丁寧な脚本と演出で、登場人物の描写も物語のテンポ感も時間をかけてじっくり描いていたのがとても好感が持てた。
いわゆる難病モノの恋愛ドラマの狭い枠に囚われずに、聴者とろう者だから分かり合えないのではな>>続きを読む
『シン・ゴジラ』のスケール感に『プロジェクトX』的な構図、『蓋』や『放送禁止』のモキュメンタリー、そして『The Backrooms』『Liminal Space』的なフェティッシュさを持ち合わせたよ>>続きを読む
前2作と比べて外伝的な立ち位置なので、今までの心霊アベンジャーズとは違い、より不穏でクールな演出が冴え渡ったモキュメンタリー風ドラマという感じ。カメラで映す暴力性(加害性)と「EYE」というテーマがと>>続きを読む
前作の終わりからちゃんと始まる続編(ストーリーとしては独立している)で、今作は謎の念写写真を巡る展開で、心霊ディレクター以外にもYouTuber/VTuberたちを巻き込み、前作よりも全体的にアベンジ>>続きを読む
一本の心霊ドキュメンタリービデオを探し出すために、各社で活躍する心霊ディレクターが集結して事の真相を追い求めていく展開はモキュメンタリーという形式ならでは。心霊モノとしての怖さはさほどないものの、ホラ>>続きを読む
ざっくりとした感想を言うと園 子温が黒沢 清っぽい演出でリメイクした白石晃士『ノロイ』みたいだった。
過去の『呪怨』シリーズとは直接的な繋がりはなく、言葉の意味としての「呪怨」の起源を描いた話で、過去>>続きを読む
安達祐実が本人役を演じるというメタ的な視点を持ちながら、どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか分からない、絶妙なリアリティーを帯びた脚本がまず素晴らしい。
「雑誌の企画で毎回私物を>>続きを読む
よりポップにエンターテインメントになりながらも、子供たちの成長や葛藤がきちんと描かれていてとても良い。最後のスターコートでの最終決戦は何度観ても最高!
シーズン1を超えようとする力強さ。最後のプロムのシーンまでで第一章は完結という認識です。
新たに加わったキャラクターたちにもきちんと役割を与え、シーズン1以上にそれぞれの性やトラウマ、過去、そして自分自身と改めて向かい合っていくのがとても良かった。エイミーの性的暴力のトラウマに女子たちが結>>続きを読む
もちろんタイトル通り、性に対しての題材が多く登場するけど、それ以上に思春期の悩みや人間関係、恋愛、孤独、将来の不安といった普遍的なテーマの青春群像劇でとても面白い。オーティスやメイヴ、エリックといった>>続きを読む
第3部「ブラック・ロッジの秘密」以降の展開はややカオスだけど中盤まではとても面白い。当時これがテレビ放映されてカルト人気があったことが素晴らしいと思う。
独特のテンポ感があり、怖いというよりカルトコメディーっぽさが良い。ハマればとことんハマると思います。
当時はもっと長かった記憶だけど4話しかなくて驚いた。今観返すと悪霊の特殊メイクやCGのショボさが気になるけど、当時の若手俳優を起用してこういう学園ホラードラマをゴールデンでやってたのは素晴らしいなと思>>続きを読む
『放送禁止』シリーズでお馴染み長江監督による作品。第三者視点の匿名性で覗くプライバシーとYouTubeの結び付けはよく出来てるなと思った。
昼ドラ特有の愛憎感はなく、下町人情ホームドラマという感じ。ユメと進のコンビネーションも抜群だし脇を固めるキャラクターも一癖あって良い。真中六郎役の伊武雅刀のユーモラスでありながら大事な場面で見せる表情>>続きを読む
若さ故のはみ出し方と理不尽な世界への抗い、そして過ちと逃避行、傷と成長。青春のすべて。
24話をほぼリアルタイムの体感時間で進んで行くのは当時としてはかなり斬新で面白かった。バンバン人が死んでゆくし誰を信じていいのか分からず疑心暗鬼に陥るジャックと同じく徐々に見えてくる相関図を繋ぎ合わせ>>続きを読む
過去の名作SF映画のオマージュが各所に散らばった僕ら世代のSFドラマ。スピルバーグよろしくなフォーマットは今でも色褪せず機能する素晴らしさ。