戦場の現状を最前線で伝え続けた伝説の女性ジャーナリスト、メリー・コルヴィン氏のお話。
映画は、彼女がスリランカで左眼を失うところから始まり、シリアのホムスで命を落とすまでの残りの11年間を追いかける>>続きを読む
スウェーデン発の社会風刺ドラマ。
とは言え、一方でシニカルコメディのような、なんともカテゴライズしづらい作品となっています。
有名な現代アート美術館のキュレーターを務めるクリスティアン。
彼が次に>>続きを読む
ノーベル平和賞受賞者、ナディア・ムラドさんと同じイラクの少数派ヤズディ教徒の女性たちの物語。
息子を助け出すため、命がけでISと戦った母親役を『パターソン』のゴルシフテ・ファラハニが熱演しています。>>続きを読む
高評価につられて鑑賞。
退屈ではなかったですが、ちょっと期待しすぎたかもしれません。
フォードとフェラーリのル・マン優勝をかけた熾烈な闘いが描かれているのかと思いきや、フォード幹部とシェルビーのい>>続きを読む
これはかなりの当たりでした。
主演は『es/エス』のモーリッツ・ブライブトロイ。
だいぶ老けましたが、相変わらず素敵ですねー。
『es/エス』『ピエロがお前を嘲笑う』など、定期的に秀作サスペンス/>>続きを読む
ロンドンを舞台に、一組の男女の恋の行方をブリット・ポップとともに描く青春映画。
90年代から現代につながるUKロックの名曲が次々と流れ、音楽あるあるやエピソード満載の、音楽好き必見の作品となっていま>>続きを読む
カルト映画の代名詞的作品。
独特の乾いた世界観の中で繰り広げられる、珍妙かつシュールなストーリー。
芸術と捉えるか悪趣味と捉えるか賛否両論だと思います。
正直、私にとっては後者。
全く受けつけませ>>続きを読む
20歳の箱入り娘ルーシーが、フェリーニに魅せられ、彼を探しにイタリア各地を巡る物語。
母親の病気をキッカケに自立を決意してみたけど、なかなか上手くいかず途方に暮れるルーシー。
そんな彼女の目に飛び込>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アレンによるアレンのための、アンチハリウッド映画です。
もちろん主演もウディアレン。笑
正直、ストーリーはいつものドタバタ劇なので新鮮味は感じませんが、アレン独特の視点と感性で作品に愛くるしさが生>>続きを読む
大好きな作品…!
大人がキラキラする瞬間に心奪われます。
しかも監督は『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー。
恋人には裏切られ、
生きがいである音楽の仕事でも挫折。
ああ、もう人生ド>>続きを読む
めずらしく邦画。
『愛がなんだ』の岸井ゆきのちゃん作品かと思って手に取ったら、全くの別人さんでした。
ただ、本作で主演を務める趣里さん、圧巻の演技力。
正直、寧子の感じる生き辛さには痛いほど共感でき>>続きを読む
2/21 ずいぶん待っておりました、この『祝祭』の日を。
どこもかしこも満席とは、みなさんお好きなんですね〜
感想はと言うと、意外とお利口さんで見易い作品でした。
監督が監督なのでショッキングな>>続きを読む
Filmarks様からご招待いただき、試写会にて鑑賞。
2日以内にレビューを上げるよう言われていましたが、気付けば3日が過ぎていました…ごめんなさい。
当日はラジ・リ監督と細田守監督、市長役のステ>>続きを読む
またひとつ好きな作品が増えた。
『青春』という一瞬の煌めきの時を、ある一夜の出来事にフォーカスして描く群青劇。
メガホンを取るのはデビッド・ロバート・ミッチェル監督。
正直『アンダーザシルバーレイ>>続きを読む
久しぶりに吐き気を催すような作品だった。
この作品がカンヌで上映終了後に盛大なスタンディングオベーションを受けたと聞き、つくづくパルムドールは信用できないと感じる。
なんというか快楽殺人鬼の自己中>>続きを読む
韓国映画はあまり観ないのだけれど、アカデミー賞「作品賞」受賞となれば話は別。今更ながら鑑賞しました。
シンプルに面白かったです。
アジア映画というより、米ドラマやサスペンスにありそうなテンポの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
もはやオカルトの枠を超えた、社会派アート系衝撃作。
主演は「フィフティ・シェイズ」シリーズのダコタ・ジョンソン。
とってもタイプです。
そもそも、オリジナル版を観ない中での鑑賞。
カルト的な人気を>>続きを読む
自分のアイデンティティについて考える黒人主人公の『勇気』がひとつのテーマです。
どう考えたって、ここは絶対殴って良いでしょ!!!と叫びたくなるようなシーンでも、主人公はひたすら忍耐する。
気品がな>>続きを読む
