めちゃくちゃ面白かった。
ブルース・ウィリスの金時計の話からのめり込んでしまった。
どうしようもない男2人のみっともない恋愛模様なのに、トニー・レオンは何故かずっと格好良かった。
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作品自体は80年代特有のド派手で雑な懐かしいストーリーに映像だけやけにヌルヌル動く小綺麗な最新のVFXが合わさって何ともちぐはぐな印象を受けたが、そんなことはどうだっていい。アルキメデスとの邂逅からエ>>続きを読む
グロいな~~と終始思いながら観てた
ここまで家庭間格差を際立たせなくても……
成人以前に与えられる教育の質や教養の大切さは身に染みて感じているが、それよりも幼少期にどれだけ親に愛されたかという実感を得>>続きを読む
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不倫して家族を捨てた父親のことも、夫に捨てられたため男を乗り換えて同じく家族を捨てた母親のことも、一番許せなく思っていそうな真面目な長女が、自分も同じように人の家庭を壊す不倫を何の罪悪感も無さげにいけ>>続きを読む
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福祉課の一部屋に押し込まれた無縁仏の骨箱に未来の自分を見たように思えてグッときてしまった。
実の子を4歳の頃から放ったらかしにしてた父親のことなんて、誰が何と言おうと山田が死後の面倒まで見る義理なんて>>続きを読む
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カラムがソフィと周りの観光客からサプライズで誕生日を祝われたことに、夜一人で咽び泣く場面が一番苦しかった。おそらくカラムは虐待サバイバーで鬱病なのだろうと思うが、自分がこの世に生を受けたことにプラスの>>続きを読む
背景音楽なしに淡々と進む物語を観て、劇伴が与える印象の圧力はこちらが思っている以上に大きいのだなと思った。
犯罪者をヒロイックに描かず、孤独に堕ちていく様を惨めに淡々と客観的に描いている所が清々しい。
「人間は生まれた時から孤独なんだから、他人と過ごすには努力が必要」というのぞみさんの言葉が、魚の小骨が引っかかったみたいに刺さって抜けない。
ア~~~めっちゃ良かった。
ロストバゲージのマサコさんが徐々に自己を解放していく感じが特に好き。
成人以降に出会った友達との付き合い方が色々と難しいなと思うこの頃だけども、お互いの過去に触れすぎず、好>>続きを読む
いい意味でキムタクが綾瀬はるかに食われてるぐらい、綾瀬はるかの「芯が強くてフィジカルも強い歴史物の強い女」イメージが確立されてた。
大友監督と佐藤直紀の音楽のタッグで生み出される映像が好きなので勝手に>>続きを読む
りんさんのエピソードが多く挿入されたことで、すずと周作さんの内面の奥行きが増したように思う。
鈴(すず/りん)という名前も、お互いがどこかの契機でそうなり得たかもしれないifの姿というか、鏡合わせのよ>>続きを読む
ちょっと良すぎて言葉にならない。
ただこの時代の市井の人たちは、今とは比べ物にならないほど強かったのだと思う。
これ公開当時に劇場で観た人たちは何を思ったんだろうか。
折角『君の名は。』は爽やかなアオハルに昇華していたのに、こちらは作り手の青春コンプレックスヤバすぎんか…?になってしまった。
ただ、風景や水の表>>続きを読む
オモロ~…
公開当時逆張り癖が作動して観に行かなかったけど、変な意地張らずにもっと早く観ときゃよかった。
しかし、こういう民俗や宗教がガッツリ絡むストーリーが大衆受けするのはちょっと意外かも。
キャストだけ見たときにてっきりメイン二人の配役が逆だと思っていたが、観終わってみるとちゃんとハマってた。
この物語は、原作の絵のタッチや構図・コマ割りなどの漫画ならではの表現だからこそ生み出される余韻>>続きを読む
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今自分が人生というものを見つめ直さねばならない局面にあることも相まって、胸をつかれたような思いで流れゆくエンドロールをただ眺めた。
黒澤明版を観ていないのでどのくらい違いがあるのかはわからないが、遊び>>続きを読む
オモロ………………
60年代~70年代カルチャーの濃縮エキスて感じだし、サイケやプログレのMVみたいな映像だなぁと
やっぱり第九は良い
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すごい映画だった。
近代中国史に疎いので、どのくらい事実に基づきバイアスの有無があるのか分からないけども、「皇帝は地球上で最も孤独な少年だ」というジョンストンの言葉が全てなのだろうと思う。
幼い溥儀の>>続きを読む
飲んだくれて踊り狂うマッツが見れるという不純な動機で観た。
日常的に飲酒する人ならば、確かに適量飲んだときの方がつまらない自意識のようなものが取っ払われて自然な振る舞いができる気がする、と誰しも一度は>>続きを読む
今までの人生全て無駄だったのではないかという考えにここ最近常に囚われていたのだけど、人生は長くて多様なのだから、もう少し悪足掻きしてみてもいいんじゃないかと思えてボロ泣きしてしまった。
公開終了まで何>>続きを読む
ケイコが会長と鏡の前でシャドーボクシングする場面で、何故だかわからないけどボロボロ泣いてしまった。
ジムにいる人たちが皆しっかり個と向き合い、干渉しすぎず、けれども決して突き放さずに寄り添ってくれる暖>>続きを読む
ガガーリンの宇宙飛行について仲間と語らった後に夜明けの宮殿広場を歩くシーンが、自由と不自由を同時に象徴しているようで本当に美しくて好きだった。
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デヴィッド・ボウイが美しすぎる。
何かと挑発的に睨む場面の数々で、ボウイのオッドアイが映えまくっていて画面外のこちらまでドキドキしてしまった。
追記:2023年2月 / 映画館
公開40年で劇場>>続きを読む
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母親と妹の態度が終始キツくてイライラしたが、家族ってこういうものだよなと。最後まで家族の理解も受容も得られず(父親と祖母も?は別)、何も状況は変わっていないが、下手に話に落とし所をつけていない点に現実>>続きを読む
雑でチープでバカバカしいのに無駄にテンポがよくて、なぜか最後にはオモロ~~てなってるの凄すぎる。
「ぼくのかんがえたさいきょうのメカ!」とでも言わんばかりのよくわからないガラクタたちの造形が、絶妙にか>>続きを読む
映像だけでなく物語も無機質に淡々と進む感じが本当にカッコよくて痺れる。
レプリカントより人間の方が感情が希薄に描かれていたのも皮肉が効いていて良い。
80年代のサイバーパンク作品は言うまでもなく最高な>>続きを読む
めんどくせぇ~~~~~~女だなと思いつつ、なんかわかるわとどこか安心してしまうシチュエーションとエモーションの連続だった。
原作が好きなのでそれなりには楽しめたが、あの一冊丸々を一時間半に収めるのは無理があり、原作を知らない人にとってはしっちゃかめっちゃかだろうなという印象。特に尺の都合上筋書きを改変したところが全て改悪で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スティーヴィーがグループ内で認められだすと今まで兄貴風吹かせてたルーベンと徐々に関係がギクシャクしだす所、才能のあるレイに引き離されて焦燥感と嫉妬から破滅的になるファックシットとそれを寂しく思うレイが>>続きを読む