ごまだんごさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.5

44分という尺で、感情を何度も揺さぶってくるジェームズ・ガン監督はやはり天才だ。
またガーディアンズの仲間たちに会えた。それだけで本当に嬉しい。オープニングからいつものノリが続く。最高の音楽に、キャラ
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.6

一見変わっているように見えるが、中身はとてもシンプルな物語。想像した展開がその通りに続いていく。いわゆる、この手の映画では“お決まり”な展開もあり、いっそ清々しさすら感じる。作風はホラー、というよりは>>続きを読む

禅 グローグーとマックロクロスケ(2022年製作の映画)

3.2

ルーカスフィルム×ジブリという奇跡。歴史の転換点になり得る作品だろう。
内容は水彩画風に描かれたグローグーとまっくろくろすけが出会うという大変シンプルなもの。手書きアニメの柔らかな温かみに溢れた作品だ
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ノベンバー(2017年製作の映画)

4.5

繊細な映像美。奇妙で愛すべきキャラクター達。エストニアの薄暗い寒村を舞台にオカルトな世界が広がる。タル・ベーラ作品にティム・バートンのキャラクターが存在しているような作品だった。
難解な映画に見えるが
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

ティ・チャラ王を演じるチャドウィック・ボーズマンの訃報。現代の技術ならディープフェイクを活用したり、代役を立てることで彼の物語を続ける事が出来たかもしれないが、MCUは作品内でも同じ道を選んだ。オープ>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.6

Filmarks主催の試写会にてお先に鑑賞。
王の甥でありながら、怠惰で小心者な男ガウェインのファンタスティックな珍道中。
キービジュアルや予告編を見て、勇敢な男の感動的な冒険譚が繰り広げられそうな映
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.8

素晴らしすぎる。全てが儚くとも美しい。
ゴーストの視点から、ある家の長い歴史を追っていくストーリー。作品を通して描かれる空間としては狭いんだけど、スケールは無限大。どこか神秘的で、宇宙を感じられる世界
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貞子DX(2022年製作の映画)

1.3

申し訳ないけど、お金と時間の無駄だった。
こんなのホラー映画じゃない。変にコメディやシュールさを作品へ入れ込もうとして滑りまくってる。ホラーの演出は使い古されたものばかりで、ギャグはつまらなくて笑えな
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リング(1998年製作の映画)

3.0

現実味溢れる映像に、気味の悪い音楽。
謎解き、タイムリミット要素が作品全体に緊張感を与えている。後半の展開はインディ・ジョーンズ見てんのかなって気分になった。個人的にホラー映画だと思ったのはラストの1
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カントリー・ベアーズ(2002年製作の映画)

3.0

とにかく話の展開が早いので見やすい。素直な気持ちで「ほっこりする映画見たいなー」くらいのテンションで鑑賞したら楽しめる映画。普通に面白い映画、ではあると思う。ミュージカルシーンは多いし(どれも殆ど印象>>続きを読む

ティムバートン ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 3D(1993年製作の映画)

4.8

ハロウィン当日にイクスピアリで鑑賞。
うん、やっぱ俺この映画大っっ好きだわ。
子供のころから何百回と見てきた映画だけど、映画館&3Dで見るのは初めてで。もう感動しちゃったよね。
改めて感じる物語のテン
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.5

周りと違っていて馴染めなくても、家族が認めてくれれば良い。そんなメッセージを感じた。
印象的なキャラクターがとても良い。性格や見た目の違いが皆分かりやすいので、子供や普段映画観ない人にもとっつきやすい
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

本当に素晴らしかった。“バーフバリ”であまり描かれなかった”友情”を描く大規模アクション超大作。
見るだけでテストステロンが上がるアクション、演出の数々に心が躍る。
男たちの肉体、女優の美しさ、一糸乱
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

完成披露試写会にFilmarks枠で参加してきました。
前2作と比べて、全体的に重い。そして、ある事件に対しての直接的な描写が多くてビビった。ボーイミーツガールの恋愛もの、というより、主人公の成長の物
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.9

娯楽映画の最高峰。
完全版となり、話に深みが増した。映画、というよりも神話を見ている感覚になる前代未聞の超絶怒涛映画体験。他の映画だと許せないような展開も「まあバーフバリだから」と受け入れてしまう不思
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

今年公開の映画の中でもでかなり期待していた作品。思っていたよりも単調な作風で、想像通りの作品だったので少し残念だった。けれど、見たいものは見れたので重ね満足。
我らの想像の範疇を超えた禁断の存在を題材
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.8

ナヴィと共に森を駆け、大空を飛ぶ。
素晴らしすぎる世界。見たことの無い奇妙な生き物たち。世界に入り込む没入型フルCGの映像美。今まで見たことの無い映像の数々。ストーリーはありきたりなのに面白すぎる。映
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ピノキオ(2022年製作の映画)

4.0

”周りと見た目が違う”という点でマイノリティな人達に寄り添いながら、現代的な思想も含ませたアニメ版からのGoodな改変をした実写化作品だと思います。主人公のピノキオは勿論これに該当するんだけれど、新キ>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.2