ジャームッシュ監督曰く「本作品は、ただ過ぎ去っていくのを眺める映画」だそうだ。
ニュージャージー州パターソンでバスの運転手をしているパターソン。
朝起きると妻ローラにキスをし、仕事に向かい、バスを>>続きを読む
ビル・カニンガム。
お金や名誉に振り回されず、権力に迎合しない人。
謙虚で嘘がなく、老いてなお自分の信じる道をすすむ人。
享年87歳。
『最高のファッションショーは常にストリートにある』と、5>>続きを読む
モノクロの映像がシュールな世界にぴったり。
人生における無駄な時間を凝縮したような作品。
登場人物がコーヒーを飲みながら、あるいは煙草を吸いながらとりとめもなく過ごす様を描いた11本の短編ドラマ。
ド>>続きを読む
大好きなウォン・カーウァイ監督の代表作。
香港の九龍、尖沙咀にある雑居ビル「重慶大厦」と小食店「ミッドナイト・エクスプレス」を舞台に、すれ違う恋愛模様をスタイリッシュに描いた作品。
ウォン・カーウ>>続きを読む
とてつもなくエモい映画だった。
ティモシー・シャラメ、
なんて切ない演技をするんでしょう。
ディカプリオの再来は
言い過ぎかもしれないけれど、
たしかに目を惹く存在感。妖艶さ。
ラスト近くで父親>>続きを読む
父親に影響され、ビデオテープが擦り切れるほど見たT1、T2。
映画に出会うきっかけになった思い出深い作品。
アーノルド・シュワルツェネッガーに続き、2でサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンが復帰>>続きを読む
低予算でここまで面白い作品を作った監督に賞賛を贈りましょう。
ジョーダン・ピールの本業はコメディアンと言うからさらに驚き。
序盤からしっかり違和感を感じさせる作りで、怒濤のフィナーレに向けて着実に>>続きを読む
愛の始まりと終わりを描いたリアルな物語。
結婚7年目。ペンキ屋として働くも向上心もなく朝から酒を飲む毎日を過ごすディーンと、看護師として忙しい日々を送るシンディ。
かつては愛し合った2人の関係は、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2019/11/10[★3.7]
色々な方のレビューを読んで、再評価させていただきました。
ひとつ言えることは、自分の考察力が思った以上に低かったということでしょうか。
見て損はない作品だと思います>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まず、本作をまだご覧になっていない方は「シャロンテート殺人事件」「チャールズ・マンソン」さらに彼が作ったヒッピー集団「マンソンファミリー」このへんの予備知識を入れた上で鑑賞することを強くオススメします>>続きを読む
かなり話題になった作品だけに、少しだけハードルが上がってしまったような。
でもなかなかの良作でした。
特にラストシーンは悲しくて涙が止まらなかった。
タイトルにもなっている名車グラン・トリノが、>>続きを読む
舞台はNYブルックリン。
モダンダンサーを目指すフランシスだけど、ダンサーとしてはなかなか芽が出ず、些細なことから彼氏とも別れることに。
さらに、親友ソフィ―の婚約を機に彼女との同居も解消することとな>>続きを読む
タランティーノの最高傑作としてよくよく挙げられるこの作品。
内容としては、超低俗なマフィア映画と言えますでしょうが「パルプ・フィクション=くだらない話」ということで、その低俗さこそがタラさまの狙いだ>>続きを読む
ポップでカラフルなサイコサスペンス?
いや、ブラックコメディでしょうか。
精神的な問題を抱えつつも、幻想世界を救いにしながら充実した現実を送る青年。
自宅に帰ると喋る犬(天使)&猫(悪魔)がお出迎え>>続きを読む
『産業ロック』なる言葉が浸透し始める70年代前半のアメリカが舞台。
ツェッペリン、ザ・フー、クリーム、イーグルス、デビッド・ボウイ、ボブ・ディランなどおなじみの名前が続々と登場し、70年代の音楽目録>>続きを読む
非常に完成度の高さを感じさせる秀逸なサスペンス。
よく練られた構成とプロット、演出から細かい伏線の張り方まで全てが緻密で申し分のないクオリティとなっています。
160分弱の長尺にも関わらず、その長さ>>続きを読む
『コメット』
彗星の夜に出会った男女の6年間を、時系列をランダムに散りばめて綴るラブストーリー。
幻想的な映像美。ロマンティックな音楽。と、
とにかくスタイリッシュでお洒落な仕上がりとはなっていま>>続きを読む
ニューヨークで妻と一人息子と共に暮らすテッドは、仕事に夢中で家庭を顧みていなかった。
そんな折、仕事の成果が認められ昇進が決まるが妻に別れを切り出されてしまう。
新しいプロジェクトを任されたばかり>>続きを読む