Gerberaさんの映画レビュー・感想・評価

Gerbera

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燃えるドレスを紡いで(2023年製作の映画)

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ケニアに堆く積もった、誰にも着られなくなった服たち。世界中の”着ないけど勿体無いからリサイクルに出そう”という罪悪感と優柔不断の塊かと思うと恐ろしい。
ここ10年で特に酷くなったという。
もう服は作ら
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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君の名は以降、新海誠監督の作家性である光の執拗な描写が少なくなってきている。長編映画で大衆向けにつくると細部まで監督のこだわりを出すのが難しくなってしまうのだろうか。
個人的には言の葉の庭が好き。

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

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“Beautiful little fool”デイジーとミスベイカーの愚かさや裕福な上流階級の人々のどうにもならなさが2013版より描かれている。
1974年版はより静かで現実的、2013年はちょっと
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眠れる森の美女(1959年製作の映画)

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1959年制作だけど、Disney作品の中で一番美しいのでは。
背景美術とキャラクターの色彩やデフォルメ感が洗練されていて、久しぶりに観て感動した。

妖精たちが物語の中で唯一能動的な行動を起こしてて
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

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IMAXで観てきてしまった!改めてQueenって物凄いバンドだ。ポップさもありながら攻めている。

ボヘミアンラプソディの映画から聴き始めて、そこから色々なバンドを知ったけど、やっぱりフレディって作曲
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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一時期私のインスタもTwitterもミーガンの広告だらけになって気になってた。
途中までミーガンと女の子の関係性良いなと思ってたのに、後半で普通の勧善懲悪系ホラーになってしまった。もったいないかも。
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エルヴィス(2022年製作の映画)

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アメリカンドリームを観た。
ブラックミュージックが許されない時代に好きなものを貫いて反抗する姿がかっこいい。ロックの初期衝動。
今では考えられない酷い差別の時代はついこの間のことなんだよな。

WASABI(2001年製作の映画)

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広末涼子さんがかわいい。ふんわりした日本のポップ文化への憧れで作られた映画。

全体的に日本語部分の演技が下手でちょっと恥ずかしい気持ちになってくる。

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

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ギャッツビーだけが希望を持つ力があった。もう2度とみることはない。デイジーを想う一途なギャッツビーが愛おしい。

白人上流階級が皆んな最低だ。自分とお金のことしか考えていない。

衣装やセットが豪華。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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主人公の純粋で自由な精神が良い。思ったより爽やかな映画だった。最後皆んな幸せそうで良かった。
音楽が奇妙で可愛らしい雰囲気を強めている。

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

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Michael Kaplanさん衣装デザインなので試聴したけど、80sの服装とジェンダー観と楽観主義が全然共感が出来なかった。
軽すぎる、、。セクハラがすごい。
でもダンサーは凄く魅力的に撮られていて
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

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Chanelが主人公の女性の衣装を制作したと聞いて。シンプルで布のドレープ感が美しい。映像全体が美しかった。モノクロだからこその美しさ。Man Rayのような感じ。

90分ずっと女性を口説き続けてい
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

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色々可哀想、、みたいにしんみりしてたら最後レスタトによってラブコメになった。しぶとく生きてて良いね!Sympathy for the devilsの力も強い。

B級感はあるけどブラッドピットってこう
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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お酒飲もうがちょっとダメなところがあろうが、生きてたらいいことあるよな。
キルケゴールとか静かな伏線が多い映画。
マッツミケルセンってかっこいいね、、。最後のシーンでかなり救われる。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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会話とイタズラが純粋に楽しいし、服とか小物とかが可愛い。主人公たちは苦しんでるし共感出来るけど、くすくす笑いながら観られる映画だった。

自分のことを誰も知らないところに逃げてモラトリアム延長したいん
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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スパイクみたいな人、確かにロンドンでよく見た、、、。浮浪者みたいな感じで駅前とかで座り込んでたけど。スパイクとなんで同居してるのか最後までわからなかったけど、彼も幸せそうで良かった笑
最初のTshir
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アアルト(2020年製作の映画)

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北欧の景色と建築が美しかった。モダニズム建築、少し日本家屋のような自然との緩やかな繋がりも感じた。
造形的な新しい美しさだけでなく、素材に対する新しいアプローチが斬新さを支えているしそれが根幹でもある
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ファッション・リイマジン(2022年製作の映画)

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ウルグアイの羊毛の産業がとても理想的で美しかった。周りに住んでいる人は皆んな知り合いで、その中で仕事をまわすから酷い労働環境には出来ないという、ある意味今失われている村社会的なものの良い部分が見られた>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

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構図や画面の色の配置が綺麗
本のタイトルで喧嘩するのが面白い
シュールなギャグ

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿さんの作品の総集編かのようなセルフオマージュが盛り込まれたカットが多く、久しぶりにジブリを観ているのだとしみじみ感じた。物語はまだ咀嚼しきれていないが、面白かった。
想像の世界と現実の世界。想像
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

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音楽とビジュアル作りが好みだった。
人を狂わせる魔性の女性。初めは主人公の妄想や幻覚が混ざっているだけかと思っていたが、そんな単純なものではなく、マジカルな力も加わってきていたのかも?
そう思わせてお
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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画面構図や景色の美しさは庵野さんらしくて良いと思った。
でもこれは実写でやる必要があったのだろうか?俳優さんたちの演技や、衣装、小道具にあまり美意識が感じられ無かった。
アニメなら違和感の無いであろう
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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映像のクオリティや作り込み、世界の探索などは凄かったしワクワクした。しかし、シナリオの流れに関しては終始アメリカの白人の罪悪感と根底に流れる家父長制度などをヒシヒシと感じて、悲しい気持ちになった。人間>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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庵野さんのいつもの作風で、ファンタジーなままウルトラマンをやった感じ。シンゴジラのときは、実際の日本がゴジラが現れた時にどう対処するのかという突き詰めたリアルさに感動したけど、今回は”空想”と書いてあ>>続きを読む

ピーウィーの大冒険(1985年製作の映画)

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冒頭の部屋の小物とか凄かったな。朝ご飯のシーンはback to the futureのオマージュ?

ビートルジュース(1988年製作の映画)

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ほっこりした

ウィノナライダーの役のスタイリング良い