任侠映画の名作。
高倉健はもちろん、丹波哲郎や田中邦衛も好パフォーマンス。
『続・夕陽のガンマン』や『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』などを彷彿とさせるシーンもあり。
大泉洋、堺雅人、佐々木蔵之介出演。内田けんじ監督・脚本作品。
巧みなミスリードにきっと騙される!
“どんでん返し系”の作品にありがちな、派手すぎる演出が抑えられていたのが本作の良かった点。それでいて>>続きを読む
ビジュアルの完成度はピカイチも、それ以上の魅力は原作未読の僕には伝わりませんでした。
同監督の『ブレードランナー2049』やグレタ・ガーウィグの『バービー』もそうだけど、せっかくの才能豊かな監督が、>>続きを読む
いつものごちゃごちゃしたトランスフォーマーシリーズのテイストではなく、80年代青春映画を踏襲した作品でしたね。バンブルビーをETに模しているのは明らかです。
ヘイリー・スタインフェルドが魅力的な役者>>続きを読む
ある日突然、エイリアンから全知全能の力を与えられた主人公。
豪華コメディアンの共演が見もの!
イギリス映画を見る度に、ロンドンの独特な雰囲気に憧れるなー
台風×思春期のエネルギー。
風雨の中、裸で躍り狂う衝撃シーンは、初めて見た時から脳裏に焼き付いている。
相米慎二監督デビュー作。薬師丸ひろ子、鶴見辰吾、尾美としのり出演。
いかにも80年代っぽい内容で見ていて楽しい。
松田優作と室田日出男の演技!
これに似た映画は山程あるものの、何せこの2人に迫るほどの俳優は、そう簡単に見つからない。
マックィーン主演。
他の方が仰っている通り、ストーリーは弱いがマックィーンのアクションを堪能するには最高の映画。中盤のサンフランシスコを舞台にしたカーチェイスがハイライト。
ベルモンド主演のアドベンチャー大作。
本作のアクションは、後にスピルバーグ作品やルパン三世へと発展していく。
いきなり、鹿のクローズアップ映像にストップ・モーション。
ここ数日でハリウッド製の古いアクション映画を何本か見ているが、それらとは一線を画する作品になるぞという予感をひしひしと感じさせるオープニング。>>続きを読む
クリント・イーストウッド主演の戦争コメディ。ドナルド・サザーランドやテリー・サバラスなど、キャラ濃い目の隊員たちが見ていて楽しい。
『プライベート・ライアン』や『地獄の黙示録』など、後の戦争映画の名>>続きを読む
ロバート・アルドリッチ監督による戦争アクション大作。リー・マーヴィン主演。チャールズ・ブロンソン、ジョン・カサヴェテスほか豪華俳優が勢揃い。
映画は全編150分で、訓練パートの前半と作戦決行パートの>>続きを読む
コーエン兄弟による6本のオムニバス西部劇。
ジョン・フォード、セルジオ・レオーネ…西部劇あるあるの連発!
しかしどうしても、オムニバス映画って中盤に差し掛かったあたりで飽きが訪れてしまいます。20>>続きを読む
時代に翻弄され続けた皇帝の波乱に満ちた生涯。
青年期から老年期までの溥儀を見事に演じたジョン・ローンが圧巻の演技を見せている。
芸術という形無き自由の精神が、固まってしまった心の殻を溶かしていく様子は実に美しい。
傑作正統派西部劇!
原題は『Forsaken』。銃を捨てて故郷へ戻った元ガンマンの償い。
キーファー・サザーランドとドナルド・サザーランドの親子共演は見もの。
冒頭から美しい撮影に心掴まれた。カナ>>続きを読む
自然との共生をテーマとし続けてきた宮崎駿が辿り着いた到達点。
設定やテーマは『風の谷のナウシカ』と似通っているが、映画としてさらに洗練された印象を受ける。ジブリのアニメーション表現の進化が目に見えて感>>続きを読む
溝口健二の遺作。
冒頭のクレジットで助監督・増村保造とあって驚いた!
