グシケンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

グシケン

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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.7

キャスティングがとにかく素晴らしかった。ほぼ全員ハマってた。
内容は結局何の話だったのかよくわからないまま終わったけど、さまざまな世代の登場人物が対等に腹割って大人の本音トークしてるのを観てるだけで楽
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.6

この監督初めて。オフビート感を楽しむ映画かなって思ってたけど、意外にもストーリーにハマってしまった。
お互い何となく惹かれ合った男女が期待と失望を繰り返し、結局映画1回とお家で1回短い時間ご飯食べただ
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渇水(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

かなり残念だった。
生田斗真扮する水道局員の岩切が幼少期に受けた自身の半ネグレクトの経験とそれによって自分の子供と向き合えなくなってしまった現在の自分の境遇を水道料金の督促周りで知り合ったネグレクトを
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若者のすべて(1960年製作の映画)

3.4

母親:盲目無神経ババア
シモーネ:放蕩不義理クズ
ロッコ:お人好しバカ(ただしイケメン)
ヴィンチェンツォ:空気
チーロ:真人間
ルーカ:素直なガキ

1人の女(男を狂わす系)が一家に絡んできたことが
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

設定はかなりイカれてたし、不協和音みたいな音楽もらしかったけど、ストーリーは意外と普通だった。
ベラの経験や成長に合わせて映像の世界観まで変わっていくのが面白かった。

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.7

再現Vを一切使ってないという。序盤の北朝鮮国内で行われてる拷問や処刑の生映像はかなりキツかった。。。
俄かに信じがたい実際の逃避行の様子を撮った映像。脱北にもブローカーがいて、金のことしか考えてない連
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市子(2023年製作の映画)

3.7

びっくりするような秘密が隠されてたわけではないけど、市子の人間性の見え方が作中で何度も変わるのが面白かった。ストーリーの完成度も高い。ほんで杉咲花の演技のバリエーションが凄まじい。スゴ咲花。
ラストは
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.6

超地味。でもすごい優しい雰囲気。
自己表現が苦手、話すことが苦手な少女が初めて他者から認められることで再生し、自分の居場所を見つける話。ラストのシチュエーション、セリフがいいのは尤もだけど、郵便受けダ
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

3.7

なんでベンジー?と思ってたら、名前が浅井健一で吹いた笑
常時変わり者の2人と、一見常識人に見えるけど恋愛になるとダメダメな2人の計4人が織り成す最高にしょうもない四角関係。
見てるとむず痒くなるような
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.6

痛快!少しコミカルさが増したかな?
1作目の方が裏社会感があって好きだった。

死霊のしたたり2(1989年製作の映画)

3.6

1よりテンポ悪いけど、終盤の地獄絵図は映画史に刻まれてもおかしくないレベルの気持ち悪さ!!
今作は医療の発展とか一切関係なく、ウェスト医師個人の関心・願望でやりたい放題やってるところがさらに面白かった
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

原作読んでなくても、登場人類の魅力がしっかり感じられて導入編として十分楽しめた。箸休め的に入るアイヌ料理の食事シーンも良かった。今後が楽しみ。

ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

3.8

いいドキュメンタリー映画。
成功と影、自由気ままに生きているようで繊細。
ボーカリストとしての才能や音楽の素晴らしさはさることながら、成功を収める影で、ドラッグから手を引けなかった原因でもある彼女の抱
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1999年の夏休み(1988年製作の映画)

3.1

これはなんか無理だった。このテーマをこの世界観、演劇っぽい脚本で年端も行かない10代?の子役(しかも全員女の子)を使ってやると、なぜか無性に気持ち悪かった。音楽は良かった。

ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

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やっぱりこのバンド大好きだ。2回観に行った。
とりあえず大スクリーンと大音響でミッシェル見れただけで幸せ。
また家でラストライブのDVD何度も見返そう。

対峙(2021年製作の映画)

4.3

ほぼ全編会話劇。殺された息子の両親と無差別殺人を犯して自殺した息子の両親との対峙。
演技がすんごいリアルでたまげました。
まじでこの状況で何話すんだろうと思ってたけど、被害者側は自分たちが納得できる答
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.7

