lazysaruさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

lazysaru

lazysaru

映画(92)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

JSA(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スヒョクは己の記憶をも偽っていたのかな。人の心はそれほど強くないから。いつも冷静だったのはギョンヒルだけ。だから彼の言葉は真実であり、スキョクの良心と命を撃ち抜いてしまった。この四人の場所が線の同じ側>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

2.8

心がない主人公。満足なのかな。満たされたのかな。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

不思議な映画。自分が中の世界に引き込まれるのではなく、中の一人ひとりの日常が漏れ出てくるのをそっと受け止めるような、親しい人の日常を覗き見ているような。誰かひとりが世界の主人公なのではなく、一人ひとり>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

3.8

映画が人の人生を切り取って描く。大きなものも小さなものも、作り物とわかっていても心が動くのはそこにリアルを感じたとき。良い映画でした。

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

2.8

数式でここまでわかるものなのか?全体的に浅い感じがした。

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.0

イケメンに美女。ド派手なアクションに祖国愛、友情、恋愛。盛り沢山で、もちろんキレッキレのマサラダンスもあるのだが…何となく盛りすぎてかえって中途半端に感じてしまった。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スタイリッシュでナンセンスでカッコいい。最後ミカンの彼が良かった。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

マルチバースを舞台に繰り広げられる母娘戦争?面白いか面白くないかと言われると微妙だった。アクションは格好良い。笑いと演出は子供っぽい。石に目をつけないほうが良かったと思う。私はね。

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.8

フィクションとノンフィクションが入り混じりどちらのカップルの行く末にも気持ちが入り込む。熊はルールかな。法だったり体制だったり、土地のしきたり、慣習だったり。ならば変えればいいではないか、と監督は言い>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.5

常に考えろと問いかけてくる作品。原作もだが。原作では障害者きーちゃんの内面描写と介護者さとくんの視点で語られ、さとくんの目を通して、思考の過程を経て、私達の「反差別」という良識の脆さに愕然とさせられた>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

宮沢氷魚そうきたかー、っんで、そこからはあっちがひっくりかえれば、こちらもひっくり返り。面白かったです。最後の大おちは、実際の商いとしては冒険だなと思ったけれどもフィクションとしては爽快でした。本が好>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.0

私達は思い上がってはいけない。自分たちの想像力と博愛を買い被ってはいけない。如何にそれらが貧相かを常に自戒しなくねばならない。想像の及ばぬものことがあることを想像すること。想像の外側、宇宙の外側につい>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

期待値上げすぎたのか、むむ…?って感じた。昭和生まれ原作派なので、鬼太郎父の話といえばあのぐるぐる巻の父とお化け母が頭の片隅にあり、このイケメンは誰…?って思っちゃったし。でもアニメに連なるオリジナル>>続きを読む

(2000年製作の映画)

3.5

痛々しいんだけどなぜか笑ってしまう。引きこもり"だった"主人公が、多分初めて外に出て、段々と他人と関わり合いを持てるようになってゆく姿が、愚かなのだけど幼い子の成長のように感じられて、何故か放っておけ>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.9

整クンに癒やされます。下手だと自覚できるところから上達は始まるのです。青くて真っ直ぐなのがいいのです。分別臭いふりして誤魔化してしまいがちなおばさんには眩しいのです。

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

不安でいたたまれなくなる。第三者目線で淡々と描かれる殺人。「アンタ誰」と「覚えてないの」リフレインから立ち昇る心許なさ。正気だと思っていた隣の人間が瞬きするうちに狂気に伝播されてゆく。精神科医の彼はふ>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ネリ&ジョーいい姉弟だよ抱き締めたいよ、曼荼羅どんどんカッコよくなっていくよ、胡屋クソ過ぎて踏み潰したいヨ、観てよかった。

地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)

2.8

前半はいい感じで見ていたのだけれど…みち子のくだりが納得いかずモヤモヤした。そう思って観ると、主人公の他責感とかも気になってしまった。生きてれば色々抱えねばならん、人はそんなに強くも清くもないというこ>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.5

記憶が不確かとなってしまった人の、自我の拠り所ってなんだろう。他人事ではない。少なくとも私たちは必ず老いるし、周りを見回せば愛する人が老いて覚束なくなった例はいくらでも見られる。彼らは時に怯えたように>>続きを読む

遠いところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公アオイ。感情を抑えた演技が中盤まで続く。水を表面張力ギリギリまで湛えたガラスこコップを連想した。海辺でオバアに諭された時の顔。親友に問い詰められた時の仕草。婦警に、保護司に、言いたいことがパンパ>>続きを読む

武士の献立(2013年製作の映画)

3.0

料理が美味しそうで見せ方も良かった。春が魅力的でストーリーを支えてたけれども、最後の大団円は読めてて少し物足りなかった。

キネマの神様(2021年製作の映画)

5.0

人生はやり直しが聞かないから尊いのだな。ゴウの才能と脆さ。淑子の愛情と強さ。テラシンの友情と実直。誰だって後悔したり悩んだり己の弱さや愚かさに泣きそうになりながら生きている。それをどのぐらい周りに見せ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.7

ラストも含め色々な解釈を見るものに委ねる作品。大人たちにはそれぞれの正義がある。万人に共通の正義はない。だから誰が怪物であるかはその人の正義によって変わる。つまり万人に共通の怪物もいないのだ。相手に己>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観た後、あそこはどう解釈するんだろう、と色々考えることが出来るのが露伴シリーズの楽しいところ。今回キーとなるのは、光を全て吸収するために見えない絵、この世で最も黒くて最も邪悪な絵。描いたのは250年前>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

要約しようのない内容の濃さ。最初から最後までクライマックスでした。男は男らしく女は女らしく悪はあくまでも憎らしく…。見てスッキリするまさに映画は娯楽。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

北川さんの演技がうまい。原著(ノンフィクション)にあり映画には割愛されてしまった枝葉が少し寂しく、また原著より映画の方が展開が忙しなく感じられたが、限られた時間に各キャラクターの個性がとりどり魅力的に>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

メインのストーリーの交錯するように、サブキャラクター各人のお風呂にまつわるエピソードが散りばめられているのが、往年の名画タンポポを想起させた。心がほんわかしました。母子の壁越しの再会と歌にほろり。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

借りたものは返せばいいというものではない。いわんや盗んだものも返せばいいというものではない。阿部サダヲさん演じる西木がいい人なのに苦労してて泣けた。そしてラスト沢崎(柄本明)と一緒に九条支店長と石本社>>続きを読む

大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

4.0

おばあちゃんの心情が最後にわかったときホロリと来た。かっこいい。そして優しい。いいばあちゃんだ。

最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.0

血が繋がっていようがいまいが、家族と言うものは最初から出来上がっているものではなく、日々の積み重ねや心のやり取りで「なる」ものなのだろう。