iwatahiroさんの映画レビュー・感想・評価

iwatahiro

iwatahiro

  • List view
  • Grid view

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.8

すべてを理解するのは難しいが、それでも最後まで十分に楽しめた作品。
少しテーマを詰め込み過ぎた感は否めないが、それでも納得できるところまで収束させている。
蛇足だが、夏木マリの湯婆、いや銭婆感が強かっ
>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.4

この怪しげな雰囲気漂う演出は結構好み。
奇妙な設定にリアリティを与えられる高橋一生は凄い。
そして飯豊まりえの息抜き的存在もちょうどいい感じ。

ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

松山ケンイチの演技が秀逸。
「見たくないものを見ないようにしている」という台詞はあらためて心に刺さった。
斯波の行為を正当化することはできないが、だからといって全否定できるものを自分は持っていない。
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.8

バービーとは縁遠いオッサンの自分でも十二分に楽しむことができた。
もしもっと予備知識豊富な「バービー経験者」であればこの数倍は楽しめただろうと思うと少し悔しい。
それでも冒頭の2001年宇宙の旅のパロ
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.6

新垣結衣、磯村勇斗の演技に引き込まれた。
生きづらさを抱えて、それでも支え合って生きていくひとたち。
ここでは「水フェチ」だったけど、実際にはもっともっとたくさんの理由で生きづらさを抱えているひとたち
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

キラキラした若者の眩しさと、それを理不尽に汚すものたち。
彼らの気持ちが心に深く突き刺さる映画。
クルド人に対する偏見やヘイトが蔓延る今、多くの日本人が見るべき映画。

赦し(2022年製作の映画)

3.4

このような内容を淡々と描き話を進めていく演出は嫌いではない。
ただこのようなテーマであれば、登場するひとりひとりの心情をもっと深掘りできたのではと感じてしまった。

バーバー吉野(2003年製作の映画)

3.4

物語の内容はさておき、懐かしさで心がいっぱいになる映画だった。
ずっとニヤニヤしっぱなし、思い当たることがありすぎるわ。

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.8

何度も何度もあらゆる作品で擦られたテーマではある。
ただ、このテーマをロビン・ウイリアムズが演じることで唯一無二の作品となる。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

不思議な魅力を持つ短編映画。
なぜかずっと見入ってしまった。
場面展開や語り口調が好み。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.6

アメリカ国民ではなく、戦争経験者でもなく、戦争で身近な人を失ったこともない自分には、彼の苦悩を表層的にしか感じられない。
彼自身と彼を弔う人たちの愛国的な振る舞いと、その裏に潜む嘘っぽさや虚しさとのコ
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

ナニコレ?
というストーリーと演出、
なのに涙が出るほど感動してしまった。
自分の心が揺さぶられる理由がわからないまま、大満足で終劇。
おみごと!

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

何気なく暮らしていると見過ごしてしまうこと、見過ごしてしまう人たちを思い出させてくれる秀作。
不作為の加害者とならなよう声をあげることを強く感じさせてくれた。

阿部寛は相変わらずの安定感だが、佐藤健
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

理由は自分でもわからないが、最高の映画。
見終わった時になぜか涙が止まらない。

突拍子もない内容なのに、人生を感じてしまった。

さがす(2022年製作の映画)

3.8

何とも不思議な空気感を漂わせる映画。
個人的には嫌いではない。
共感できるような登場人物はいないが、それぞれのひとたちの心が丁寧にじわりと伝わる。
佐藤二朗はもちろんだが、伊東蒼の演技が秀逸。

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

2.8

マ・ドンソクらのアクションシーンを除けば、ただただ気色の悪い映画。
マ・ドンソクのファン以外は見ない方がいいと思う。

斬る(1968年製作の映画)

