前回観たのはいつだっただろう。恐らく、自分自身の社会運動への関わり方が今とは違う時点で観たのだと思う。
デモとはアピール。いかに賛同者をつくり、共に行動する者を増やしていけるかの“戦術”が全てだと思>>続きを読む
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なんだろう…あんまりドキドキしないんだよな。登場人物への感情移入もいまいちできない。経緯の掘り下げが甘いというか…
例えば、メインキャストの夫婦に子どもがいたこともサラリ、子どもを見つけ出すのもサラリ>>続きを読む
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17歳の母親が生きていく過酷な現実。
貧困の連鎖。悪い方、悪い方へと転がっていく人生。その背景にある雇用率、最低賃金などの問題。時折映る米軍基地のフェンスや、辺野古漁業権補償を巡るシーンに沖縄固有の>>続きを読む
主人公の心の機微を丁寧に描いた作品。それを表現したレア・セドゥの演技力。
“思考の沼の深く“で溺れている状態のパスカル・グレゴリーも素晴らしい。
親の老化と向き合わざるを得ない現実、受け入れたくない>>続きを読む
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なんと切ないラストだろう。
向かいのアパートの住人が孤独死し、どこか他人事と思えない主人公の、故人の人生を辿る旅が始まる。
人の生きた証は人との繋がり。旅の中でそれを実感し、新しい繋がりによって自分>>続きを読む
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フランス・セーヌ川に浮かぶ船形のデイケア施設、アダマン号。精神疾患の患者たちが通う。
そのノビノビと自由な雰囲気は「日本とフランスの違いかな?」と思わせるが、実はフランスでもこのような施設は稀だという>>続きを読む
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痛快な作品。
籠の中の鳥であった時代から、知を身につけ、社会を知り、経済的に自立して、個を取り戻していく過程。まさにフェミニズムの現代史が描かれている!
女性解放を常に妨害してきたのはいったい誰だい?>>続きを読む
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アメリカ版「渡る世間は鬼ばかり」といった様相。でも、本作の方が人間描写にリアリティがあるし、何より説教臭くない。単に、いち家族の揉め事なのだけれど、グイグイ惹き込まれる。メリル・ストリープの演技の賜物>>続きを読む