まがれっとさんの映画レビュー・感想・評価

まがれっと

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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

備忘も兼ねて大方のあらすじ。

主人公のシャロンは少年時代、同級生にいじめられる日々を送っていた。
ある日、とある廃墟で懐の深い大人、フアンに出会う。
まるで父のように寄り添い、導いてくれたフアンは一
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

小気味いいテンポで騙しの罠を張っていき、
想定外の展開にドキドキさせられつつも、
見事にミッションを成功させるさまは、まさにエンターテイメント!
音楽もスタイリッシュで楽しかった。
そういえば最初ダニ
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

時代劇アクションの原点たる名作です。
野武士から村を守るため、百姓は侍の武力と義侠心を頼り、宿場町へと足を運びます。
知略に長けた人格者、勘兵衛が好条件ではないこの申し出を受け、仲間を集めます。
勝手
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

言わずとしれた名作をじっくり再鑑賞した。
実話の原作をベースにストーリー化した作品。
とにかく、ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの名演が心に残った。
ロバート・デ・ニーロ氏は演技が取ってつけ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

映像は綺麗でした。
また、声の俳優さんたちも熱演でした。
物語的には盛り込みすぎて、感情移入が間に合わず、
唐突感というか、取ってつけた感が否めないかなと言う印象でした。

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.6

どこの国にも冤罪、隠蔽、権力による暴力はあるんだなと思いました。
知的障がいのあるお父さんと可愛い娘の親子愛を冤罪が引き裂いた。
自分の娘が死んだ悔しさ、悲しさを事件のでっち上げという形ではらした
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

クリスティンは決められた形から脱したくて色々反発したり
無茶したりして傷つくけど、結局受け入れてくれるのは
元々のコミュニティーなんだよね。ジュリーという親友だったり
家族だったり、教会だったり。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

コメディと風刺とスリルのバランスが絶妙ですね。
景気のせい?自分の努力が足りないせい?
固定化されてしまう社会での位置づけに諦めとも取れる日常を送る家族が
あるきっかけを機に生活が一転するかと思いきや
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.8

時代に則さなくなった家業を受け継ぐのは本当に大変なんだろうな。
求心力を失った社内をまとめ、ニッチ市場で立て直しを狙う
チャーリーの奮闘ぶりに思わず思わず見ている方も応援したくなる。
そんな新事業を遂
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

インド独立戦争の英雄をモデルに書かれた物語。
ダンスもCGもインド映画の真髄という感じでとても良かった。
理不尽に抑圧してきた英国人にこれでもかと鉄槌を下す勧善懲悪のヒーロー物なんだけど、ラーマの生い
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.7

実話からインスピレーションを得て作られた物語。
スピルビーグらしいテンポの良い、
クスリとなるやり取りはやはり楽しい。
最初の方はトム・ハンクスが英語を話せないというのはあまりリアルではないかな?と感
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

大好きな映画。
スカッとした青空と海がとても印象的。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人との出会いは奇跡だ。
ドラクロアは処刑を前に、ポールとブルータルの温情に触れ、
ここでないところで出会っていればと涙を流した。
彼はこれまでの人とのめぐり合わせの悪さから道を誤り、過ちを
犯してしま
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.2

キャラクターを楽しむか、サスペンスとしてのストーリーを楽しむかでいうと前者ですね。
エピソードをたくさん入れることでホテルの姿勢やらキャラクター性やらを説明していくのでしょうが、そこに印象が取られてス
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.4

岡田さんの車の中の長台詞を語るシーンの表情は
迫力がありました。
また、北海道のみさきの実家を訪れたとき、みさきの独白を聞いたあと、
涙ながらに心の中を吐露した西島さんは本当に小さな子供みたいで、
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.4

有名な俳優さんが軒並み出演してる!
表情がキラキラしてて素敵でした。

アメリカを売った男(2007年製作の映画)

3.2

20年もバレずにKGBに情報を売り続けていた男。
そんな男の中にもかすかな人間性は残っているのか。
人を騙し続けてきたことに葛藤しているからこそ、神に懺悔し、
部下を信じるべきか迷う。
そんな心理を淡
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.8

家というのは、住む人の歴史を刻むもの。
夫婦お互い支え合い、辛いことも楽しいことも分かち合ってきた。二人の思い出が染み込んだ愛する我が家を、モノとして軽々しく売ることなど出来ない。売却が現実味を帯びる
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交渉人(1998年製作の映画)

