科さんの映画レビュー・感想・評価

科

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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

はじめて真剣にみた
トロールと鏡のくだりしか記憶になかったからこのタイミングでなお新鮮に面白いって思える
そういうコンテンツがあるの、強いのではないでしょうか

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

4.5

おもしろかった〜
色んなモヤモヤだったり、共感するところがめちゃくちゃあって良かった。誓約書のサインを女の人に頼むところとか、ジェンダーロールを逆に描いてどれだけおかしなことが蔓延ってるかをみせる演出
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

こういうのも良い 知らん人からテレビつけろって即座につけるかね?そんなコロッとなるかね?と思いつつも終わり方はめちゃくちゃ好き

シリーズ一作も観てないのに8を当時好きだった子誘って観に行った甘酸っぱ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

「安物のラップはゴミだ」本当にそう

花束みたいな恋をした の尺めちゃくちゃ長くて正直なんなんだと思ってしまったけど、バカにした姿勢で描きつつ結局観ちゃうんじゃんかよ、という当時の世相表してるようで良
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

満を持して観た

普段好んでアクションものを見ないんだけど、伊澤さんが格好良すぎて惚れました

性別関係なくアクションキレキレな人、かっこいいなあ(アクションシーンが長すぎると飽きてしまうのだけど)
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.5

ずっと観たいと思いながら観れてないままGay's the wordを訪れてから3ヶ月が経った後、やっと観れました

家族からのアウティング、勘当、普遍的な内容かもしれないけど、最初"たまたま"パレード
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ライオン・キング2 シンバズ・プライド(1999年製作の映画)

3.6

私の中でディズニー作品、続編の方が好き・オリジナルのが好きなのと結構分かれるのだけどライオンキングは違うベクトルで同じ度合いの好きさでした

個人的には無印は作品として好き、演劇との相性が高くて生でも
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

3.6

本編は初めて観たんだけどスピンオフのティモン・プンヴァのアニメをディズニーチャンネルでよく観てた記憶だけあって、映画でも記憶のままのキャラクターで懐かしかった

子どもの頃見たら泣き崩れるべこれ

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ミラキュラス レディバグ&シャノワール: ザ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

シリーズのレディバグ・シャノワールの周りを固める人たちが大好きなので物足りなさがずっとあった 面白いんだけど、だけど!となった

だけどif物語、違う世界線を描けるのはこの作品ならではの強みだと思う 
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

良かった、良かったんだけどやっぱりクリストファーロビンの精神状態の物語への落とし込みだったり、創作物としてここまで大きくなったもののモデルとして生きていくことの苦難を考えると居た堪れなくなる

笑いで
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くまのプーさん/クリストファー・ロビンを探せ!(1997年製作の映画)

4.0

実家にVHSのケースだけあってずっと観たくても観れなかった幻のお話

めちゃくちゃ面白かった、泣ける
ずーっとイーヨーとピグレットが大好き(ここに後にルーが加わる)

となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.5

たぶん5歳とかで見て以降一度もまともに観てなかったからほぼ初見の気持ち

本編の後に絵コンテverも観たのだけど、すごい
音楽、すごい
島本さんの声がめちゃくちゃ若くて日高のり子の声が変わらない、すご
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.0

観てて感動よりも苦しさが先行する程度に私はまだガキなんだと思った

何十年か経ってからまた観たい

千年女優(2001年製作の映画)

3.7

序盤で多少のチグハグさを感じた平沢サウンドが、物語が進むにつれて合致していて鳥肌が立った

非完全性が愛おしくもあり我儘な話でもある

使用人の描写で一気に作品の人間味が増した
どの俳優たちより人間ら
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

観る機会を逃して逃して、やっと観れた

カズオイシグロ作品に触れている時と似た感覚に包まれる中、これはNever Let Me Goと同じ世界線のもう少し後の話なのではないかと思えてくる
それと同時に
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異人たち(2023年製作の映画)

3.8

ここ数ヶ月の間、同じ夢をよくみる
もう2度と会うことのない大好きな人の夢

私は目が覚めてそれが現実でないと解った時に絶望感に襲われて涙が止まらなくなるけど、そこから希望を見出せるアダムは強いなと思う
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

どう落ちるのかハラハラしてたけど、個人的にはこの上なくすっきりするエンディングだった

崩壊が続いていく感覚、それに対して他人行儀な撮り方が却って心地良かった

これまでも勧められたり、観ようと思って
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The Pirate's Fiancée(英題)(1969年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃ眠かったけど終盤がとにかく滑稽でおもしろい

Blue Jean(原題)(2022年製作の映画)

5.0

こういうテーマで自己投影できる映画は少ないのだけど、少し近づけた気がする

商業化された恋愛とか、リアリティの欠片もない薔薇色の人生観を目にすると吐き気がするからあまり目を向けて来れなかったのだけど、
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ミステリアス・スキン 謎めいた肌(2005年製作の映画)

