カズキさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

カズキ

カズキ

映画(271)
ドラマ(1)
アニメ(0)

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

主人公の生い立ちにミリオネアの問題が奇跡的にリンクしていく。
そこは途中から最後までそうなんだろうなと思ったけど、一つ一つ伏線を回収していくような構成が面白かった。

最後の謎ダンス。ハッピーエンドっ
>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.5

緒形拳さんの鬼畜っぷりな演技は凄まじかったです。
正直、最後まで主人公の目的とか真意とかあまりわからなかったけど、一つ一つの演出が昔の映画とは思えない、その世界に入り込みやすいように感じました。

>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

終盤に押し寄せる急展開の数々に魅了された作品。

お互いが奇術師の技量の見せ合いと言わんばかりの騙し合いの連続で、本来それは観客を喜ばせる方法でなくてはいけない事なのに、お互いが自分の力に溺れ、起きな
>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

半沢直樹好きにはハマる。
というか内容も配役もそっくりそのまんまって感じでした。でもそれが好きだから面白かった。

野村萬斎の演技が思いの外良かった。
少しずつ闇が明かされていく展開は爽快でした。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

2.7

西島秀俊と香川照之のMOZUコンビという事でそれだけでも見る価値あるかなと思い鑑賞。
香川照之の怪演は流石の一言に尽きるけど、犯人はおそらくあの人だろうって思わせて、どんでん返しくるかと思えばそうでも
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

家族とは何なのか。血縁がなければ家族ではないのか。
万引きをはじめ、あの家族が家族としての繋がりを持つためにしてきた事は決して良い事ではない。
葛藤、不安、喜びの繰り返し。
やっている事は人それぞれで
>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

みんなそれぞれの信念と愛情がなければなし得なかった奇跡の実話。
お兄ちゃんが1番辛かっただろうなと思ったけど、みんなの想いが通じ合って本当に良かったし、最後の実際の映像にはグッとくるものがあった。
>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.8

2時間半という時間ながら飽きが来ない展開で終始ストーリーにのめり込んだ。
ジェイク演じる警官が良い役だった。
サスペンス映画好きなら見て損はないと思う。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.5

ジャック、それで良かったと思うよ。

ビートルズの偉大さをよく知れたけど、それ以上に自分の大切なものってのは何よりも大切にしなきゃいけないってメッセージだと思いました。

音楽と人と人の愛に乾杯!

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

オーヴェの筋の通った頑固さと妻への一途な愛に完全に魅了されました。

その頑固さに至るまでの壮絶な人生。
本当に辛くて、悲しくて、しかしそれをも上回る大きな愛と信念が彼の人生の原動力。

オーヴェの妻
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

素敵な話。本当に素敵な話でした。
辛い事があっても決して諦めないオギーや、その周りの家族や友達も新たに踏み出した1歩がやがて大きな幸せに繋がっていく。
少しずつだけど、光が差し込んで、気づけば素敵な人
>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.2

私は福島県の隣、宮城県の県南が住まいなので、すぐ近くで同じく被災しました。

停電、断水、買い占め、ガソリンスタンドでの行列などなど、生きていく為にとにかく必死で自分の事しか考えられなかった。

そん
>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.5

あらゆる人達のそれぞれの悩み、その悩みを少しでも解消し、人の心を安らかにしてくれるのは、自分と同じ人間たち。

家族も含め、他の人間たちに苛立ち、悲観し、責め立てる。
しかし、優しい気持ちや、温かさ、
>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.8

カールの選択はやや大袈裟で無茶振りが半端ないけど、それでもやり通した事で掴んだもの、見つけた事が素敵すぎて、コメディ要素多いのに、何か泣けてきました。

とにかく受け入れて、まずはやってみる事の大切さ
>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.3

テーマが他のホラー映画とは異なり斬新な分、印象には残るかなと思う。
怖さというより、「それ」は感染した人にしか見えないので、いくら周りに助けを求めても、自分にしか見えてない孤独感の方がつらいだろうなと
>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.0

他社のレビューにも多く書いてあるが、戦闘シーンでのリアルさ、銃撃戦はもちろん、崖のシーンはこの映画の1つの見所と言っても過言ではないと思う。

途中までは「いつ戦闘が始まる?」と思える展開だが、その時
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

地上波放送したので鑑賞しました。
韓国映画独特の何か不気味な感じ、これがめちゃくちゃ大好きで、なおかつポン・ジュノ監督映画では「殺人の追憶」も好きなので、パラサイトも面白いんだろうなという気持ちで見始
>>続きを読む