3.4

気軽に楽しめる時代活劇。
若干わかりづらいところもあるけど、わからなくても全然楽しめる。

「用心棒」の域までには至っていないけど。

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

2.2

せめて赤壁の戦いの戦闘シーンの迫力に期待したが、同じような場面の繰り返しで、後半には飽きてしまった。
もし小説など他のものに触れていないのであればそちらも鑑賞してほしい。

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

2.2

人物像をどう描くか、史実をどう解釈するかはそれぞれあって良いと思うが、それにしてもここまで自分の感覚とズレてしまっているのかとがっかりした。
Parr2へ続く

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

登場人物すべてがカッコよくて魅力的。
ラストの作り方も痺れる。

「安っぽくて格好いい」を一本の映画にしてしまった作品。

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.6

静かに眺めているだけで、ひとの生と死をじんわり感じさせてくれる作品。
食べること、生きること、そして旅立っていくこと。
自分にもそう遠くはない明日について、心に感じさせてもらった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

ストーリー、視覚効果、迫力、音楽と音響、役者の演技、どれをとっても素晴らしい映画だった。
特に歴史あるゴジラのテーマや効果音の使い方が秀逸。
斜め目線で作ったシン・ゴジラとは異なり、王道の怪獣映画とし
>>続きを読む

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.2

何とも不思議な歌舞伎町ファンタジー。

ストーリーを楽しむのではなく歌舞伎町に生きる人たちと街の空気を感じるための映画。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.2

しみじみと刹那さを感じる映画。
じんわりじんわり響いてくるけど、揺さぶられるまではいかなかったかな。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

原作を見事に忠実に再現。
プラス、アクションシーンの迫力など十分に楽しめた。
ただ、漫画やアニメにあった独特の笑いどころが少し物足りなかった(致し方ないけど)。
また続編を前提とした作りになっているの
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.8

自分が単なる自分として生きていくことは難しい。
必ず誰かとの繋がりで成り立つ自分であるがゆえ、生きることは難しく辛いけど、幸せでもある。
その幸せはとても尊い。

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.8

年齢を重ねるたびに身近になってくる「死」というものを、マキモトの眼を通して心に優しく感じさせてくれる良作。

なにしろ阿部サダヲがはまり役。
他の役者では想像がつかないほど。

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.4

心穏やかに観ていられる等身大のドラマ。
普通にありがちな幸せと不幸せ、出会いと別れが心地良い。

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

3.4

飽きることなく観ることはできたが、なんとなくモヤモヤしたものが残ってしまった。
馴染みのない時代背景と自分自身の知識不足によるものかもしれない。

ただ、勇ましい軍人の話を勝手に想像していたが、それは
>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.0

昔観たのだが記憶が曖昧になっていること、ファイナルカット版として興味もありあらためて鑑賞。
やはり凄まじい映画だった。
いくら理由付けをしても美化しようとしても、ありとあらゆる戦争は地獄だ。
時代を考
>>続きを読む

にっぽん泥棒物語(1965年製作の映画)

3.6

三國連太郎の演技と存在感が素晴らしい。
最後の法廷シーンでは、彼の発言に引き込まれ聞き入ってしまった。
社会派劇と喜劇のバランスも良かった。
古い映画のため、音声が聞き取りにくいところだけが残念。

非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

ソン・ガンホ、イ・ビョンホンの豪華競演映画だったけど、いかんせん、ストーリー展開に無理があった気がする。
せっかくの緊迫した場面も後半あたりからの現実味のない展開で興醒めしてしまった。
残念。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

とってもバランスの良いコメディ。
気軽に観られて後味もいい。
円井わん、マキタスポーツら役者もみんないい味出してる。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

孤独の中で人生を終えようとしていたオットーは、マリソルとの出会いをきっかけに、多くのひとに包まれての一生を終えることになる。
みんなの優しさやふれあいが胸をうつ。
これからの自分の生き方に、ほんの少し
>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.2

前半3つのエピソードはとても良かったけど、最後のお話がなんだか残念に感じた。
なぜかスッと冷めてしまった。

>|