SEPさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.9

パラサイトで有名なポンジュノ監督の作品

当時未解決の連続殺人事件をモデルにした作品(1986年)

序盤は刑事の無茶苦茶具合に心底ドン引きしたけど、後半からの絶望的な展開に自分もやるせない気分に…
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.6

耳をすませばのスピンオフ作品

猫がたくさん!バロンがかっこいい!

さくっと見れるが、ちょっと盛り上がりに欠けるかな…
やっぱりどうしても主人公の優柔不断なところが感情移入できない

裏設定わかると
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.4

ミッドサマーが結構気に入ったので、満を持して鑑賞

結果…………
第一感想はよくわからない(汗)

悲鳴を上げるような恐怖ホラー感というよりは、不気味なものを見た時の嫌な不快感似た感情が沸き上がる
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.3

スーパースタイリッシュでテンポ良い映画

ファッションセンスが最高に素敵で画面が見てて飽きない!
そして、エマストーンの演技は最高

プラダを着た悪魔が好きな人にはハマるって言ってた通りな映画でした。
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.3

IMAX 3Dで鑑賞

初鑑賞の印象は
・実は新作??13年前の映画?嘘でしょ?!
の1点に尽きます
リマスターがどれくらい効果あるのかわからないが、当時は本当に革新的なんだろうなと。

また、3Dも
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

4.0

ちょっと前に死霊館シスターをみて落胆してたけど、やっぱり本家の方が断然面白い
(ほんとに実話?と疑いたくなるストーリーだけど)

今回はサスペンス要素もありの新機軸で個人的にはただ怖いだけじゃなく、面
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

ミュージカルか!ってくらい、音楽の調和性が素晴らしい映画

カーアクションや戦闘シーン自体もすごいカッコいいのに、音楽と合わさると倍増

個人的にはfocusの悪魔の呪文と銃撃戦が最高にツボでした…

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

前半のギャグパートのキレキレ具合が半端なくてめっちゃ笑えます

ただ、悪役ゴアがどうも感情移入できず(動機部分とか)、全体のストーリー的には面白味が薄かった印象を感じました。

それにしてもソーはガン
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.9

1943年の第二次世界大戦、ドイツVSソ連の戦いを描いた映画

戦争のシーンがド派手でリアリティが半端ない

そして、人間的ドラマが面白い
ただ、戦争は悪!というわけじゃなくて、自分自身は一体何と戦っ
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.8

ミッドサマーの元ネタ

宗教って本当に恐ろしいなあ…というのが第一感想。

島の彼らにとっては、その思想が全てであって、警官(キリスト教徒)からしたら、異端の考え。

ラストのオチは想像ついてなかった
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.4

少年たちが宇宙を夢見てロケットをつくる物語(しかも実話)

今見ると、もう非常にベタな展開なんだけど、無駄のなさ、脚本が最高に泣けると非の打ち所のない映画

個人的には、みんなで何かを懸命に作り上げる
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.8

世界的ベストセラーの21世紀の資本を著者トマピケティ自ら監修出演した映画

アダム・スミスが提唱した資本主義は社会の繁栄を達成したけど、格差は広がるばかり

格差の是正は世界全体が足並み揃えた課税が必
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.3

映画の撮影現場の混乱をメタ視点で描いた映画

クリエイティブな現場にいたことがないので、わからないがこんなカオスなの…?ってのが第一印象

多分そういった現場にいたことがある人はより深く共感できる?
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PK(2014年製作の映画)

4.3

きっとうまくいく以来のインド映画鑑賞

コミカルで笑いメインの映画だと思ってましたが、良い意味で裏切られました
Interval以降は本当に色んな要素が絡み合って面白い!の一言
恋愛、宗教問題、地理問
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.1

あまりにも前衛的な作品で、深夜に見たら夢に出る事間違い無しな作品
子供だったらトラウマ確定

シュルレアリスム的な絵柄で画面から目を話せないし、音楽も当時全盛だったプログレッシブロックやサイケデリック
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切腹(1962年製作の映画)

3.9

まこなり社長のオススメから

ストーリー斬新で、かつ切腹と殺陣の演技が余りにも生々しくて、胃がヒュっとなったのはここだけの話…
こんな鬼気迫る演技は中々ないかなと…

ただ、話の大体は会話劇
字幕がな
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.3

死霊館シリーズのスピンオフ

今までの中で一番わかりにくいし、驚き度も低かったかな…というのが正直な感想。

ストーリーの流れも?だし、何より画面が暗すぎて動きがわかりにくかった…

とはいっても大ヒ
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.1

観るドラッグ

深夜度数高い酒をしこたま飲み、大画面大音響で鑑賞したら、観てるこっちもトリップしそう、そんな映画

前半のダンスシーンパートと後半の阿鼻叫喚地獄絵図と二度美味しくて、唯一無二の経験。
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ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

