ヒムノスケさんの映画レビュー・感想・評価

ヒムノスケ

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蛇の道(1998年製作の映画)

4.0

黒沢清のホラーミステリー。
所々で意図不明なシーンがあり、それだけは何度見ても謎のまま。
カット割りやカメラアングル、構成が独特で、不気味でいて不安にさせる演出が特徴的。また淡々と人が殺されていく様は
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

4.0

いやー、面白かった…

ヒットマンで指名手配序列3位の主人公が祖母の死と自身の余命宣告を受け絶望するところから始まる。そうして死ぬ前に名声を残すため、周処の三毒排除に準えて、手配序列1位と2位の犯罪者
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

面白かった。
ちなみに初代オーメンは見たことはないです。

予想通りに展開が進んで行くのに、演出が上手いので見入ってしまった。

あと、特に妊婦さんは見ない方がいいです…

最後に、ガッツリモザイク処
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.9

10年の歳月、近くて遠いすれ違いの日々。結ばれざる者たちの淡き叙情詩ここにあり…😭

こうもうまくすれ違えるのも、まだデジタル化の真っ只中にあった平成半ばの妙理と言うべきか。時代感を体現した質の良い作
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

僕たちは狂気の世界で生きている…

投下の是非という二次的な議論よりも、そもそも作るべきだったのか、をとことん考えさせてくるよねぇ…
日本人として見るべきと言うよりかは、核の傘に守られている全人類こそ
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変な家(2024年製作の映画)

-

無料クーポン券で見たので何も言いません。もしお金払ってたら憤死してました。

バケモノの子(2015年製作の映画)

4.0

中盤までは好きだけど、後半のライバル闇堕ちから立ちこめる暗雲とした雰囲気が嫌い。ずっとキラキラした化け物街の喧騒そのままに終わって欲しかった。
けどなんだかんだ言って記憶に残る良い作品。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

あんまり好きじゃない。
そもそもストーリー自体の展開が浅い。
あと実話ベースってのが強みだからか、脚本に起伏がなくて、お世辞にも面白いとはいえない。これ実話なんだ、すごいなぁ…で終わり。
役者は💯

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

普通におもろし。
ドラマ化はまだ許容できる。
だがWOWOW、お前はダメだ!

女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

とことんイヤな映画だった…
土着ホラーはただでさえジャンルとして怖いのに、フェイクドキュメンタリー展開だからリアルさが相まって余計怖い。
あと僕はあっちの言語はなにもわからないけど、とにかく演技に凄み
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とにかく壮大。
相変わらず繊細な映像とスローなテンポ。
けど今作は大好き。
中盤から一気にブースターがかかりだして、明らかな旧約聖書感、宗教色マシマシからの唐突な核弾頭。

前作で図太く生きながらえて
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

美術が繊細で、映像がすこぶる綺麗。
全体的にダークな展開なのが個人的には好きだけど、スローなテンポは好かん。
キャストはグッド、アクションもグッド、爆発シーンと戦闘シーンが個性出てて好き。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.3

結構前に見て、かなりの衝撃を受けたのに、レビューを書いていなかった。
これ、おもろーです。

ファンシイダンス(1989年製作の映画)

4.0

永平寺に入門する雲水は、みんなこれを見る(らしい)と聞いて思わず鑑賞。
おもろかった。
本作は昭和64年、つまりは平成元年のもので、ちょうど時代のはざまにあたる。
この時期の映画によく見られるのがあの
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

いつも通りおもろかった。

でも残念な点がいくつかあった…😭
ストーリー自体は文句なしと言えるが、制作者側の日本文化に対する考証や設定がすこし稚拙に見える箇所があり残念。なので僕らから見るとツッコミど
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ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

4.7

まず、本作における”ミシマ”は、ポールシュレイダーの中でのミシマである。
またストーリーとしては、彼の著書三作から、美学、芸術、行動を考察し、それらを通して自決の真相を紐解こうとするものである。

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バービー(2023年製作の映画)

4.1

おもろー
何かと話題のバービー、さっき再上映で見てきました。
最高にバカらしくて、最高におもろかったです。
コミカルな架空世界で繰り広げられる現実的なジョーク、キレッキレのメタ発言などなど、一言一句質
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.2

完結編とだけあって、さも物々しい戦いが繰り広げられるかと思い心して見ると、然してそういうわけでもなく、主に”世代”と”時代”に重きを置いた比較的静かな回であった。

広島の巨大一派は政治結社として身を
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.4

ヤクザという現代の斜陽族。
前3作を見た後だけに、今作は切なく感じた。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.4

初作ので出しから広能に惚れてしまった僕からすれば、今作は少し残念だった。だって広能の出番が少ないんだもの…!

けど山中の物語はいいアクセントになった。愛情に走りすぎて周りが見えず、村岡衆に都合よく使
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.5

仁義なき戦い…
昭和を代表する伝説的な映画シリーズでありながら、群像劇の金字塔として今日もなお輝き続けている。その第1作目。
原作の色味を遺憾なく引き出す深作欣二の才能、天才的なカメラカット。そして菅
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

ミマスタ。

ポルノ×アルジャーノンに花束を×不思議の国のアリス=これ
って感じです。はい。

毒々しい映像美に飾られた奇怪な冒険譚と言うべきでしょうか…
ストーリーの本筋は、無知な主人公を嘘や同情を
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.2

前にも一度見たことがあるが、映画館では今日が初めて。
あの時はくだらない会話ばっかりに気を取られてしまい、ストーリーについていきそびれたのを覚えている。なのでお世辞にも思い出に残る代物ではなかった。
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千年女優(2001年製作の映画)

4.3

千年駆けても、会いたい人がいるんです…

奇才・今敏の描くSFロマンス。そしてアニメーションの特性を最大限に引き出した大作。
主人公の少女と鍵の君との衝撃的な出会いが、千年の時を駆けて二人の運命を動か
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

韓国とかいうエンタメ大国。
グエムル,#生きている,新感染,モガディッシュ等々…パニック映画作らせたらこの国は世界一かもしらん。質が高すぎる。

今まで何も持っていなかった人間が、一挙に権力や名声を得
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