一人旅さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ロー・タイド(2019年製作の映画)

4.0

ケビン・マクマリン監督作。

新鋭ケビン・マクマリンの長編初監督となったA24制作の青春映画で、窃盗を繰り返す若者たちが辿る残酷な運命を描きます。

ニュージャージーの海沿いの町を舞台に、都会から休暇
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.0

ケリー・ライカート監督作。

米インディペンデント映画界を代表する女性監督:ケリー・ライカートが『ウェンディ&ルーシー』(2008)に続きミシェル・ウィリアムズを主演に迎えて撮り上げたウエスタンドラマ
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探偵マーロウ(2022年製作の映画)

4.0

ニール・ジョーダン監督作。

アメリカの作家:レイモンド・チャンドラーの代表作である1953年発表の小説「長いお別れ」の、アイルランドの作家:ジョン・バンヴィルによる公認続編「黒い瞳のブロンド」をアイ
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.0

第79回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞。
アリス・ディオップ監督作。

セネガル系フランス人の女性監督:アリス・ディオップが、フランスで実際に起きた事件に着想を得て、子殺しの母親を巡る裁判のゆくえを描い
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ミスター・ソウルマン(1986年製作の映画)

4.0

スティーヴ・マイナー監督作。

C・トーマス・ハウエルが主演を務めた80年代学園コメディの隠れた良作で、黒人に成りすました白人の青年が巻き起こす騒動を描きます。

ハーバード法科大学院に合格したものの
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アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

4.0

第25回ベルリン国際映画祭金熊賞。
メーサーロシュ・マールタ監督作。

女性監督として初めてベルリン映画祭最高賞に輝いたハンガリー映画で、未亡人と若い娘の友愛を見つめます。

夫を亡くし、妻子持ちの既
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.0

オーウェン・クライン監督作。

俳優ケヴィン・クラインとフィービー・ケイツの息子であるオーウェン・クラインが長編初監督を果たしたA24制作映画で、『グッド・タイム』(2017)のサフディ兄弟が製作に名
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SPETTERS/スペッターズ(1980年製作の映画)

4.0

ポール・ヴァーホーヴェン監督作。

鬼才ポール・ヴァーホーヴェンがオランダ時代の1980年に撮った日本劇場未公開の青春群像ドラマで、モトクロスレースに熱中する若者たちの青春の軌跡を描きます。

オラン
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スライス(2018年製作の映画)

3.0

オースティン・ヴェセリー監督作。

気鋭の映画スタジオ「A24」が制作を手掛けたホラーコメディで、ミュージックビデオ界出身のオースティン・ヴェセリーの長編映画初監督作品となっています。

アメリカの小
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陽は昇る(1939年製作の映画)

3.0

マルセル・カルネ監督作。

フランスの作家:ジャック・ヴィオの同名小説をカルネの盟友:ジャック・プレヴェールが脚色、巨匠マルセル・カルネが演出したサスペンスドラマで、ジャン・ギャバンが人殺しの男を妙演
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

ケリー・ライカート監督作。

米インディペンデント映画界の重要人物である女性監督:ケリー・ライカートが監督・編集・脚本の一人三役をこなしたヒューマンドラマの佳作で、社会の底辺に身を置く独身女性の彷徨を
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

第80回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。
ヨルゴス・ランティモス監督作。

スコットランドの作家:アラスター・グレイによる1992年発表の同名小説をギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモスが映画化した異色ド
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.0

クロード・ミレール監督作。

シャルロット・ゲンズブールの出世作となった青春ドラマの佳作で、鬱屈した日常に嫌気が差した少女の機微を描きます。

産まれた時に母親を亡くし、職人の父親と兄、母親代わりの家
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0

チャド・スタエルスキ監督作。

キアヌ・リーブス主演「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾で、シリーズ史上最も長い約3時間の長尺のもと孤高の殺し屋の壮絶な戦いを描きます。監督には「マトリックス」からキア
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.0

マイク・ミルズ監督作。

自分らしく生きることを謳い上げた異色の青春映画『サムサッカー』(2005)で注目を浴びたアメリカの俊英:マイク・ミルズが2010年に脚本を兼ねて撮り上げた作品で、監督の実体験
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パリで一緒に(1963年製作の映画)

3.0

リチャード・クワイン監督作。

ジュリアン・デュヴィヴィエと脚本家アンリ・ジャンソン共作によるオリジナル脚本「アンリエットの巴里祭」に着想を得たリチャード・クワイン監督作品で、ウィリアム・ホールデン&
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

4.0

アンドレ・ウーヴレダル監督作。

英国の作家:ブラム・ストーカーによる1897年発表の怪奇小説「吸血鬼ドラキュラ」の内の第7章「デメテル号船長の航海日誌」を、『ジェーン・ドウの解剖』(2016)のノル
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ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

3.0

エリザベス・バンクス監督作。

2012年のヒット作『ピッチ・パーフェクト』の続編で、大学4年生となったヒロイン:ベッカら女子アカペラチームの新たな挑戦を描きます。演出は本作が長編初監督となる女優エリ
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

