moさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

関心領域(2023年製作の映画)

4.5


イベント先行上映にて。
透き通ったような青い空、鮮やかな緑、光が反射する湖面。幸せな家族で過ごすひととき。

その随所にある違和感。後ろでずっと不穏な音がする。空に黒煙が登る。壁で遮られた向こう側で
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インセプション(2010年製作の映画)

4.7


遅ればせながら観てとてもよかった〜〜!
ターゲットの夢に潜り込んでアイデアを盗む産業スパイたちの戦い。

夢が階層ごとに分かれてて
【第二層】ジョセフゴードンレヴィットの無重力ホテル戦
【第三層】ト
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UFO -オヘアの未確認飛行物体-(2018年製作の映画)

4.0


カール・セーガンつながりで鑑賞。
アレシボメッセージ!へえ〜!!!
宇宙言語が数だなんて、数を生み出した何かって本当にすごい…理系になりたい人生だった…

大学教授、Xファイルの人。歳をとってもかっ
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コンタクト(1997年製作の映画)

5.0


『生存の義務は、私たち自身のためだけのものではない』(カール・セーガン)

父親の大好きな作品なので絶対小さい頃何回か観てるんだが(金ローとかで)ちゃんと観たのは初めて。前の職場でおじさんたちがみん
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0


久々の旧友との再会でこうなる気持ちはわからなくもないが、ライフスタイルの変化とか人生のステージが変わったとかいう前にカートの話がつまらなすぎるせいもあると思う(本当にごめんな)

え、この話されたら
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.8


オッペンハイマー試写、IMAX GTレーザーで鑑賞。ノーランは『インターステラー』、『TENET』とこの画面で観てきたけど、やっぱり、IMAX GTレーザーで観ることをおすすめします。上下カットされ
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M(1931年製作の映画)

4.5


親友に勧められて初フリッツ・ラング。おおおおおもしれーじゃん……

裏社会の男たちが出張ってきてからが本番。ネタバレになるかもなのであんまり書けないけど、脚本がとてもいい。犯人の追い詰め方がこの映画
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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

5.0


アネモネが大好き。ドミニクも好き。最初はCG苦手〜〜となったけどそういうことか!ってもう後半は感動感動感動……

やくしまるえつこさんと砂原良徳さんによる「Ballet Mécanique」が最高最
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交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1(2017年製作の映画)

4.8


マーク漏れ。
エウレカは不動の「一番好きなアニメ」だし、これは公開当時駄作と言われていたけど(評価も低いし)私は全然好き。

夕焼けの海を走るレントン、何回観ても感動しちゃう。

ウイークエンド(1967年製作の映画)

4.2


ゴダール円盤4本も持ってるのに1本も観たことないの笑えないやろ…

思っていたよりグロくてびっくり。渋滞のシーンで最後に「!?」ってなり、色々見逃してないか不安になって巻き戻ししてしまった。

ファ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8


スランプ中の作家が嫁と訪れたリゾート地。そこで罪を犯すと、自分の代わりにクローンが断罪される…

この狂い方、やっぱり遺伝を感じるよなぁ。ゴア描写もなかなか。クローンをつくるときとかフラッシュバック
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クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

3.8


悪くないけど俄然オリジナルが好き…
最後がちょっとな…

真の音楽ファンの異星人がかわいい

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

5.0


長い長いおつかい。
地球人ふたりと異星人たちの珍道中。

何回も観る機会はあったのに、いつも第一章で鑑賞ストップしていた惑星キン・ザ・ザをやっと最後まで観た。めっちゃ感動した。

生まれた星が違くて
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.0


125人の画家によってゴッホタッチで描かれる、ゴッホの死の謎を追うミステリー。

生きてる間、彼の絵は1枚しか売れなかった。だけど彼は描き続けた。

彼がどう人生を終わらせたかなんて本当のところどう
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映画 としまえん(2019年製作の映画)

2.7


としまえん最後の思い出としてこれはどうなのという気もする

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5


10代の時に観て「あ、わたしこれまだ早いわ」となったけど30代で観て諦めに至った。どうりで「あれどんな話だったけ?」「どんなラストだったっけ?」となる。

なぜかラストを混同してた「猿の惑星」と同年
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

4.2


北欧版「2001年宇宙の旅」と聞いて。
いや、まぁこの表現には物申すけど。

放射能汚染された地球から火星へ移住するため、巨大宇宙船アニアーラに乗り込んだ乗客8000名。不慮の事故に遭ったことから燃
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.7


未来であり得そうな残酷な話。

ネタバレ必須なので何も書けないけど、人がこれほど無情で、人でないもの(人かもしれない)がこれだけ人間らしい映画もない。

それがプログラムされたやさしさでもなんでもい
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アポロ13(1995年製作の映画)

4.8


『栄光の失敗』

10代の時に鑑賞したけどもうすっかり忘れていた。『宇宙兄弟』を久々に読み返したらムッタと日々人が「トム・ハンクスが親指で月を〜」とか話してたからついつい観たくなったやつです。

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3


生存競争。

始まりと終わりのシークエンスが印象的。下から見上げる森、そして空。その視線の持ち主は……まるでひとつの神話を観たように圧倒される。

『鹿が人を襲うことはない。あるとしたら手負いの鹿か
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2


世界の見え方。

アリアスターがインタビューで観た人の意見は二つに分かれる。神経症や共依存、精神異常を経験したことがある人には親近感を与えるが、それがない人にとっては「何だこれ?」になる、といったこ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.8


前日に『ミツバチのささやき』『エル・スール』を復習してたので、余計に本作を含めて三部作のように感じた。

大人になったアナ・トレントによる「私はアナよ」の再現に、失ったと思っていた父と再会するストー
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.6


12モンキーズきっかけで知って観たかったやつ。

短編だからこそとも思うけど、静止画のスライドとナレーションのみという、今となれば斬新な手法。

そして何よりラストのシークエンス。
女性の絡め方がフ
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.5


動きを止めた振り子。

『瞳をとじて』のために予習。
1回目観た時たぶんそんな集中できてなくて記憶が薄いのでノーマークでしたが、なんだ『ミツバチのささやき』より数段わかりやすく作られている……!
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Bico(2004年製作の映画)

4.0


地図にない村。
動物たちも含めてひとつの家族のように見えた。
村という大きな家。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5


真実とは何か。

雪山の山荘で見つかった男の死体。発見者は目の見えない息子。殺したのは妻か、果たして……
小説家として成功した妻と、小説家を目指しながら教師をする夫。夫の不注意で息子が視力を失ったこ
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音楽(2019年製作の映画)

3.5


とても評判になっていたが残念ながらそこまで良さはわからなかった、、

熱いのか冷めてるのかよくわからない温度感が独特だったとは思う

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.6


所詮コメディなので危機感はなく、笑って泣ける家族ドラマ。観たのはずっと昔だが、今見たらこんなんじゃねえよと思うかもしれない。

隣人?犬は連れてってあげて。

星の子(2020年製作の映画)

4.2


宗教2世の話。
その価値観を理解できないとき、突き放すでも受け入れるでもない、なんとかやっていける距離感を探すこと。

バスキア(1996年製作の映画)

4.5


あれ、これなんでマークしてなかったんだろ。もう大分前に観たやつ。

バスキア、絵自体はそこまで好みなわけではないけど、これを観て展示を観に行った。ちょうどその時、私は彼が亡くなった歳である27歳だっ
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