katojjjさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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シノーラ(1972年製作の映画)

3.2

とんでもない悪辣な権力者に味方してしまった凄腕のガンマンが、真実を知って迫害されているメキシコ人グループ側について派手なドンパチに突入していく。

イーストウッド主演のハードボイルド風の西部劇。
今観
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.7

原作未見。

孤島で共同生活をする、カルト集団に属する顔文字Tシャツ着た男女3人。
ある事件をきっかけに欲望と本性が剥き出しになっていく。

カルトと人間の怖さと滑稽さをエロ描写満載で描く。
このての
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犯人に告ぐ(2007年製作の映画)

3.0

刑事がニュースTVに出演して正体不明な連続殺人犯を挑発するというハリウッド的な警察映画だが、長い助走の割にラストスパートが大したことなかったみたいな映画になってしまった。

本筋のはずの事件より、突然
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日本統一(2013年製作の映画)

3.2

『氷室蓮司』公開決定記念。

やたら演技が下手な役者がいたり、偶然通りかかった通行人がカメラずっと見てたり等、減点要素がかなり多い作品だが、極道ものにありがちな不要なお色気シーンを排して主人公二人の成
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少女(2016年製作の映画)

3.4

人の死ぬ瞬間が見たくて病院と老人ホームにボランティアすることにした少女二人のサスペンス仕立ての歪な友情物語。

雰囲気は好きだけど、湊かなえの原作に比べると生々しさ感があまりなかったかな。

あのおっ
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少年の君(2019年製作の映画)

5.0

大学受験を間近に控えながらも酷いイジメにあっているチェン・ニェンは学校からの帰り道で偶然チンピラのシャオベイと知り合い、ふたりは惹かれあっていく。
しかし未来に向かって前向きに進もうとする二人に不条理
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沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

3.7

冒頭から空手アクションを披露する狂気のヤクザ国頭正剛に扮した千葉真一の演技が最高!

裏切りと打算に満ちた抗争劇を派手なドンパチ満載で描いた作品でラストまで一気に疾走していく。

ただ終わり方はやや尻
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

これは二回は観ないとよくわからん映画だ。一回観ただけで理解した人はかなり頭がいいと思う。

首が吹っ飛んだりする衝撃シーンはあるが決してホラー的な怖さはない。怖いのは救いのない展開がつづく物語世界その
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奇談 キダン(2005年製作の映画)

3.0

青森県に伝わるイエス・キリスト渡来伝説をモチーフにした作品。

昔に読んだ諸星大二郎の原作漫画は細部はうろ覚えだがインパクトは抜群。
この映画化作品は語り口が平板すぎて、原作のようなインパクトはなかっ
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.5

鈴木京香史上最高の鈴木京香と堤真一史上最高の堤真一の演技が堪能できる作品にして、暗い映像と重苦しいストーリーが見事にマッチした傑作。

多重人格を扱った社会派サスペンスと思いきや実は、、、、な展開。
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.5

「生きづらさ」なんて言葉がまだ使われてなかった時代に放たれた先駆的作品。

限界家族がポンコツワゴンに乗って希望に向かって走りだす。
ポンコツだって高速道路を疾走できるし、権力だってかわすことができる
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.7

ジャッキー版『ベスト・キッド』。

あの名作がジャッキーでリメイクされただけで嬉しい作品。
オリジナルのワックスがけを超える修行シーンを創出できなかったことは残念だが、もっさりしたちょっと寂しげなジャ
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.7

難解な黒沢清ワールドだがラストは好き。
闊歩しながら空のダンボールを蹴る素行の悪い高校生たちにアカルイミライは託されたのか。

活力を感じない世界にアカクラゲの群れが姿をみせた時、ナニかしらの希望が灯
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.0

シュワルツェネッガーの80年代の代表作のひとつ。

今や珍しい超シンプルなストーリーの本作は「単純ゴリラの単なるドンパチ」と蔑まされることもあるが、アクション映画というものはコレでいいんだよね。
ポリ
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どですかでん(1970年製作の映画)

3.5

貧民街で暮らす人たちの様々なエピソードを描く。救いのない話ばかりを明るく描いた異色作。

数ある黒澤映画の中でも万人受けしない作品であると思うが、ひとつひとつの映像は見事で、明るい中にも不思議な哀切が
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さらば愛しのやくざ(1990年製作の映画)

2.5

1980年にヤクザと早稲田の学生がひょんなことから知り合い奇妙な友情で結ばれるが、ヤクザは大事件を起こして逮捕。10年後に二人は再会する。

1980年とその10年後の違いの表現がイマイチで、ビートル
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

3.5

リドリー・スコット監督らしい映像センスが光る大人のクライム・ドラマ。

長尺でもダレることなく最後までみれるあたりはさすがだが、あまりカタルシスがなく、もうひとつノレない作品。
登場人物たちの悲しみが
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007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)