ハロウィン(2018年製作の映画)

3.8

おばあちゃんの執念が凄すぎる。
あそこまでして葬り去りたいと行動している事を娘家族も知っているなら、もう少し理解してあげてほしかったというのと、警察の無能さが感想とツッコミどころ。
基本ホラー映画は「
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

自分なりの明るさを保って生きていくが、常にその側には孤独がつきまとっている。
それを紛らわす為には無理にでも何かにすがったり、過去の自分や今の自分を肯定しないと生きていけない。
そんな人間味が溢れてる
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

時折笑いもありつつ、叶わないであろう恋をきっかけに、本当に目指すべきものの大切さを気づかせてくれる、切なくも人として成長し、傷つきながらも前に進む勇気を与えてくれる、そんな映画でした。
店長役の大泉洋
>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

ただただ素敵な映画。この一言に尽きる。
自分も同じ福祉の仕事をしていて、日々の業務に追われ、人と人との仕事なのに書類やら何やら面倒な事に追われる。
普通に生活するために必要な介護、それはもちろん大切な
>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.0

キャラクターそれぞれが、過去の辛さや現在での葛藤にとらわれ、不器用にしか生きていけない描写が痛く切なかった。

最後に拳だけでなく心を交えあう事になる2人の存在感が際立っていて、とにかく目が離せない展
>>続きを読む

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.3

みんなそれぞれに辛い過去や闇を抱え、それでも前へ進まなくてはいけない不安と希望が入り混じった印象を受けた。
そんな思いで生きてる人なんか多分たくさんいて、その中で見つけた信じられるもの、いや信じていた
>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

4.2

安藤サクラ圧巻。
踏んだり蹴ったりの人生を唯一信じられるボクシングに懸けた熱さが存分に伝わるこの映画。

一子が少しずつ変わっていく姿がとても素敵で、どんどん向上していくボクシングの技術とスリムになっ
>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

大学時代を思い出させるような、いつまでも続くわけではない現実を見つめたり、逃避したり、楽しみだけ続けばいいのにって思うのに、本当は変わらないといけないと思ったり。

誰しもが経験しそうな、楽しくも切な
>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

自分も子供を持つ親として身にしみる内容だった。
同時に「自分も仕事を極めて、その道で高みに到達し成功した人生だったら…」と考えてもみた。
しかしこの映画を観た事で、裕福ではなくても今の生活の幸せを再確
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

5.0

圧巻。感動。情熱。全て詰まった大傑作だったと思う。
漫画を読んで内容は知ったうえでの鑑賞でしたが、それでも各キャラを自然と応援してる自分がいたし、何よりこの映画の主役は煉獄杏寿郎だと思う。
心に響く言
>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.0

歳を重ねても青春を忘れない事の大切さを教えてくれる作品。
この世代と同じ人達が観たら、懐かしさ、切なさ、悔しさ、感動等、いろんな事がグサッと突き刺さると思う。
大人になるとそれぞれの生活に追われて、友
>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

3.8

仲間同士の対立には胸を痛めた。
でも、このどうしようもない気持ちにさせられる戦争映画こそ良い映画。
2時間じゃ短く感じた。
戦争映画はもっと長い時間を使ってじっくり見たい。
戦争映画はプライベートライ
>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.7

6歳の息子と一緒に鑑賞。
こんな時にはこうした方が良いだろうねと確認しあいながら楽しんで鑑賞できた。
もちろん不便は嫌。便利で平和が1番だけど、それを当たり前と思って生きると幸せは何なのかわからなくな
>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

3.7

戦車での戦闘をメインとした戦争映画は今まであまり見た事なかったけど、特にラストのあの密閉された戦車への追い込まれ方は恐怖を感じた。
窮地に追い込まれても逃げる事なく戦う事に男気は感じたけど、その男気の
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.2

ゾンビ映画なので当然ハラハラドキドキは味わえるのは観る前からわかるけど、ちゃんとした感動や様々な人間模様もしっかり伝わった作品。

読みやすい展開ではあったものの、わかりやすく見やすい作品だっただけに
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

夜勤明けで眠いのにとにかく夢中になってこの作品の面白さに引き込まれた。
爽快なアクションシーンももちろん良かったけどストーリーがわかりやすくてあっという間に見終えた。
ラストにあのシーンを持ってくるの
>>続きを読む