nさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.7

自分の昔の日記みたいで嫌だ。繊細に昔を思い出すスイッチを押したのは紛れもなく蒼井優ちゃん。クラシック音楽がもたらす、精神からの解放は本当にあると思う。リリィシュシュもあるよ。映画観たことないし、映画の>>続きを読む

ゆれる(2006年製作の映画)

3.0

邦画の良さというものに少し飽きてしまったタイミングです。

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.8

湿るサイゴンの暑さと、植物に虫に果実。汗の滴る女の子に、ショパンがよく似合う男性、感情を虫にぶつける少年、本当にセンスの良いピアノ選曲。汗が出るほど恋焦がれる作品。ピアノ弾いてる時に聴きもせずベタベタ>>続きを読む

月世界旅行(1902年製作の映画)

3.7

世界初のSF映画。クラシック音楽を好きになって良かったなと思わせてくれる映画は宝物。カラーは切り絵のコラージュみたい。キュートだけど、モノクロの方が現実的な香ばしさがあってクラシックとよく合う。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

街の映り方は良かったし、距離感に刹那を感じる内容でもあったけど普通にお洒落な完成度で個人的には、良かった、だけで終わってしまう。

RRR(2022年製作の映画)

4.9

これだからインド大好き。間違いなく2022年一番面白い映画なので絶対に映画館おすすめ。3時間もあるのにまだまだ永遠と続いて欲しい。二転三転どころではないのよ。どうしよう、本当に涙出るほど面白かった。も>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

4.3

アートのような、舞台のような、とても美しい画が目眩く。映像の魅力に恋焦がれては熱が上がっていく。台本を読みたくなる。

血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

5.0

大変なことになる。この映画に13年間費やされてるのも目眩がするし、やっぱり出てくる卵は哲学として流れ帰るべきもので、死や悲しみが遠くなればなるほど美しいものへとなっていくのにも頷ける。死、恋、欲望、憧>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

4.7

映画でなくてはいけない映像美。アリス作品の中でも気が狂ってて、割とホラー。のめり込めることは確か、いつの間にか迷宮しながら作品と一体化してる。

The Spirit of Wonder チャイナさんの憂鬱(1992年製作の映画)

4.3

アニメ映画の中でもしれっとぶっ飛んでる。後半に連れてぶっ飛ぶけど、生活の匂いが効いてて作品として覇気がある。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.3

メッセージ性がとても強い作品。どう捻っても気持ち悪いとしか言いようがないデザインのダークな生物やクリーチャーたちが、現実の残酷さに似ている。戦争や独裁者の父に耐えられずに見ていた幻想じゃなくて、本当の>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.4

2ヶ月楽しみにしててようやく。一日経ってじわじわときてる。とにかく、最高。ジョーダンピールもっと好きになった。次の映画も既に待ち遠しい。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.9

色気は音。アングルに嗚呼。話は触らない。見たことある。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

師匠の言葉にハッとさせられた。この前久しぶりにお会いした師匠にもハッとさせられたので、やっぱり師匠は偉大な人なんだなあ。

ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

死後の世界をケミカルな色で表現したティムバートンが好き。生きてる人間の方がモノトーンなのも分かる。そして月の光が綺麗なこと。ピアノを弾く生と死が素敵だった。ピアノが出てくる映画は本当にどれもこれも隠れ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.2

恐竜と人間のバランスが悪くて中弛みした。恐竜が観たくて行っているので、イナゴパーティーはしなくていいのよ。

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

5.0

菊次郎の夏、並びにサバカン。どうしても夏のことが一生好きだ。本当にこれだけは本当。行く。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

重なるところがあってぎゅってなった。とても素敵な家族。(音大のところ突っ込みどころが多すぎて集中が途切れた。)

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.2

ジュディガーランドが凄い。あれから子守唄のように聴いて眠ってもう3日経つ。昔演じてから大好きなオズの魔法使い。このお話はエメラルドの都が本当に素敵なのだよね。ドロシーという名前も少女的でとにかく癖。脳>>続きを読む

バクテン!!(2022年製作の映画)

4.9

何も知らないアニメだったけど、一発勝負の世界には、途切れることのない集中力、息遣いに静寂、いけると思った時の目の輝きとか、それまでの過程全て懸けて、全部が輝く瞬間そのものを肌で感じた。ほんっとに全身に>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かなりのグロなイメージだったけど途中から耐性つく。拷問もそこまで痛ましくなかった。生皮剥いで、人が人で無くなる全てが剥き出しになるところまでやり切るのは推せる。グロで見れなくなる程、皮膚なし肉体が綺麗>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

よくできてる。面白い。

急激な時間の流れも、正常な時間の流れも、きっと死へ向かうのには変わりなくて、結局何で怒ってたんだっけとか、結局何してたんだっけって思うこと自体、時間の流れが幸せに思わせるよう
>>続きを読む

呪怨2(2003年製作の映画)

4.3

昔は本気だ。表現力がとにかく面白い。あれやこれやで不安を煽り恐怖を見せつけてくる。露骨すぎて笑ってしまったのもあるけど、影の作り方とか、動き方の想像がこんなにも怖いのかと、幼期に本当に怖がってたオカル>>続きを読む

恐怖人形(2019年製作の映画)

4.5

一押しの映画。人形がチェンソー持った瞬間に私の心を掴み切った。そこから次のシーンでは更にロマンを感じるのだが、一体作り手は笑いながら作っていたのか、とにかくその偏ったロマンある感性が大好きなのよ。劇中>>続きを読む

トリハダ 劇場版(2012年製作の映画)

3.8

単刀直入に良い。程良いシュールさで程よくトリハダ。世にも奇妙な物語にグロさを足しましたねという感じ。