今宵さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

つぐない(2007年製作の映画)

3.6

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幼さゆえの無知な正義感。こういう取り返しのつかない過ちをずっと恐れている気がする。最終的には自分が出来る範囲のことを押し付けて消化するしかないんだよなあ。タイプライターの演出が面白かった。
キーラ・ナ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

笑った笑った!
こういうのが観たいんだよ〜
"可能性というのは現実に不満がある人が使う言葉"

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.4

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「判断できない場合は心を決めるの」
各々が想像する夫の心情をぶつけ合うなか、彼が心を割いていたという息子の証言が決め手になった(ような)判決は良かった。裁判という場であるとはいえ、夫婦間の諍いを詳らか
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メメント(2000年製作の映画)

3.9

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復讐を存在意義にするため、記憶障害を自分自身で利用する、という話?
これはストーリーの流れがどうこうというより構造さえ理解すればいいやつかな。
ポラロイドの現像と時系列の収束を重ねるシーンが洒落てる。
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

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なにが「恋愛映画じゃない」だ、見事なまでの失恋映画じゃん!

観る時期が悪ければ本当に苦しくて完走できなかったかもしれない。
話としてはラノベ的なボーイミーツガール。
そしてオチが最高にズルいやつ。ご
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.4

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しっかり怖かったけどよくわからない部分が多かった
悪魔モノってそういうものなのかもしれんけど

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.7

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邦題が比喩でないことにビビる。夫にヘイト集める流れからのラストは良かった。困らせる対象として母親を認識した息子の話だと思う。釈放されてもずっと同じことを続けるだろうし、母親はそれをすべて受け入れる。

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.9

ジョークのセンスが初代から進んでてめちゃくちゃ笑っちゃった
大人びたエマ・ストーンも含めてこっちのほうが好き~

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.3

実物のトゥインキーを食べながら観た!
しつこい甘さと後味に日本のお菓子と違ったくどさを感じる
知らない頃のエマ・ストーンだ……って思って吹替から字幕に変えたら聞き覚えのある声で安心した

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

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なんといってもひたすらに長いが、飽きずに観られる演出の妙は自分好みだった。撮り方が上手いな〜

「自分を責めすぎないで」の言葉で認知の歪みに気づいたのかな? 死後の裁き(誤用)は自責の表れだと思うけど
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.4

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序盤の居心地の悪さで一度観るのやめちゃってた
最後まで観ても結局それは消化しきれなかったが

オリヴァーの行動原理が本当に理解できなくて、恋愛感情とか憎しみとか言ってたのも全部自分の虚言癖を正当化する
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

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なんとなく気になっていた作品のひとつ
誰も死ななくても終末が止まったかもしれないという可能性を残したまま盲信の悲劇を押し付けられる理不尽さ

通販番組のシーンでシャマラン本人出てたよね?

他者の靴を
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.6

キングスマンに期待する内容ではなかったけど、暗躍する組織の存在を仮定して歴史を再構築する作品としては面白かった
狂った笑い顔のモートンが鎮座DOPENESSに似ててニヤニヤしちゃった

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.3

おもしろい!!
オチは読めるけど「こういうのが観たいんだよ」を最後までやってくれて目が離せなかった

若い頃のベニチオ・デル・トロこんな感じだったんだ~
キリアン・マーフィーぽい人とマーク・ラファロぽ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

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ずっと楽しみにしてたやつ!演出全般が洗練されてるというか、今風っぽい流行りの雰囲気があった。ただちょっと冗長。このふんわりした不安感のまま終わったらどうしよう……って思ってたところでオチがついたので安>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.2

すっごく良い映画だけど、オチが結構しんどい!
兄に寄り添う妹のシーンで泣きました

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.8

人間味の薄い人間ドラマ。自分には温度感が心地よかった。主人公ハチャメチャだし別に何も解決してないけど、(メタ的な)ドキュメンタリーとしてはそういうもので良いんだよ

ケイト・ブランシェットってこんなに
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.6

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まず何と言ってもThe Scuttlebuttが韻の畳み掛け抜群で最高。リン=マニュエル・ミランダ目当てに『ハミルトン』もチェックしたいかも。
海中での動きが何の違和感もなくて見入ったし、レインボータ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.6

特に第三幕からはこっちも鳥肌立ちっぱなしだった
毒親描写がキッツいのは閲覧注意

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.6

ビジネス、意志、才能の話。実話ベースがゆえにどうしても色眼鏡で見てしまいがちで、説得と交渉のシーンもいまいちドキドキしなかった。エピソードトークとして警備バイトの話が強すぎるのが面白い。あとTime >>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.8

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ずっと序盤~中盤のサーシャみたいな顔しながら観てた。あらゆる方面に強烈な皮肉と救いの手を延べていて、実際自分に刺さる部分もあったのは良かったんだけど、逆に言うとそれらが風刺にならない社会へ向かうにつれ>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.5

ジェイソン・シュワルツマンのデビュー作 ところどころに現在のウェス演出の萌芽も見えた

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

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先行上映にて。アカデミー賞有力との前評判と、好きな女優であるエマ・ストーンの主演がなければ、めちゃくちゃに否定してたかも。それくらいに演出の美しさとグロテスクさが拮抗してたと思う。
ベラの精神年齢が未
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.7

早口サイコがジェイク・ギレンホールにぴったり
初めてやっちまうシーンのBGMの盛り上がり、対して終盤のカーチェイスが環境音だけだったり、引き込まれる演出は良かった

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.9

「ミュージカル映画」として臨んだせいで少し肩透かしを食らった感じがあったが最後はしっかり感動
ダイナーのシーンとか露骨にCGなの込みでめちゃくちゃ笑った 
作中で描かれるのは人生のうちのたった一週間、
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マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

4.0

旦那の下品さにちょっぴり辟易するが話は面白かった モナコの景色も良い
解決編でのお色直しや、オリエント急行での絵葉書の画角とか、オシャレ演出がちらほら観られてワクワクした
忽那汐里(かわいい)のジェス
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

4.0

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マーゴット・ロビー好きがマーゴット・ロビーの演技を鑑賞するための作品だった
終盤の種明かしも、特に感動とか納得とかはなく……
双子であることの意味があるのかどうかよくわからない
不思議の国のアリスを深
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

3.8

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実験のラストにヘンを立ち会わせるのは違うんじゃないかなあ
ジュニアがこの先、身代わりのヘンと幸せに過ごせるなら、それはそれでハッピーエンドではある

覗き穴を開けていたのは、オリジナルのジュニアだった
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.4

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幼少期キャシーがキャリー・マリガンそっくりでかわいい
ルーシー先生の部屋、『ショーシャンク』で主人公が法律相談に乗るシーンの部屋を思い出した

倫理観が自分(現実)とズレがあるSFは感情移入が難しい
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.3

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本当にあらすじ通りの話ではあるが、最初に高齢化社会のメタファーであることを明示してくれるおかげで、そういう目で観たらいいということがわかりやすかった

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

エンタメ寄りで楽しめた

ケイディの家の立地?スマイルか何かの作品でめちゃくちゃ似てるとこあった気がした。アメリカにありがちといえばそれまでだけど

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

酒場のThe Other Sideのシーン面白すぎる。バーテンダー有能。

ジェニーの初公演でのNever Enough、歌がめちゃくちゃ良いことに加えて、全員の感情の揺れ動くさまが描かれていて、ずー
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