SEIJISANさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ジョン・キャンディの大進撃(1994年製作の映画)

2.0

東西冷戦は終わり、「世界の警察」を自負していたアメリカは兵器をもて余すようになった。その為、軍需産業で工場閉鎖が起こり、失業者は増えて、大統領の支持率は下がりっぱなし。支持率を上げる為には「敵」が必要>>続きを読む

ガメラ対大悪獣ギロン(1969年製作の映画)

3.0

怪獣ギロンのデザインの斬新さが強烈なシリーズ第5作!今回も子供達が大活躍!同シリーズではお馴染みの「白人と日本人コンビ」の子供達。子供が好きなものなら取り入れる姿勢がありありと感じられ、大村崑さんがゲ>>続きを読む

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(1967年製作の映画)

3.0

「ガメラ・シリーズ」第3作目!好敵手のギャオス初登場!!本作から本格的に「子供向け」という方針が取られています。突如現れたギャオスに名古屋を始め、甚大な被害を被る。どうすれば良いのか自衛隊や日本を代表>>続きを読む

ガメラ対深海怪獣ジグラ(1971年製作の映画)

3.0

大映倒産!本作公開中に...。「ガメラ・シリーズ」は本作で一旦休止となる。地球を汚し続ける地球人には、地球を預け訳にはいかないと、環境破壊に警鐘を鳴らす。スケールの大きいストーリーですが、舞台は鴨川シ>>続きを読む

大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)

3.0

子供の頃は恥ずかしながら「ゴジラ」より「ガメラ」派でした。「恥ずかしながら」と言わざる得ない程、昨今の両怪獣のチヤホヤ度に大きな差が出来てしまったからです。本作は第1作目。「ゴジラ」の1作目に覚えた感>>続きを読む

探偵物語(1983年製作の映画)

4.0

赤川次郎先生の同名小説の映画化。出演は薬師丸ひろ子さんと松田優作さん!ミステリーと淡い恋愛をスリリングかつユーモラスに描いた娯楽作品。アイドルの薬師丸ひろ子さんですが、松田優作さんを相手に堂々と演技で>>続きを読む

天河伝説殺人事件(1991年製作の映画)

3.5

市川崑監督×角川春樹によるミステリー。光と陰の映像美と巧みなカット割り、独特のセリフ回し等々、監督のファンとしては大満足です。テーマ曲として中森明菜さんが歌った「二人静」も好きです。浅見光彦ファンの方>>続きを読む

悪霊島(1981年製作の映画)

2.5

原作既読。今回は鹿賀丈史=金田一耕助!「モジャモジャ頭」ではなくて、「おしゃれなアフロヘアー」みたい(笑)全体的に横溝正史先生の「昭和ゴシックロマン」の雰囲気や日本の閉鎖的な風土などは活かさず、本格ミ>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

2.5

期待をせずに観たら、それで正解だった。個人的に「魔法」があまり好きじゃない。SFは好きなんだけどね。家族皆がそれぞれの得意の魔法を持っているのに、一人何の魔法も持っていないヒロイン。...婆さんの人当>>続きを読む

劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーは言わずと知れた「ごんぎつね」。それを木彫りの人形によるストップモーション・アニメで描く。何でこんなに切なくて悲しい話にするのだ...。エンディングは変えられないと知っていても「止めてー!」>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.0

フルCGアニメーションや「ディズニー・プリンセス推し」も良いけど、2Dアニメーションだと世界にディズニーに並ぶスタジオがない事を思い知らされます。本作は「ノートルダムのせむし男」をディズニーがアニメー>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.5

今年最後のレビューですね。今年も沢山映画を観る事が出来ました。また、来年も沢山観ていきたいですし、皆さんのレビューを観て、新しい映画との出逢いも楽しみにしています!今年一年有難うございました。また来年>>続きを読む

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

3.0

クリント・イーストウッド監督作品。本作のような「小さな作品」も作れるのが凄いところ。この頃のイーストウッド作品ではお馴染みのサンドラ・ロック共演。公私混同どんと来い。当時の恋人だから仕方ない。サーカス>>続きを読む

おくりびと(2008年製作の映画)

3.5

とても良い作品でした。宗教が違う世界各国で受け入れられたのも納得の仕上がりです。本来なら100点満点なのですが、細かなところで心に引っ掛かるところがありました。納棺師という仕事について知る事ができた事>>続きを読む

刑事ニコ/法の死角(1988年製作の映画)

3.0

最初に本作を観た時は「凄い俳優が登場してきた!!」と興奮したのを覚えています。ブルース・リーの様に「本物の強さ」をビリビリ感じる身のこなし方。合気道は空手に比べて見た事が少なかったので、とても珍しい闘>>続きを読む

マッケンナの黄金(1969年製作の映画)

2.5

タイトルが豪快で夢がありそうですが、意外と地味です。西部劇×宝探し。欲に目がくらんで誰も彼もが大騒ぎ。キャストは派手です。もっとサクサクと進めば良いのにモタモタするから途中で飽きがきてしまいました。グ>>続きを読む

機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

3.5

本作を観ると自分は「ガンダム」が好きなんじゃなくて、「富野由悠季」が好きなんだとわかる。結構なスピードで展開するストーリー。初見では理解不能な複雑化した組織、人間関係。それでも台詞に「富野節」が炸裂し>>続きを読む

招かれざる客(1967年製作の映画)

4.5

愛し合う若者二人は黒人と白人。そして結婚を誓い合う。白人の娘は人種差別を憎む教育を親けら受けてきた。が、親は突然の事に戸惑う。それは男の側の親も同じ。「肌の色の違い」それだけなのだが...。理性と知性>>続きを読む