4.0

白人とインディアンの友好を描いた映画

お互いの言語や思想が異なる中で仲を深めていく姿はとても素敵で、それ故に後半のシーンであったり、実際の史実との落差に悲しい思いを抱いてしまう。

みんな、子供時代
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.7

元祖ホラー
50年前だとは思えない映像

あれこれどこかで見た展開とある展開??
ってくらい、参照されてるであろう王道の物語

前半は情報が散乱としすぎてるけど、後半になるにつれ色々と絡み合ってわかっ
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オールド(2021年製作の映画)

3.9

歳が早く過ぎ去ってしまう空間に閉じ込められた設定が面白い

無駄のないシーンが散りばめられていて、かつテンポよく進んでいく

人間の狂気が垣間見える

ラストのなるほど〜感が気持ちいい感じの映画
(決
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デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

4.2

KISSが大好きな悪ガキ4人組が憧れのライブまでたどり着く映画

しょーもない悪ガキ達だけど、ロックが好き!KISSが好き!の爆発的パワーが凄すぎて、何だか愛らしい

後半にかけてご都合主義が垣間見え
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.1

脱獄犯と誘拐された少年のロードムービー

犯罪を犯しているから、決して手放しには褒められはしないけど、
確かにこの旅では、二人の間の中でかけがえのない愛情があったはず。

映画を見終えてから、GOAL
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.2

産まれた瞬間から遺伝子で全ての情報がわかってしまう世の中
劣勢と宣告されてしまった主人公は本当に辛かったと思う。

現代でも〇〇の壁ってのが、確実にあると思うが、それをどんな手段を使っても乗り越えてい
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生きる(1952年製作の映画)

4.0

しがない勤続30年無欠勤の公務員が胃癌を宣告されて『生きる』事を考えさせられるストーリー
70年前とは思えないほど、今でも刺さる内容。

前半は『幸せ』について、考えさせられた。

人の幸せは3種類
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整形水(2020年製作の映画)

3.6

単なるルッキズム(外見至上主義)の警告がテーマかと思いきや、圧倒的なサイコパス映画。

韓国は高校卒業したら、親が子供に整形プレゼントするくらいな整形大国で、今やグローバルな活躍をしているk-popア
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

シェイプオブウォーターで有名なギレルモ・デル・トロのスリラー映画

人間の心理って本当に恐ろしいなあ…と思える映画でした

2時間半と長尺の映画の中、画での情報量が大分多めで、自分の中で伏線が全く拾え
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.2

『耳をすませば』に引き続き、初鑑賞ジブリ作品

80-90sの青春が兎にも角にもエモすぎて、エモっ!しか言えないくらいの作品
田舎高校のあるある過ぎるシーンもそうだし、
高校〜大学生からの視野の広がり
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

表面上はポジティブ系タイムループでジャンルは違うけど、ハッピーデスバースデイみたいなテンポの良さを感じるけど、

主人公二人の心情の闇というか、内面部分の深い部分がドスンと響いた。
愛すべき人に裏切ら
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.3

子供の時に実は見たことなくて、今更ながら初鑑賞。

90年代のノスタルジックな空気感と甘い青春の匂いがしてきて、もう胸を掻きむしりたくなるくらいな最高にエモーショナルな気分になりました…
(飛行船、子
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

3.6

スタンリー・キューブリック、そしてアーサー・C・クラークが共同脚本とのことで、かなり期待してみたのですが、、
想像してたSF(スペースファンタジー)からかけ離れた、哲学的概念がメインとなった映画でした
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

『ワンダヴィジョン』、『スパイダーマン ノーウェイホーム』を見てからじゃないと、絶対損する映画。

マルチバース(多次元宇宙)の話がメインなので、理系好きには最高かもしれないけど、ただヒーローエンタメ
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.1

『節子、それドロップ飴やない』
の名言だけは知ってて、実は見たことがなかった本作。

となりのトトロと同時上映したとは思えないほどの暗く重々しい映画でした。
すごいリアリティに溢れてる描写で見たあとの
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

外側から見れば、超富裕層で『表面上』はとても素敵なイケメンな旦那、専業主婦と誰もが羨む生活

だけれども、
結局は『跡継ぎを産むだけの機械』と思われても仕方ないくらいの関係性

そういった部分からくる
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.8

ビフォアサンライズから9年後の世界線

すごい世間体とか現実的な目線が増えて、前作の若気の至り的な夢も希望も満ち溢れた世界との違いを感じる。

ラストのモヤっとした終わり方は、主人公の家族(息子)を大
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

ボクシングジムに嫌々?通わされた少年がバレエにのめりこんでいく青春映画

ほっこり感動する映画なのは間違いない
特に貧困格差を感じる中、あのお父さんがビリーの才能を認め、自分を犠牲にしても行動するシー
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