3.7

ミスリードを誘うふりしてストレートなのか?
それとも意外と真犯人は彼だったりして・・・
古い映画ですが、プロットの妙とアクションで飽きなく見ることができました。
本当にケビン・スペイシーは個性的な演技
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オリバー!(1968年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オリバー・ツイストが主人公のようで、実はフェイギンとビル・サイクスの
二人の悪い大人の対比がテーマになっている気がします。
人を利用することしか考えず、利用価値がなくなると容赦なく切り捨てるビルと、利
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

代議士の世界には独自の価値観がある。
普通の人が政治家の世界に飛び込んで奮闘するドキュメンタリー。
政治屋たちの思惑に翻弄される政治家。
時代の波に抗いながらも戦い続ける政治家と、その家族を格好つけず
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

下品な生活をまったり描く映画かなと思ったが、
それが彼らのリアルな日常なんだと次第に冷や汗が出てくる。
小銭をたかる子どもたち、偽物の香水を路上販売する母親。
貧困が蝕む彼らの行く末は・・・
最後のデ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

一気に見た。
主人公の歌声も心に響く美しいものであったが、やはり父親役の
トロイ・コッツァーの表情が印象に残る。
言葉は出ずとも、手から、目から、愛って伝わるんだなと思った。
街の風景も美しい。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ベトナム帰還兵として心に傷を負い不眠症に悩む主人公。彼は正に孤独と戦っていた。
人、特に心を預けることができる女性との繋がりを求め、
一目惚れした選挙事務所の女性をデートに誘うも
常識のなさから振られ
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さよならぼくたちのようちえん(2011年製作の映画)

3.9

きっと小さいお子さんをお持ちの方は号泣するだろうと言う感じ。
だって、私でさえこんなに泣いたのだから。
子供は大人が思う以上によく理解してるよね。
そして、彼等の世界に寄り添うことの大切さを
改めて肝
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花嫁のパパ(1991年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公のジョージは製靴会社の社長さんなので、ちょっとお金持ち。 建物部分もちょっと広くて、裏庭にバスケットゴールが設置してあって子どもたちと遊べるようになってて、庭も広々。
思い出のある自宅で披露宴が
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリーと映画との中間のような作品です。
監督が真に伝えたいことを登場人物が語っているようです。
町中の風景をリアルに見ることが出来て面白かったです。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.7

心の平安をもたらしてくれる、真実の愛のある家庭で
マルコは守られるべきなのに、血の通わない法律がそれを妨げた。
やるせなさと怒りが滲み出た、ルディの歌声が心に響く。
マルコはハッピーエンドが大好きなの
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.5

今まで見た奴隷の話の中で一番凄惨だった。
人格の剥奪に加え、壮絶な精神的、身体的、性的虐待。
それらが淡々と映像として映し出され、胸がえぐられる思いだった。
エップスは自らの非道な仕打ちを、奴隷をモノ
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.5

規律を守るということは、人間性を奪われることなのだろうか。
人間らしい心のゆとりがなくなっていくにつれ、
文字通り画面は色彩を失っていく。
自己犠牲こそ最高の孝であり、美徳である、
そんな行き過ぎた全
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太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.6

支配者としての英国人、捕虜としての英国人。戦争による支配、被支配の逆転劇に翻弄されつつも、逞しく成長していく主人公。
クリスチャン・ベールの演技が子役とは思えないほど秀逸でしたね。
伊武雅刀さんがスマ
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ハンコック(2008年製作の映画)

3.7

空からの着地でさえパワー余って道路壊すなんて。
初めて見ましたよ、そんなヒーロー。
そんな彼が真のヒーローになる成長物語かと思いきや。
途中からストーリーがぶっ飛んできて、
ジェットコースターのように
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海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

3.7

尊厳死
難しすぎてもう少し考えを深めなければと思った。
どこまで、自死を望む本人の意見を聞いてあげるのが愛なの?
物理的に自分の体を自由にできないことと、
死を望む強さは比例しないから
線引なんてでき
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.7

復讐心に囚われると人は醜くなる
難しいことではあるが、相手の事情を理解し、許すことは関係修復への第一歩
こうしたテーマを軸に、スパイダーマンの対立構造が目まぐるしく変化していく。
ハリー、可哀想すぎな
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