SNS時代に生きる、それぞれコンプレックスを抱えた2人を描いた純度100%のラブコメ映画。凄ーく良かった。
いじらしい程にピュアでいて純粋。少しずつ近づいていく2人の姿に悶絶。セリフを使わずに感情を表
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

映画を"撮る"側の視点で作った、奇怪なホラーアクション怪物映画。
ジョーダン・ピール監督では珍しいエンタメに振り切った作風で、全2作のような展開を期待していると拍子抜けするかも。
パニック映画として普
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灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

4.8

今まで見た映画の中で1番怖かった。映画館から逃げ出そうかと何度も思った。鑑賞後の疲労感も凄まじい。気を張って鑑賞しないと映画に呑まれそうになる。
でも最後まで見て本当に良かった。内戦の中で生き抜く母親
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.3

この作品が完結編で良いの??
“ジュラシック”シリーズが好きだからこその失望感。
前作のラストで作り上げた最高の舞台とテーマ性があったのに、それを完全に無視したストーリー。結局過去作とやってる事が殆ど
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

セリフが一切無いこそ突き刺さる当たり前の日常の「尊さ」と「美しさ」。
そして、ラストの衝撃。少しずつ不穏な空気が流れ、日常を侵食していく感じは「この世界の片隅に」っぽい。
前編がアート映画のようで、全
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

シャンクスとadoファンの為の娯楽映画。
完全にキャラクターについての映画で、ウタが中心となって話は進みます。その為、彼女とその歌を好きになれるか否かで本作を気に入るかどうか決まると思います。そういう
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

4.3

Filmarks様招待の完成披露試写会にて一足早く鑑賞。
想像以上にガチサバイバルしてる。海上遭難の絶望感や緊迫感を強く感じました。食べ物が減っていく様子や危険が迫った時の描写がやけに丁寧。夏や青春よ
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.2

ひと夏の不思議な冒険。お姉さんへの憧れ。
ペンギンという非日常な生物が街に現れるという一件よく分からない設定を、よくここまで綺麗に落とし込んだなと。主人公の天才設定と、男なら絶対憧れるお姉さんの魅力が
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ポレットのイス(2014年製作の映画)

3.7

短さの中に愛が詰まってる。
“トイ・ストーリー3“のような展開で、少女が小さな頃から座っていた椅子との交流を描く。
スタジオコロリドの柔らかいアニメーションと物語が最高にマッチしてる。セリフは一度も無
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FASTENING DAYS(2014年製作の映画)

3.6

短いながらも、綺麗に纏まっている。ファスナーで街を守る子供ヒーローの話。
ファスナーを使って街を翔ける様子はスパイダーマンのよう。ただ移動や攻撃に使うだけではなく、応用された様々な使い方をしていて視覚
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

3.4

真っ直ぐだなぁ。
“ペンギン・ハイウェイ“でも思ったけど、この監督の作品は男の子が欲望を隠さないから良いよね。
妄想シーンの映像美が素晴らしい。この疾走感は“フミコの告白“の映像が活きてるのだろうか。

Rain Town(2011年製作の映画)

3.0

雨降る街でロボットと少女の交流を描く。
水彩画のような映像と雨降る街の雰囲気が良い。重々しくじっとりした世界観で悲しい雰囲気があるけれど、希望が見えるラストで救われる。

フミコの告白(2009年製作の映画)

3.1

疾走感が凄すぎる。
ストーリー云々よりもアニメーション技術を魅せる為の作品か。
女の子が街中を走りまくるその姿には、アニメだからこそできる表現やジョークが詰まっていてとても楽しい。

女神の継承(2021年製作の映画)

4.2

初めから決められていた残酷な運命に向かっていく話、大好きなんですよね。「ヘレディタリー」とかがそんな話です。いくら足掻いたって助からないのは初めから決まってました、希望なんて何にも無かった。って話が。>>続きを読む

X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.3

言いたい事は沢山あるが、とにかく超人能力を生かした迫力ある映像の数々がとても良かった。橋を動かして進行するマグニートー軍団とか最高にカッコ良い。
覚醒ジーンは見た目といい能力といい完全にスカーレット・
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.2

前作はミュータント同士の争いでしたが、今回は人間VSミュータント。なので戦闘シーンは前作の方が断然迫力があり良かった。チームで協力して強大な敵を倒す前作に対し、今作はメンバーが個別で別々の敵を倒してい>>続きを読む

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.2

マルケータ・ラザロヴァーを見た後に鑑賞したから、ストーリーが分かりやすすぎてびっくりした。この物語の凄いところは、超が付くほど王道で先が読め読めなのに面白いってこと。ドラゴンボールに登場しそうな絵に描>>続きを読む

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

4.7

途方もないスケールで描かれる伝説的な作品。王権、部族間の争いに巻き込まれた少女マルケータの壮絶な運命を描いた大傑作フィルム=オペラ。難解といわれるストーリーも、各陣営の関係性を理解すれば案外分かりやす>>続きを読む