の映画)

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奥歯に物が挟まったような証言に比べると最後の夫を収容所で亡くした妻のインタビューが客観的でいちばんいい。すいとんはやめておけ。おもむろにピアノの手入れを始めるじいさんに何か尋ねるべきだったのでは?頻度>>続きを読む

ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

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キャベツばばあのとこにいつもいるあのガキ。やけにうまいキンカンのうたマチゾー。

ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ(2015年製作の映画)

4.0

癌の父親に会いに行くからみんな祈ってくんない?って道端で見知らぬゴミ拾いしてるひとたち集めて円陣組んで祈るおばちゃん。ワールドカップ真っ只中で大会終わるまで仕事はしない店のおっちゃん。ラテン系の議員に>>続きを読む

ガラスの中の少女(1960年製作の映画)

5.0

四ツ谷駅で再会、罰ゲームのラブレター、浜やんの償いはみつ豆。一口を手をつけないけど帰ってすぐお菓子を食べる小百合、足で戸を閉めて舌を出すかわいい演出のお嬢小百合。貧しくて学校にも行かせてもらえず働く浜>>続きを読む

ロング・ウィークエンド(1978年製作の映画)

4.0

オーストラリアだから夜道で轢くのはカンガルー。ウォンバットがうろうろしてて海にジュゴン。テントにぶどう食べにポッサム。もう少しクリケットに見せ場がほしかった。森が開けて道路に出たとこでトレーラーに轢か>>続きを読む

しあわせはどこに(1956年製作の映画)

4.0

バスでは同じ包みのカステラと運動靴を取り違えていづみと出会い、鳥取への列車の中で偶然山根寿子と相席になる葉山良二が母と娘の架け橋。相模湖へのドライブにボート鳥取砂丘も歩くロケーションといい登場人物の多>>続きを読む

ちょっとフランス風(1949年製作の映画)

5.0

なんてことないシーンだけど楽屋を教えてくれた男が受け取った端金を数えるために指を舐めるとことかこういう細部にガッツポーズ。ドロシーラムーアが港町のセットで歌うとこは最高。思わぬ形で化けの皮が剥がれてし>>続きを読む

徳川女刑罰史(1968年製作の映画)

4.0

寝てるだけのほうがかっこいい、凛々しすぎる声。からめるまつ毛。小池朝雄と由利徹の刺青のが一番好き。女優さんたちの体当たり演技にひたすら拍手。

才女気質(1959年製作の映画)

5.0

橋の上で長門裕之に驚かされた吉行和子の好かんタコ中平康ぽいテンポ。ホットケーキをつまみ食い安定の早苗。封建的な轟夕起子さんを2階から見下ろすとこの孤独感ったらない。それに感情移入しちゃうよっぽど見所あ>>続きを読む

レーチェル レーチェル(1968年製作の映画)

5.0

今も昔も変わらず学校へ向かうレーチェルの無表情。ひとつも見逃したくないジョアンウッドワードの表情のあれやこれ。欲望に過去が入り乱れて挿入される現実と想像のレーチェル×レーチェル。ブリッジナイトの給仕の>>続きを読む

おさな妻(1980年製作の映画)

4.0

玄関ドアに貼ってあるカギデンキガスの貼り紙だったりお弁当のご飯の量のかわいくなさおさな妻がんばってます原悦子。どうしようもなくダメな山本真吾のあっけらかんとした顔いい。吉行和子だけが悦子に優しくしてく>>続きを読む

おんなの寝室 好きくらべ(1978年製作の映画)

5.0

宮下順子が開くスナック純の向かいに谷ナオミがやってる青蛾、団鬼六薔薇の肉体のナオミさんの店も青蛾。料理上手でテキパキ切り盛り原悦子。レミーマルタンないからクルボアジェナオミさん最高です。順子さんは家庭>>続きを読む

博徒無情(1969年製作の映画)

4.0

早速、って感じで嬉しい渡哲也と松原チイコさんのやりとりだけど哲はすぐに塀の中。渡世人の立派な妻になるためチイコが一所懸命に奮闘するけれどどこか空回ってる感じ、それがチイコ。もちろん若尾文子じゃないから>>続きを読む

空の下遠い夢(1963年製作の映画)

5.0

船上を駆けめぐってのマコちゃんの奪い合いが生活の設計みたいで楽しい。二人してハムレットして貶めあうやっぱルビッチなのかと思ってたら争奪戦は紳士協定で解決。つーかイチャイチャしすぎのヒデ坊とケンちゃんに>>続きを読む

峠を渡る若い風(1961年製作の映画)

5.0

清順で一番好き。残念なことに2月からの清順特集に組まれてなかった。かかったら絶対観にいく!学生の文無しヒデ坊が旅芸人のトラックの荷台に相乗りしてお祭りに、目的はパンツ売り。もっと聞きたい飛び込みお手ぶ>>続きを読む

俺は銀座の騎兵隊(1960年製作の映画)

5.0

ストーリーはフラーの拾った女。隠れ家は海小屋じゃなくて廃車のバス。ラーメンマンみたいな三つ編みかわいいフライパン刈屋ヒデ子。ヒデ坊と杉山俊夫が銀座アスターの豚まん食べて笑顔を交わしてアリスの洋酒で試飲>>続きを読む

ブリンクス(1978年製作の映画)

5.0

シュートの先には血に臓物、逃げ込んだら羽毛まみれ、工具が線路に当たって火花散らしたり、製菓工場もジャックタチですかってギミックの多さ。ニヤニヤしてるケヴィンオコナーと狂人紙一重のウォーレンオーツ二人と>>続きを読む

白雪先生と子供たち(1950年製作の映画)

5.0

日本教職員組合協力っつーことで熱血教師プロパガンダ。敵は親、PTA、地域社会。耳慣れない浮浪児という言葉にハッとするも、浮浪児ハックルベリーは原節子センセーにモトのイイコドモに戻される。教室に亀を持ち>>続きを読む

幻の馬(1955年製作の映画)

4.0

デブキンも金持ちのタモツくんはじめかわいい雪国ルックのこどもたちにうろうろ家畜たちねずみにねこ。素晴らしすぎるロケーションに牧歌的なドラマと思いきやタイヘンだタイヘンだな嵐に山火事が四季巡る毎に次々と>>続きを読む