yumikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

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ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

2.5

ロールプレイングゲームを見ているような一作目に比べ、恋愛要素や人間関係を折り込み深みが出たような2作目。しかし2時間半の大作ながら次の章への繋ぎ
にしかなっていないような気が…劇場で観てたら暴れてたか
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.0

3作目を見ようとして細かい所をすっかり忘れていたことに気付き再観賞。まだあどけないジェニファー・ローレンスだけどすでに存在感たっぷり。残酷なストーリーながら主人公があまり人を殺さず、目を背ける場面もそ>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

2.5

宮沢りえの映画版。原田知世のドラマ版に比べ落ちていき方が唐突な感じが否めないが、主人公のお金に対するある種のコンプレックスが生まれた少女時代の描写とラストの繋がりが秀逸。小林聡美と大島優子の対称的でい>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

ご都合通りと言ってしまえばそれまでだけど、久しぶりにスカッとした映画。殺人シーン満載なのにエグくならない演出は絶妙の匙加減。威風堂々にあわせて人の頭が爆発し、教会では人々が互いに殺し合う。それでいてク>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

2.0

・グリシャ役が草剪剛
・巨人は人類が作り出した
・エレンには兄ちゃんが…
・調査兵団、敵っぽい
・鎧の巨人はあの人
・そして超大型巨人はあのお方
カオスよっ!カオス!!

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

2.0

原作をひとまず忘れよう。ミカサが華奢でも、アルミンが黒髪でも、そしてそして…兵長が存在しなくても(泣)これが映画版の世界観。巨人のビジュアルや存在感はいいのに人間と一緒になるとチープ感漂うVFXが残念>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.0

若年性アルツハイマーに冒され次第に言葉を失っていくアリス。通いなれた道で迷ったり知人がわからなかったり主人公の意識の曖昧さをピントを暈したカメラがうまく表現。そして物語の最後ではいくつも年をとったよう>>続きを読む

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリーだよね?カメラワークや臨場感はスパイ映画を見ているよう。でもよくよく考えてみると、これって下手なホラー映画よりよほど恐ろしいことだと気づく。国家は大切。でも国民あっての国家でしょ?あ、>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.5

タイトルの出し方タイミングが絶妙。一瞬これがどんな映画か忘れていた自分にナイフを突き立てられた気分。エロとグロの二重奏に思わず吐き気…目を背けずにはいられない殺戮シーンと見たくないのに目をそらせない森>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

2.0

三年連続アカペラ王者となったベラーズが、大統領の誕生記念パフォーマンスで大失態…
前作に比べて失速気味?主人公の夢とか新入生とかOGとかそれぞれのパーツが活かしきれないまま大会に持ち込まれてめでたいっ
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.5

拒食症で入院中のイブは抜け出したライブハウスで ジェームズに出会う…
特に惹き付けられるような要素は何もないのになぜか目が離せない。主人公の生き方は癒されるどころか痛々しいし少女特有の自己陶酔に歯がゆ
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

2.5

既視感満載の是枝節!是枝作品の主人公は「良多」さんが多いけどモデルがいるわけではなく、後輩の名前で単に響きが好きだったからだそう。その後輩が気の毒になるほど、今回の良多さんのダメ男っぷりは最強。それで>>続きを読む

大丈夫であるように ─Cocco 終らない旅─(2008年製作の映画)

4.5

是枝監督による、ミュージシャンCoccoのドキュメンタリー。もう8年も前の作品なのに、沖縄を取り巻く環境は今も変わらないどころか、むしろ後退しているかも…Coccoが歌う「正しい優しさ」って何なんだろ>>続きを読む

記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

2.5

他人の記憶に侵入できる探偵が、ある問題を抱えた少女の記憶に潜り込み…最初のセリフとか記憶の中での時計の進みかたとか、伏線は色々あるものの結末はわりと早い段階でわかってしまったので、二度見しようとは思わ>>続きを読む

贖罪(2012年製作の映画)

3.5

湊かなえの小説のドラマ版を一気見!小学校で女子児童が殺された。犯人を目撃した少女達は母親に重い十字架を背負わされ…小泉今日子の顔色悪~い母親、そして15年後のそれそれの少女の壊れっぷりにゾゾ…どうして>>続きを読む

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.5

さすが安楽死を合法とする国の作品。異なる生死感を前提で見れば、こんなビジネスももしや…と思わされた。感情をもたず、死の意味さえ理解しているかも怪しい主人公が「恋」らしきものに出会い、ある経験の上選んだ>>続きを読む

ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

3.0

落ちぶれスターと元ライターの楽曲制作…のっけから80年代感満載のMVで歌い踊るヒューグラントにのけ反るもあの頃の音楽は丁寧に作られていたなあとしみじみ。グリーのシュー先生もご出演のことだしいっそ80年>>続きを読む

きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.0

遺伝子異常所以のタイムスリップとは新しい!とはいえ、究極のラブストーリー。いろんな年齢の「彼」と恋愛し続けるってどんな気分なんだろう。そしてそれがいつ絶ち切られるかわからない切なさも。運命は変えれなく>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

2.5

地元のホールにて3日間限定の上映。長崎原爆で亡くなった息子が独り暮らしの母のもとに帰って来て…もう、息子がいつ居なくなるのかを思い、序盤からうるうる。平日昼間なせいか70代女性グループがほとんどだった>>続きを読む

百万長者と結婚する方法(1953年製作の映画)

2.8

ずっと観たかった往年の名作。オープニングとエンディングのオーケストラシーンに古き良き時代を感じ、まだ駆け出しのM.モンローと貫禄の大女優L.バコールにうっとり。ファッションもストーリーもクラシックなが>>続きを読む

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.0

キャスト良し、尺良し、芸術のことわからなくても良し、軽い気持ちで見始めたもののこれがどっぷり引き込まれ、ラストは圧巻。コリン・ファースの無駄遣いにならなくてよかった。スネイプ先生もいい味出してます。ラ>>続きを読む

スノーホワイト(2012年製作の映画)

2.5

数えきれないほど映像化されてきた「白雪姫」の中でも最も戦うヒロインと、最も美しく最も邪悪な女王との決戦は、もはや原作童話ってどんなだっけ?と記憶を手繰り寄せずにいられないぐらいのデフォルメ感。続編も気>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.0

大切なものが一つ消える度、それに伴う思いや記憶が消えていく。それはきっと心が少しずつ死んでいくこと。たとえ寿命が1日延びたとしても生きていることにはならない。静かに進むストーリーに時折混ざる激しいシー>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

「それを作れば、彼が来る…」幻の声に導かれ、畑に野球場をつくる主人公。男女の感性の違いの例え話にしばしば用いられるこの作品、先の先まで読めてしまうのに子供だましにならず、まさに大人のファンタジーとして>>続きを読む

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.0

親友の死後彼女の夫の女装癖が発覚。戸惑いながらも「彼」を受け入れて行く主人公。あまりにもご都合的なラストシーンには共感できないけど「彼」を愛する主人公がどんどん女性らしく成長していく姿が美しかった。そ>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

ディカプリオがディカプリオに見えないほど鬼気迫る顔芸逞しい復習劇。一面の雪景色に飛び散る血飛沫!思わず顔を背けてしまう壮絶な野生との戦い。彼を導く妻の幻の美しさ。過酷な旅の果て彼の目には何が映ったのか>>続きを読む

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.0

レイプ被害者と加害者が夫婦として暮らす田舎町。のどかな町並みとは逆に鬼気迫る真木よう子の表情。事件そのものもさながら、その後被害者に待ち受ける負のスパイラルに思わず目をそむける。許せない!でも離れない>>続きを読む

グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

2.5

高級ホテルに滞在する老指揮者と映画監督。絵画から切り取られたような美しい画面とどこか現実離れしたシーンの連続にこのタイトルとくれば、あちらの世界のお話かと…夢とうつつの世界を行ったり来たりしつつ、ラス>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.1

私も含め日本人の何%がこの事件の重大さと悲しみをを認識できてるのか。宗教感の違いと一括りにできない重さが、細かく変わるカット割りに臨場感たっぷりに描かれる。正義のペンはこうやって使ってほしい。あの新聞>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

4.0

ウイルスによって分断された人類、ノクスとキュリオ。太陽に愛されたもの、代わりに進化を得たもの。どちらが幸せなのか。支配するものとされるものの関係は決して架空の世界ではなく現代社会の縮図にも感じました。>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.5

7年間もの監禁生活も悲壮感漂うストーリーに片寄っていないのは終始5歳児の目線で描かれるため。彼が見ていない世界は当然描かれないという「真田丸」方式で話は展開。ママのトラウマ、祖父の苦悩、周囲の視線…5>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

約3時間の長尺にクラシックBGM、寝るかな~って心配もまったく無用に。決して心地よいだけの世界ではないのに、なぜかずっとそこにいたいと思わせられる映画でした。Coccoの存在感、ハンパないです。演技派>>続きを読む

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