3.5

お色気ムンムン・コメディ(←古い表現だが古い映画なのでこれでいい)。

笑いもアクションもバカバカしさ全開。爆破シーンも多くて楽しい映画。
ナンセンスなものが嫌いな人には合わないかも。

ラストが好き
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.7

日本のラノベ原作のハリウッド映画。

ラノベ原作と何度死んでも甦る主人公というゲームのような世界観が日本オタク的。
エミリー・ブラントのキャラもオタ好みな感じで、日本のオタクは世界サイズの偉大なカルチ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.5

痛快な? ブラック風刺コメディ。

アメリカ政府首脳陣の対策会議シーンは映画史に残る爆笑面白シーン。これだけでも観る価値あり。
一方、アメリカ空軍司令官と彼に監禁されるハメになったイギリス空軍大佐の密
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実録外伝 大阪電撃作戦(1976年製作の映画)

4.8

中島貞夫監督の代表作にして『仁義なき戦い』シリーズと並ぶ実録ヤクザ映画の大傑作。

地道行雄をモデルにした小林旭扮する山地が考案した三人一組作戦とか、ドラム缶火あぶり拷問とか、明友会事件をダイナミック
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悪魔のような女(1996年製作の映画)

3.0

シャロン・ストーン全盛期の頃の作品であるが、なんか急に安っぽいホラー映画みたいな展開になったりして、なんだかなぁ〜なサスペンス映画でした。

主演二人よりキャシー・ベイツの妙な貫禄と存在感が印象に残る
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.8

他者の影として生きてきた男の辿りつく先を、荒唐無稽でファンタスティックな活劇と驟雨に煙る黒澤明的映像でみせる。

『HERO』のように派手なアクションが満載な作品ではないが、胸にガツンとくる一作。
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.4

三谷幸喜らしい舞台劇的作品。

大晦日映画の代表作(大晦日映画というジャンルがあるのか知らないが)。

大晦日の夜のホテルを舞台に、客とホテルマンの複数の物語が同時進行する長さを感じさせない良作。
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イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985年製作の映画)

4.2

辰年なので『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』から始める。

マイケル・チミノ監督による独特のクセを持ったクライム・ドラマ。

世代交代を目指して残虐な策略でチャイナタウンを血で染める若きリーダーとチャイニ
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.2

欧米風の田舎町で勃発した騒動に巻き込まれた売れない役者、村田大樹は騙されたまま偽りの映画撮影にノリノリで臨む。

村田役の佐藤浩市の演技に笑いっぱなしになるドタバタ・コメディの大傑作。
時代設定がよく
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処刑人(1999年製作の映画)

4.1

神の啓示を受けた兄弟が悪人退治をする様をコメディタッチで描いた怪作。

色々と中途半端な感じはあるが、ウィレム・デフォー先生の怪演の助けもあり、魅力的な作品になった。

一番好きなのはビルから便器落と
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

4.0

主人公ステラが幽霊屋敷から持ち出した本に書かれたことが次々と現実になる。

ジュブナイル風ホラーだが雰囲気は本格的。怖さはあまり感じないが、モンスター造型が見事で、ラストまで飽きずに楽しめる作品。
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

4.0

戦闘機が高層ビルに激突するなどスケールの大きなアクションが展開する、まさに贅沢なハリウッド娯楽大作な映画だが、中身はドタバタ・コメディ。
面白いからこれでいいのだ。

シュワちゃんよりジェイミー・リー
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.7

藤井道人監督の演出力はスゴいと思うし、全体の雰囲気も自分好みの作品なのだが、あまりのめり込めなかった。

衝撃的な真実が途中で明かされたりとか、展開も悪くないが、それぞれの登場人物に語られている以上の
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.4

見事な映像。ノーランならではのスペクタクル映画と言っていいが、ただそれ以上に刺さるものがない。
個人的に戦争映画はあまり合わないタイプなのもあるかも。

あとこれは映画館で観ないといけない作品なんだろ
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霊幻道士(1985年製作の映画)

3.9

キョンシーブームの火付け役となった有名作。

パワフルなアクションとバカバカしくもゴキゲンな役者陣の演技。
雑なストーリー展開も含めて、良くも悪くも80年代香港映画の楽しさが詰まった作品。
完成度云々
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.5

ラジオドラマの生放送直前に大女優がワガママ言い出したことから始まるてんやわんやを描いた三谷幸喜の初監督作品。

笑いに溢れたコメディであると同時に、胸熱なお仕事ドラマでもあるという大傑作。

舞台が深
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狂覗(2017年製作の映画)

3.5

生徒の持ち物検査を秘密裡に行なう教師たち。だが生徒の秘密より自分たちの秘密が露わになってエラいこっちゃな状況に。

昔の怪奇映画みたいなザラザラした暗い映像の中、不快な事実と真実が暴かれていく。

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フライング・ギロチン(2012年製作の映画)

1.5

映画ではなく映像を延々と観せられている感じ。
なので、血滴子の悲しみがあまり伝わってこない。
映像技術だけで中身が追いついてこない作品でした。

百円の恋(2014年製作の映画)

5.0

ド底辺が輝く世界。
人はそれを「映画」と呼ぶ。

『ロッキー』超えした奇蹟の日本映画。
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信じるか信じないかは観てから判断してください。