4.0

ジェイソン・ムーア監督作。

コーネル大学出身:ミッキー・ラプキンの同名ノンフィクションと、母校ノースウエスタン大学でのムーア監督の実体験を基にした音楽コメディの快作で、アカペラ部の女子大生たちの奮闘
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ペット・セメタリー2(1992年製作の映画)

3.0

メアリー・ランバート監督作。

モダンホラーの大家:スティーヴン・キングによる1983年発表の同名ホラー小説の映画化作品である『ペット・セメタリー』(1989)の唯一の続編で、『ターミネーター2』(1
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ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

4.0

ペーター・トアヴァルト監督作。

Netflixオリジナル映画『ブラッド・レッド・スカイ』(2021)のドイツ人監督:ペーター・トアヴァルトが再びNetflixを主戦場にして描く戦争アクションの佳作で
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

シャーロット・ウェルズ監督作。

インディペンデント映画界で注目されているスコットランド出身の新鋭女性監督:シャーロット・ウェルズの長編初監督作品で、トルコのリゾート地を訪れた英国人父娘のひと夏を映し
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折れた矢(1950年製作の映画)

4.0

デルマー・デイヴィス監督作。

アメリカの作家:エリオット・アーノルドによる1947年発表の小説「Blood Brother」をマイケル・ブランクフォートが脚色、多くの西部劇を撮ったデルマー・デイヴィ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

5.0

ジェームズ・ワン監督作。

『アクアマン』(2018)の続編で、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の第13作目にして一応の最終作となります。監督は前作に引き続きマレーシア系オーストラリア人の
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

4.0

F・ゲイリー・グレイ監督作。

『フライデイ』(1995)のアフリカ系の映画作家:F・ゲイリー・グレイの監督最新作で、極悪人の金塊を奪うべく奮闘する凄腕窃盗集団の活躍を描いたクライムアクションコメディ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

ギャレス・エドワーズ監督作。

英国の俊英ギャレス・エドワーズ監督によるSFアクションスリラーで、AIが高度に発達した近未来を舞台に、人類存亡の鍵を握る少女と元軍人の男の逃避と宿命を描きます。主演はア
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

5.0

フランソワ・オゾン監督作。

『まぼろし』(2001)や『スイミング・プール』(2003)の脚本家として知られるエマニュエル・ベルンエイムの実体験を基にした自伝的小説を、フランスの鬼才フランソワ・オゾ
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JOY(2015年製作の映画)

5.0

デヴィッド・O・ラッセル監督作。

俊英デヴィッド・O・ラッセルが、実在のアメリカ人女性発明家:ジョイ・マンガーノの半生を映画化した日本劇場未公開の伝記ドラマで、同監督の『世界にひとつのプレイブック』
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

5.0

アレックス・トンプソン監督作。

主演のケリー・オサリヴァンが実体験を基に脚本を手掛け、新鋭アレックス・トンプソン監督が演出した人間ドラマの隠れた傑作で、30代独身女性と6歳の少女とのひと夏の関わりを
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女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

5.0

ピエール・エテックス監督作。

サーカスの道化師、イラストレーター、俳優、映画監督と様々な顔を持ち、映画の師匠であり敬愛するジャック・タチの象徴的シルエットを生み出したことでも知られるフランスの才人ピ
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クリッター2(1988年製作の映画)

3.0

ミック・ギャリス監督作。

1986年に第1作が制作された「クリッター」シリーズの第2弾で、平和な田舎町を再びクリッターが襲撃します。ミック・ギャリスとの共同脚本には『アライバル -侵略者-』、『ピッ
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

4.0

スコット・ウォー監督作。

『ワールドミッション』(2014)から約10年越しの続編となる「エクスペンダブルズ」シリーズ第4弾で、『ネイビーシールズ』(2012)で本格的なミリタリー物を撮ったスコット
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.0

デヴィッド・クローネンバーグ監督作。

カナダの鬼才デヴィッド・クローネンバーグが80歳手前で撮った近未来SFの異色作で、新たな臓器を生み出す男を名優ヴィゴ・モーテンセンが怪演します。ヒロイン役はフラ
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

4.0

クリストファー・ボルグリ監督作。

北欧ノルウェー出身の新鋭:クリストファー・ボルグリが脚本と演出を手掛けた現代の寓話的な心理スリラーで、苛烈な承認欲求で人生を狂わせていくヒロインの行く末を描きます。
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雪山の絆(2023年製作の映画)

5.0

J・A・バヨナ監督作。

『インポッシブル』(2012)ではスマトラ島沖地震による大津波に巻き込まれた実在のスペイン人家族のサバイバルと絆を描いたスペイン出身の俊英:J・A・バヨナ監督が、1993年の
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大恋愛(1969年製作の映画)

5.0

ピエール・エテックス監督作。

イラストレーター、道化師、俳優、映画監督とマルチに活躍したフランスの才人:ピエール・エテックスの長編監督第4作で、本作はエテックス初のカラー長編です。共同脚本にはルイス
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