4.4

たくさんの人に見てほしい作品

圧倒的な権力構造が出来上がった上での少年に対する性暴力、ブラックアウトして記憶が抜け落ちることも、記憶がずっとあったまま歪んだ愛情を持ち続けることも苦しい

性暴力を振
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サブマリン(2010年製作の映画)

2.5

観ててあまりにも苦しすぎた

最初から最後までヒロインの性格が悪すぎるし、そんな彼女のことを好きな主人公の気持ちもわからなくはないけどキツイ

いじめのシーンも両親のいざこざも心を抉られた気分

洒落
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薔薇の葬列(1969年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

すごい……

境界の曖昧さ、この時代の混沌さをモノクロながら彩り豊かに描いていてすごいなとしか言いようがない

エディプスコンプレックスの描き方に圧倒される。苦しい…けど美しいな…

"映画に登場する
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Whores' Glory(原題)(2011年製作の映画)

3.5

「笑顔を作って悲しみを忘れようとしても痛みは残ったまま」

幼い性産業従事者から出てくるのがなんとも…

金正日花/キムジョンギリア(2009年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤、この演出は果たして…と思いながら始まった
結果的にそこにツッコミを入れながらではないと観続けられないくらい内容が重くガツンとくるので、ちぐはぐさに助けられた。終盤でそのちぐはぐさが、北朝鮮の映像
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エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

2.0

正直かなりひどかった
ただBBCの昔の映像を繋げてるだけじゃ…?

謳い文句もデザインも宣伝も良かっただけに、期待値が高すぎたのかな 楽しみにしてたんだけど

テレビで流し見する程度ならこれでも良かっ
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アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

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なななななんと市の図書館にありました
これを逃したらもう二度と見れないかも、と思いやっと観ました
しかも無修正版…すげえな

ルーマニア語はわかるわけがなく字幕も当たり前に英語がないので選択肢の中で1
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彼女は愛を我慢できない(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

愛おしい!!

恋愛に盲目なアデル、そんなアデルが気になる公園にいつもいる少年、妻子持ちなのにアデルと愛を育みたい男、木の茂みから突然現れるところから始まり終着まで全てが奇行な男、従姉妹に近所のスペイ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

すごい…
結果的にどんでん返しがあるってわけではないけど、そういうことか…ってなる

いき過ぎた愛情・作り上げられた理想って怖い

相殺するべくアンパンマンのキャラソンを聴いてる

フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

やっっっっっっっと観れた。
インターネットミームが与える政治への強すぎる影響、匿名ネット掲示板での発言の拡散性の素早さ、そこから発生する事件

もう8年も前になるトランプ当選が昔のことと割り切れないこ
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雨月物語(1953年製作の映画)

3.7

徒然草と源氏物語からくる間テクスト性、霊物の女性性に着目して見てなるほど…となった

古典ものって初めの一歩踏み出すの躊躇するけど現代まで名が残ってるくらいだから面白いに決まってるんだよね…モノクロ映
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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

エストニア・イギリス共作ということで色々と興味深いところがありました

まずmotherlandという言葉
これは日本語にして母国、祖国という意味です。本編でmotherlandという言葉が使用されて
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花様年華(2000年製作の映画)

4.6

度肝抜かれた

時間がほぼ提示されない中(度々出てくる時計も意味をなしてない)鮮やかなドレスとネクタイの変化で時間が経ってることを気付かされるのだけど、社会の移り変わりでやっと明確な時間の経過を認識さ
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冬の旅(1985年製作の映画)

3.7

なんとも言えない余韻が残る

幸せだった日々が崩れていくという話でもないのだけど、終盤目を背けたくなる

ラストシーンの木たちは幻覚?

男女のモナに対する見方の違い、モナが女性であることが理由で起き
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに観てて胸騒ぎする映画だった スコアつけられないくらいキツイ

平山さんの願望物語?
後輩の意中の若い女に頬にキスされて、妹とその娘に急に抱きついて って悲鳴モノ

役所広治、石川さゆり、三浦
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天使の涙(1995年製作の映画)

4.3

ウォンカーウァイ作品の中で断トツで好きかも
原題『堕落天使』からの第一芬蘭館の字面がなんとも絶妙

セルフパロ効いてて、特に終盤面白いなあと思ったらなるほど、そういうことだったのか

銃乱射シーンとか
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老人Z(1991年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

お年寄りが増え介護の担い手が足りない!全自動介護ロボット開発します!!

主原動力は原子力、本来の目的は老人の軍事ロボット化 という発想がめちゃくちゃ面白いしあり得ない話でもなさそうでちょっと怖さも感
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