三登さんの映画レビュー・感想・評価

三登

三登

小間使の日記(1963年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

出てくる男が全員気味悪い。映画の内容はよく分からなかった。

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.7

スパイ映画を見慣れている人には特に目新しいものは無い。
ただ、いつも大変な思いをしているのは現場の人間で、本部の人間は能天気ということを再確認。

女の秘めごと(1969年製作の映画)

3.5

ヒッチコックの『めまい』と似たようなストーリー。
真相が明らかになるまではテンポがいまいちな気がした。ラストスパートは好きだけど。
『女の秘めごと』というタイトルだけど犯人は…。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ×メリル・ストリープ×トム・ハンクスという間違いのないタッグ。

ジャーナリズムというのは常にこうであってほしい。ここまでの信念を持って報道する記者って今は存在するのだろうか。

ラスト
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

予想以上に面白かった!
個人的にはお母さんの棺に遺体を隠すところの緊張感が凄かった。

伯爵(2023年製作の映画)

4.2

アウグスト・ピノチェトが吸血鬼だったら…という下手するとド級のB級映画になりそうなストーリー。
だけど映像美も相まってかなり面白かった。

ナレーション兼母親がまさかのあの人で驚いた。歴史に詳しかった
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今後、こういう事件を起こしてほしくないというオルガの言葉とは裏腹に今でも絶えない衝動的な殺人。
共産主義で閉塞的な当時のチェコスロバキアでオルガのような人は生きづらかったのだろう。
でもオルガだけが悪
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.5

下ネタ満載で頭空っぽにして見れる。
大事なところ噛まれるのめちゃくちゃ痛そう…。でもクソな飼い主なのであれぐらいやってもいいかな(笑)

マギーがめちゃくちゃ美人さん!

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

金大中が大統領になった時代って大変な時代だったんだなと。(『キングメーカー』もそうだった)
リ所長、悪役顔だけど人の気持ちが分かる良い人だった。

カインド・ハート(1949年製作の映画)

4.0

殺人犯の話なのに殺し方が気球を弓矢で撃ち落としたり、キャビア爆弾だったりで面白い。
ラストが皮肉に満ちていて、すごく好き。

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.9

こんなことありえないと思いつつも、どこかにありそうな気もするリアルさ。ゾッとする。

沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.6

著名なパントマイムアーティスト マルセル・マルソーの実話。
パントマイムの演出は想像よりも少なかった。どちらかというと同じようにナチスに追われる『ザ・ハント』に近いものを感じた。

まともな男(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

面倒な事態を穏便に済ませようと嘘を重ねていく男。
真相はバレてないけど、すぐに警察に見つかるだろうし、ザラが記憶を取り戻したらどうなるのだろう。
嘘をつき続けることで負のループに巻き込まれていくの、な
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君が生きた証(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

真相を知る前と後では見方が全く違ってくる。
息子が書いた歌詞も、お父さんが書き加えた歌詞も深い。

幻滅(2021年製作の映画)

3.7

“幻滅”というタイトルが逸品。

情報が正しいか否かに関わらず、マスコミが大衆を扇動するのは昔から変わらない。
つまらない真実よりも面白い嘘に惹かれるのも仕方がないのか。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.2

オギーだけでなくジャック、ヴィア、ミランダなどの周囲の人々にもフォーカスしているのが良い。
こういった優しさが世界のどこかで起きていることを願って。

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.1

あらすじに惹かれて見たけど期待外れだった。
余計な会話が多くて中弛みする。恋愛要素いらなかった。

遺灰は語る(2022年製作の映画)

3.5

知識が無い私には少し難しかった。

ノーベル賞作家の遺灰が入った木箱がトランプの台に使われたり、縁起が悪いと飛行機に拒否されたりとなかなか滑稽。
シチリアの風景がモノクロからカラーに変わるところがと
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

大人が始めた戦争の後始末をさせられるドイツの少年兵と監視するデンマークの軍曹。

最初は厳しく接するもやり方に疑問を持ち始める軍曹。彼に子どもがいたら我が子と同い年ぐらいなのだろうと想像。

ラストは
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白いリボン(2009年製作の映画)

4.4

封権制度の小さな村の陰鬱で抑圧的な雰囲気を白と黒の世界が一層際立たせている。

権力者に仕えなければ生活出来ない人々の嫉妬と憎悪とは反対に、純粋であることを強いられる子供たち。

この陰鬱な物語であり
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コールガール(1971年製作の映画)

3.4

サスペンスというよりも探偵と娼婦の関係性の変化を楽しむ作品。
テンポがいまいちで長く感じてしまった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

“我は死なり、世界の破壊者なり”

この映画のためにこの言葉が生み出されたと勘違いしてしまうくらい内容と合致している。

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.7

一言で表すと“アンジャッシュのコント”

良い意味でくだらなくて最高。

オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)

3.5

子供が辛い思いをしている映画はやっぱり苦手。何度か離脱しようかと思ったけれど完走。
“良い人”として描かれているフェイギンに感情移入出来なかったのも理由の一つ。ベン・キングズレーの演技は良かったけれど
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サムライ(1967年製作の映画)

4.1

青と灰色の世界がとてもスタイリッシュ。
無駄なアクション、ラブシーン無し。
多くの映画や監督に影響を与えたのも納得の名作でした。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.5

ラストシーンに映画を見終わったときの高揚感というのが表されている気がする。
久しぶりに胸に込上げるものがありました。

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.6

あまりにも淡々と進んでいくのがものすごくリアル。
殺すことしか解決策が無いというのはユダヤ人という人種をとても恐れていたということの裏返しなのではと考えさせられた。

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.8

スパイものだけど心理戦ではなく、激しいアクションが中心の作品。
肝心のユリョンはあっさりと分かるけど、そこからが本番な気がした。
俳優さん達の日本語がとても上手くて驚き。

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

“街の浄化”を名目に売春婦の殺害を繰り返す男と事件を追う女性記者の物語。

恐ろしいのは殺人鬼よりも殺人鬼を英雄視する民衆と家族。
ラストの殺人方法を再現する息子と娘。実際の彼らがどのように成長してい
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.1

テンポが良く、とても見やすい作品でした。ドレーアー法、初めて聞く言葉。また知らない歴史を知ることが出来ました。

最低限の台詞ながら存在感と渋さが凄いフランコ・ネロ。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

キングスマン誕生を描く前日譚。

これまでのキングスマンシリーズを期待して見ると、戦争映画に近い感じなので拍子抜けしてしまうかもしれないけど、私的には満足。

ラスプーチンやマタ・ハリ、レーニン等の実
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