映画に関する素養がないのでストローブユイレが何言ってるか全くわからなかったけども、撮影現場にてロングショットを撮影する際にダニエル=ユイレが役者の近くで段取りを確認して、次のカットでカメラ位置までやっ>>続きを読む
「優しさ」とは何なのかについて最近よく考えているのだが、例えば日本の若い学生がアフリカの貧しい地域に行って支援をするような、他者を不幸なものと勝手な価値観で決めつけて上から目線で援助するなどという見せ>>続きを読む
こんな傑作を夜中に観てしまったら何のやる気もなくす。改めて深夜の孤独を感じてしまった。でも、大切な人との縁が切れても喪失しても、UFOを探し続けて毎日逃げずに同じ場所に来れば何かにはなるさ〜
浅丘ルリ子が東京から帰ってきたことの表象、靴のワンショット(このために砂を落とす動作があったのか!)→女中がそれを見つける→浅丘ルリ子の悲しそうな後ろ姿→また女中のワンショット。この画面構成が見事!>>続きを読む
「人コロシの穴」はこの映画の子供が列になって車の前を横切るネタをパクってます
ロンドンから帰国したウィリーと家族が自宅にてウィリーの所在についてあれこれ問答しているところにMPが現れウィリーの功績を讃えるシーンの終わりでウィリーは画面の中心で疲労により前のめりにぶっ倒れる、この>>続きを読む
男の選択する行動が、家庭内暴力はいけない児童売春はいけないと社会的正義を盾にしたナルシズム的他責的行動なのがどーもなと思ってしまうし、その男の自己実現の道具としてしか小川紗良が機能していないので面白く>>続きを読む
カメラが芝居に都合よく動いてしまう胸のムカつきはあり苦手だったシーンを挙げればたくさんあるが、中井貴一が牧瀬里穂を家から追い出そうとするシーンで、途中に中井貴一が写真で牧瀬里穂が幽霊になっていることを>>続きを読む
武藤敬司フアンもといプロレスフアンとして、スペースローンウルフ時代の新日本プロレス所属の武藤敬司の肉体、また発声を映画として記録してくれたことに感謝する。
途中で挿入される地下格闘シーン、武藤敬司が>>続きを読む
今1番好きなラジオはと聞かれて真っ先にJ-waveの小川紗良「across the sky」を挙げる自分としては、彼女のラジオで彼女の言葉選びを毎週反芻しながら、彼女の作った映画を観るというある種のご>>続きを読む
蓮實重彦も激推ししていたように、ジョンウェインとドナリードの瑞々しくもあり儚くもあり官能的なアクションをずっと見ていたい。ジョンウェインが照れ隠しで「様子を見に来ただけだ」とダンスパーティに現れてドナ>>続きを読む
冒頭の、付き合ってるであろう2人がY字路で別れた際、女性が歩みを止めて男性がそれに気づき軽やかなステップで段を降りて抱擁する美しさにウットリする。喧嘩して男性が女性を追いかける、諦めてうなだれて座って>>続きを読む
「水彩画」から連なる円形。「愛の渇き」で川津祐介と浅丘ルリ子が逢瀬交わしてそうなビニールハウス
ベッドからへそくりをくすねたのをカミさんに見つかって、窓に飛び込むように逃げるの最高!近頃ちょっとずつ観てるプライムの風雲たけし城のアトラクションの1つのよう、面白い身体性のあるコメディとは、計算され>>続きを読む
テレビラジオの収録放送は、時間が飛び飛びになってるシーンをいかにその編集で繋がっているように見せるかがミソだが、映画の編集は、明らかに実時間と異なるカットとカットとを強引に繋げることができて、でいてそ>>続きを読む
イオセリアーニの音楽ドキュメントと思ったらまたサークル的趣味的なコミュニティのに属して生活している人間に対する愛情かよ
昨日観たせいで植岡喜晴「月に行く」の豆腐屋の労働と比べてしまう、まあそれでなくてもフォードの「我が谷は緑なりき」はどんなんだったっけって考えてた。イオセリアーニは人間好き過ぎ。人間にそんなに興味がない>>続きを読む
イーストウッドの「ミスティック・リバー」「ハドソン川の奇跡」それともライカート「ミークス・カットオフ」に感じて涙。いやもしくはそれ以上の新境地
イヴロベール「わんぱく戦争」、青山真治「東京公園」に並ぶ、大木が切り倒されて家具になる映画。イオセリアーニの来る明日へ向ける労働は美しい
この映画で1番大事なシーンは主人公が出所した後に自身が大事にしていたローラーシューズを車から投げ捨てるところだろう。ローラースケート然りワイングラスを回す仕草然りおもちゃの汽車の円は無駄なものとしてそ>>続きを読む
電車が画面右から左へと流れ込んでくるファーストカットの雄大さ、水流を調節する労働に従事する男から美しい池と舟に抵抗不能になった。
タバコを吸いながら仕事をする使用人のところに帰ってくる老婦人その2人>>続きを読む
これまでの人生、全部嘘だってさ!って人類全員が言えて尚且つ笑い合えたらどんなに幸せだろうか。。
2回目、井浦新が林跡地に出向いた時に彼女とどんな話し合いがあったのか、2年ぶりにタバコを吸うほどのショックな出来事とはなんなのか(もちろん説話的には彼女にはもうすでに結婚相手がいるという事実だが)そも>>続きを読む
こんなに悲劇的でありながら幸福な物語はない。映画の全てを詰め込み最大限に発揮していることに感動し、同時に同世代がこれを作っていたら嫉妬でひっくり返ると思った
男が好きな女にプレゼントするべき唯一のものは「サヨナラ」であり、その彼女が一世一代の挑戦をするときは、正面から見つめるのではなく陰でそっと祈ってあげるべきです
どれも深刻な事態を笑いにしてて好き!
「不眠症」のエテックスがカミさんの手を払うなんてことない仕草に、小説と格闘しながらもカミさんにはいい顔して平静を装っていたい道化っぽさが出ててさすが俺らのエテック>>続きを読む
社会不適合者はこうやって明るく動き回り既存システムに反抗してこそなんぼ。何回も焼き直ししたような、こんなダメな自分を肯定して系の社会不適合者映画なんてクソ喰らえ。
印刷の工場音が響き渡ると社長室は独立した空間になりアバンチュールの予感がする。エテックス作品の男はダサく取るに足らない妄想にふけり、女は常に気高く男を惑わす、最高だ。
クラシックな日本映画で会話があるシーンにおいて2人が座ってシーンが終わるのと双方が立ってシーンが終わるのとで、前者の方が2人の秘密を共有した親密さがある。この映画では専務が森繁久彌に嵯峨美智子の動向を>>続きを読む
シーンとシーンの繋ぎがいちいち神ってる。クライマックスのクロスカッティングに興奮しない人いないでしょ
バーバラローデンの演技が素晴らしいのは勿論のことで、モーテルで一夜寝た男が先に帰ろうとするのを下着を身につけながら怪訝な顔で引き留めようとする目配せ、逃亡者と出会うバーで姿勢よくビールとポテチを掻っ込>>続きを読む
アニエスヴァルダの志の高さは認めるしカッコいいけどそれが作品としてうまくハマってないと思われる。冒頭横断歩道からティルトアップで対向車線の歩道にいるサンドリーヌボネールにカメラが向けられる演出はクール>>続きを読む
人間関係が目まぐるしく展開していってすごいし、増村のサスペンスではないコメディのカメラポジションも良い。川口浩と若尾文子が地下街を歩いて立ち止まる歩いて立ち止まるを繰り返す段取りでカメラがフワフワしな>>続きを読む