すんごい良かった。自分が映画体験に求めてるのはこういうタイプの非現実なんだと改めて思った。
人生のIfについて、偶然起こる些細な出来事の有無によって分岐していく形で4パターン描き、それらをシームレスに
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

特別好みのタイプではないけど、多くを語らなくても平山の心情変化や背景にある何かを推察させる役所広司の表情で見せる演技が素晴らしかった。
ルーティンの毎日を100点として生きている男が、そこから逸脱する
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

報道することが時代錯誤な体制や法律を変える礎となる。正にジャーナリズムのあるべき姿だと思う。だからこそ物証や供述など固めるところはしっかり固めて、告発者のケアも怠らない。主演の記者の2人、特にキャリー>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.4

無理やり連れていかれたり逃げ出したり忙しいロバ。
ロバの目を通して人間の愚かさや身勝手を映し出す映画。
なかなか出会えないタイプの作品で試みとして面白いけど、決して想像の域を出ない内容なので面白いとは
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きっと地上には満天の星(2020年製作の映画)

3.7

まず、こんな地下世界が現実に存在する(?)ことにカルチャーショック。
そして子供が初めて地上に上がったときの想像とは真逆のリアクションに胸を締め付けられる。。。
前半は子供目線、後半は母親目線で話が進
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.8

いやぁおもしろ。体乗っ取り、取り返され。
その攻防戦の演技も見事だけど、抽象的なスピリチュアルの世界の表現が巧み。サブリミナル的な映像やメタファー表現などを駆使して、なんだかよくわからないけど何が起き
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.4

せっかく重いテーマ扱ってるのに全然活かされてなくて残念。役所広司は👍

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.2

最後難解で置いてかれた、、、
欺瞞や偽善に満ちた戦場のリアルを目の当たりにし、カーツ大佐に寝返るラストは想像に難くなかったのに、それを飛び越えていくラストだった。
戦場の臨場感もすごかったけど、船に揺
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ラストエンペラー/オリジナル全長版(1987年製作の映画)

3.9

物心ついた頃から死ぬ直前まで、自由を奪われ操り人形のように生きた溥儀の一生を描いたドラマ。大切な人を見送れないやるせなさが詰まった2回の「扉を開けろ」のシーンは切ない。
満洲国皇帝の即位礼の後の舞踏会
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

3.5

うーん、、、アガるポイント少なくて期待はずれ。RRRは王道でもグッとくるストーリーだったけど、バーフバリはパパの回想シークエンスをギュッと短縮したらめちゃくちゃ内容薄いと思う。
パパも聖人君子のように
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

みんな可愛すぎ!
めちゃくちゃ感動したりするわけではなく気軽に観られる感じ。
歌が下手なのにも色々種類があって、絶妙なところついてくるのが上手い笑
エンドロール後のワンシーンがめっちゃ良かったなぁ。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

永野芽郁ちゃんの振れ幅の大きさに驚かされる!
目的の見えないロードムービーっぽいから、自分を見つめ直す系か物事に対する向き合い方を見直す系かなと思ったらその通りだった。
出オチ感の強い映画だったけど、
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.7

かなり尖ってる要素あったけど、これぞディズニーを全て押さえてる!王道!
この頃は変に多様性を意識しすぎた感じもなくてよい。
パスカルかわいい。

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

3.6

頭悪すぎ最高。
蛍光色の液体とかゾンビ化した人間のわざとらしい動きとか80、90年代の海外B級映画のいいとこいっぱい詰まってる。
スリザールほどではないけど引けを取らないくらいにキモい。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.8

呉越同舟。ラストは切ないけどいいね。機内での握手にグッときた。
北の参事官が最初から最後まで不憫だったけど笑
中盤の食事シーンで、毒盛られてるかもって北の人たちが誰も振る舞われた食べ物に手をつけないの
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

コックリさんのような「興味本位」の域を超えて、ハイになるための道具として若者が自ら進んで降霊術による心霊体験を乱用するという設定がおもろい。過剰摂取で死に至るのもまさにドラッグ。
SNS世代の若者の向
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島守の塔(2022年製作の映画)

3.5

島田叡のエピソードや人間性の描き方が弱かったかなぁと思う。あと妹役の子の演技が、、、
ラストの香川京子さんの演技が一番良かった。