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.0

100年前の貴族が原題のニューヨークへタイムトリップ。その貴族が徹底的にハンサムで紳士的。が、その紳士的過ぎる事がギャグになる。そこへ「ラブコメ女王 メグ・ライアン」が絡んでくるから色恋沙汰に...。>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

4.0

少しクラクションを鳴らして追い抜いただけなのに...。そここら始まる「殺人トラック」との攻防戦!大したストーリーじゃないのにスティーブン・スピルバーグ監督は一級品のスリラー作品にまで仕立て上げてしまっ>>続きを読む

ヴェラクルス(1954年製作の映画)

3.0

バート・ランカスター×ゲイリー・クーパー主演。脇役にアーネスト・ボーグナイン、チャールズ・ブロンソン!!何気に「バットマン」でジョーカーを演じたシーザー・ロメロも出演さしていり豪華絢爛さ!ストーリーは>>続きを読む

トランスポーター イグニション(2015年製作の映画)

3.0

ジェイソン・ステイサム主演でシリーズ化されていた「トランスポーター」。本作は心機一転!リブートされました。新しい方も格闘アクションで気持ち良い程身体が動く動く!でも、ステイサムにあった「愛嬌」が無いの>>続きを読む

ダリダ~あまい囁き~(2016年製作の映画)

2.0

歌手のダリダという方を知らなかった。当然歌も知らなかった。伝記ものの作品です。「波乱万丈な人生」というよりも「恋多き女性が勝手にトラブルを背負い込む」ように感じました。ちょっと男性を取っ替え引っ替えし>>続きを読む

エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)

2.5

世紀末に悪魔の復活がなされるのを阻止する為に奮闘するアーノルド・シュワルツェネッガー。悪魔の役には、ガブリエル・バーン。オカルトものだけど、シュワルツェネッガーが出演すると「ハードアクション・オカルト>>続きを読む

銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー(1998年製作の映画)

3.0

1998年に「銀河鉄道999」が映画化されている事を知る人は少ないですね。自分もエンディングソングをTHE ALFEEが歌っていたので覚えていましたが、劇場では観ていません。本作はあくまで「冒頭」の部>>続きを読む

忠臣蔵(1958年製作の映画)

3.0

年末となると日本では「忠臣蔵」が定番でしたね。最近はそうでもなくなってきましたが。大映の「忠臣蔵」です。ストーリーは今更なので割愛。時代が古いので皆さん「見栄を切り」まくってます。カメラ目線になる直前>>続きを読む

Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)

3.0

少しだけ実話を盛り込んだ緩いタッチのコメディ。過去に大ヒット曲を出した歌手。最近は昔の曲を歌う日々。ある日若い頃、憧れのジョン・レノンが自分宛に手紙を出してくれていた事を知る。それがきっかけで「虚無だ>>続きを読む

さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-(1981年製作の映画)

2.5

原作に極力沿う形で映画化された前作。綺麗に終幕させたのに「さよなら...」って「前作でさよならしたのに?」と疑問を持ちながら観ました。完璧な形で終わらせた為に精一杯無理ない形での続編を目指しましたが.>>続きを読む

TATSUMI マンガに革命を起こした男(2010年製作の映画)

3.0

劇画を生み出した漫画家、辰巳ヨシヒロ。失礼ながら初めてお名前をお聞きしました。そんな彼の自伝的漫画と彼の描いた5つの作品を漫画のままアニメーション化。海外の方から日本の漫画家の業績を教えてもらうとは面>>続きを読む

男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年製作の映画)

3.0

寅さんが島の教師に恋をした。出会いのきっかけはタコ社長の娘の家出。行方を探しに行った事。ですが又もや恋敵が登場して潔く引き下がる寅次郎。恋敵は川谷拓三さんが演じていました。懐かしい。どん兵衛のCM思い>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.5

劇場には怖くて観に行けなかった。最後の「男はつらいよ」になるのと、万が一「総集編」みたいな作品だったらガッカリしてしまうのではないか...と。で、観ました。寅さん!泣かせるなよ💧伯父さんって、お父さん>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985年製作の映画)

3.0

寅さんが惚れて、他にも猛烈に惚れている青年がいると知り、恋のキューピッド役をこなす事に...。本作のマドンナは樋口可南子さん!凛とした美しさに誰でも惚れるよね。でも、その美女がエキセントリックな苦学生>>続きを読む

スキップ・トレース(2015年製作の映画)

2.5

「ダイハード2」や「フォード・フォアレーンの冒険」の監督、レニー・ハーリンとジャッキー・チェンのタッグのアクション・コメディ。ロードムービーの側面ももっているので風景がクルクル変わります。モンゴルの大>>続きを読む

復活の日(1980年製作の映画)

3.0

アメリカの軍事拡大を伴う戦略の一つとして、細菌兵器開発か秘密裏に進んでいた。だが、その細菌兵器が世界に拡散してしまい南橋に残った約800名ほどを残して世界は死人ばかりとなった!SF作家の巨匠、小松左京>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984年製作の映画)

3.5

松竹90周年記念作品。夢のオープニングでは「宇宙大怪獣ギララ」が登場!寅さんは予言者。怪獣を倒す為にお守りからビーム発射!ぶっ飛んだオープニングで早速笑わせてもらいました。時代はバブル直前のモーレツ時>>続きを読む

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984年製作の映画)

3.5

寅さんの仕事の世界に踏み込んだ本作。久々の登の「アニキ~」の声が染みる。堅気になって所帯も持っている登が寅さんとの再会に喜び勇んでいると、寅さんから一喝。厳しい世界だなぁ...。更に渡世人の「トニー」>>続きを読む