京マチ子、木暮実千代、若尾文子、新藤英太郎ほか豪華共演で送る群像劇。
本作の公開は売春禁止法施行の前年。作品の完成度の高さはもと>>続きを読む
溝口健二監督、山田五十鈴主演作品。1936年公開。
『祇園囃子』が大好きな映画だったので、溝口監督が同じ祇園を舞台に描いた本作を鑑賞。
『祇園囃子』と比較してみて、どうしても物足りない印象を受けま>>続きを読む
三島由紀夫の『金閣寺』を市川崑監督、市川雷蔵主演で映画化。仲代達矢、中村鴈治郎出演。
フラッシュバック、回想シーンへの導入演出が全篇を通して見事。
クライマックスの炎上シーンは、市川崑×宮川一夫の映>>続きを読む
1968年の京都を舞台に、日本人高校生と朝鮮高校の生徒の青春を熱量たっぷりに描く。ヤンキーの喧嘩と関西弁のコミカルなやり取りは井筒監督らしさ全開。後半の湿っぽい展開は好みじゃないかな。登場人物がクドす>>続きを読む
侍ジャパンWBC優勝までの軌跡
スポーツの勝利には、フィジカルや技術だけではなく、最後には人間性が要求されるのだ、という至極当たり前のことに感情を揺さぶられる映画体験だった。
最近、理想の上司とし>>続きを読む
映画館で『君たちはどう生きるか』を見終えて帰宅後すぐ、金曜ロードショーでのオンエアを思い出して鑑賞。
2人の高校生男女の淡い恋模様と学校のカルチェラタン(サークル棟)存続運動を、1960年代の横浜を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ネタバレなし!
その代わり内容もナシ。ご鑑賞の参考にはなりませんが、邪魔にもならないレビューをお約束します。しかしながら、一切の情報を伏せての鑑賞を強くオススメするため、ネタバレ機能を使うことにしまし>>続きを読む
「僕には、サバの缶詰を見ると思い出す少年がいる」
あぁ~久しぶりに泣いた💦
1986年夏、長崎。忘れられないひと夏の思い出。
久ちゃんと竹ちゃんの少年2人の関係性を見て、“あの頃”の幼い自分を思い出>>続きを読む
直木賞を受賞した水上勉の同名小説を、川島雄三×若尾文子コンビで映画化。
主演の若尾文子以上に存在感を放っているのが、三島雅夫と高見国一だ。
生臭坊主を演じた三島雅夫のいやらしい演技!こんなに気持ち悪>>続きを読む
若いスナイパーの殺人犯の物語と引退を決めた老俳優の物語が同時進行で描かれる。やがて2人の物語が交錯する。フィナーレの舞台はドライブ・イン・シアター!
『ペーパー・ムーン』のピーター・ボグダノヴィッチ>>続きを読む
連日のジャック・ドゥミ作品!
カトリーヌ・ドヌーヴ、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、加えてフランソワーズ・ドルレアックと、ミュージカル映画の大物が勢揃い。
『ニュー・シネマ・パラダイス』で主>>続きを読む
約2週間ぶりのレビューはこの作品!
港町シェルブールでささやかに愛を育む若い二人の悲恋を描いたミュージカル映画。
なんと、全編が歌による進行!
初ジャック・ドゥミ作品だったけどこの形式には驚かされ>>続きを読む
人身売買、奴隷労働、女性の犠牲。
ストーリーは正直面白味に欠けるかな。悲劇を描いたお話なので、楽しさや感動は求めるものではない。でも、だいたいこういう映画は、2度目の鑑賞でやっと魅力が分かるんだよ。>>続きを読む
建設会社の社長令嬢×建築家を目指す青年の甘い恋愛物語。
昔から親子で忘れっぽい性格の主人公。ある時から物忘れがひどくなり、遂には夫の記憶がなくなっていく。
「肉体的な死よりも精神的な死が先に来る」若年>>続きを読む
「紀子三部作」の2作目。
冒頭の朝食の場面がまず素敵。ちゃぶ台やおひつから感じられる昔懐かしさ、三世帯が一同に集まり朝食をとるほんのりあたたかさ、それからブルジョワ家庭の優雅さが混合した、何とも心地>>続きを読む
小説『小えん日記』を川島雄三が映画化。芸者・小えんが、赤線廃止後の世間を生き抜く姿を若尾文子が演じる。
これといった芸のない小えんは、芸者、ホステス、客のお妾、そしてまた芸者へ…と、職業を転々として>>続きを読む