gattyさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

想像を超え、理解するのが難しい作品。
チタンを頭に埋め込まれた主人公。
殺人、妊娠、父親、わかりそうでわからず、
作品にこちらが何を求めているのか探しに行く感じだった。

ある男(2022年製作の映画)

4.1

久々の映画鑑賞。
戸籍交換。ある男とは誰のことなのか、徐々に紐がほどけていき、それぞれの人生が見えてくる。自分らしく生きるには、素のままがよいのか、それとも仮面を被っていた方がよいのか考える作品だった
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望み(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

行方不明の自分の子が事件の加害者なのか被害者なのか。
加害者→生、被害者→死、重い気持ちになる場面がたくさんあり、いろいろと考えた作品だった。
現実として、事件未解明で、あれほどマスコミやSNSが偏っ
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.9

テニスのウィリアムズ姉妹と父親のストーリー。独特で時に自分勝手とも思える父親の指導方法。話が進むにつれ、その裏側にあるものが見え隠れする。人種差別の不安、コンプレックス。いろんな感情をウィル・スミスが>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

幼少期に観たウルトラマンの記憶を呼び起こしながら鑑賞。カラータイマーが無いとかいろいろと違いを感じながら、新しい要素が入り、現代風にアレンジされていた。キャストは豪華で長澤まさみが際立っていた。後半、>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

3人の視点から3章に分かれて描かれているところが面白く、ストーリーに入り込みやすかった。強姦罪が有罪か無罪かを決闘で解決する。命を懸けた3人の戦い。マット・デイモンの騎士の演技は新鮮だった。

ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.0

前編と続けて鑑賞。中学生がと考えると現実的かどうかと少し感じたが、白熱した校内裁判に惹き込まれた。永遠のテーマかもしれない「いじめ」は、いつの時代になっても考えなくてはいけないのは歯痒い。

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.0

原作未読。校内で起きた生徒の飛び降り。
自殺なのか他殺なのか。話が進むにつれ、登場人物1人1人が掘り下げられていく。宮部みゆき作品は久々。読んでも夢中になるだろうなと思いながら鑑賞した。校内裁判という
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私の帰る場所(2021年製作の映画)

3.7

人それぞれいろんな事情があってのホームレス。生活の基盤となる家が無いという社会問題。警察に追われながらも、何とかして今の現実から脱却したいという切実な願いが伝わってきた。

氷がすべてを隔てても(2022年製作の映画)

3.7

1900年頃、グリーンランドが領有する場所を証明するために二人で探検に。実話だと考えると、凄いことを成し遂げた。精神的に追い詰められると、そんな事も起きるのかと思うシーンもあった。

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.3

ボスニアのスレブレニツァの虐殺をテーマにした作品。通訳で国連職員として戦渦で働く母親
。何としても(息子、夫)家族を守りたい。強く切実に、何度も訴える姿が印象的だった。
ロシアのウクライナ侵攻のことと
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さがす(2022年製作の映画)

4.1

佐藤二朗と伊東蒼の親子の強烈なインパクトが残る作品だった。前半のいろいろな出来事が後半につながり、新たな展開に。社会問題が背景にあり、せつなくもなり悲しくもなり、複雑な感情になった。

オールド(2021年製作の映画)

4.0

島のリゾート地で、起こる不可解な出来事。
展開が進むにつれ、謎が謎を呼ぶ。少々突っ込みどころはあるが、結末も面白く、最後まで楽しめた。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

スケールが凄い分、内容についていけず。戦いの構図は理解するも、なかなか感情移入するのは難しかった。ティモシー・シャラメのスター性、存在感は十分だった。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.2

東日本大震災。生活保護。
重たくて、深いテーマがあり、震災によって起きた心の痛みが伝わってくる作品だった。
出演者全員の熱演からも被災地、被災者の痛みが伝わってきた。護る(まもる)という言葉の意味も理
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.6

タイムトラベルで妻に会うはずが、自分自身と再会。SFのような家族愛(親子愛)のような話。ちょっとした笑いもあり、軽い気もちで鑑賞できる作品。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.2

柳楽優弥、大泉洋、門脇麦など、キャスティングも素晴らしく、劇団ひとりの脚本、監督も良くて、満足度・充実感がすごくあった。
師匠と弟子の関係、本人はもっといろいろとあったと語っていたが、感動する場面が多
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空白(2021年製作の映画)

3.9

万引きをしてスーパーの店長から逃げたときに交通事故死した娘。
誰が何が悪かったのか。父親や店長など、周囲の人間の事故後の心持ちの変化。話が進むにつれ、いろんなことを考えさせられた。

The Hand of God(2021年製作の映画)

3.4

マラドーナが移籍してくるナポリでの少年の物語。当時の人達が、自由に生きている感じがした。少年の成長とナポリの景色。不思議な雰囲気漂う作品だった。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

改めて認知症の恐ろしさを感じた。時間軸、人間関係、自分自身を失うとどんな世界に見えるのか。アンソニー・ホプキンスのリアルな演技から、ひしひしと伝わってきた。認知症になること、世話をすることの大変さ、こ>>続きを読む

愛すべき夫妻の秘密(2021年製作の映画)

3.6

ドラマ『アイラブルーシー』で共演。演者、夫婦としての2人の話。ドラマでの舞台裏を見ている感じ。何となく、目のあたりがいつもと違う感じのニコール・キッドマン。ルーシーとしての役作りは凄いと感じた。

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.4

ミステリーの謎解きかと思ったら。
想像以上に展開が意外だった。ゾンビも含めて。もう少し感情移入できる内容があっても良かった。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

施設にいたダウン症の青年。プロレスに憧れて、施設を脱走。憧れのプロレスラーに会うための道中での出会い。
自然と息が合う2人の姿が微笑ましかった。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

恋愛の思い出を同じ日に、いろんな年に巡っていく。確かに実際、昔の事はランダムに、ふと思い出すもの。伊藤沙莉がタクシードライバーで、『ナイト・オン・ザ・プラネット』とリンクしながらの展開も面白かった。池>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.7

麻薬捜査官をしながらチキン屋さんをするも、それが、大繁盛。コミカルで緩い感じであるが、後半はアクションもありと、面白い内容の構成だった。

恋人たち(2015年製作の映画)

3.8

心に引っかかるものを抱えながら生きている。思うように行かない現実、それでも新たな道を探して生きていく。ドキュメンタリーっぽいリアルな演技をする役者ばかりで、惹きつけられた。

建築学概論(2012年製作の映画)

4.0

純情・純粋という言葉がぴったりの作品。
大学時代と社会人になった今を同時に描きながら展開。観た人が自分の恋愛と重ねながら見るだろうなと思った。終始、温かい優しい雰囲気のある感じがして良かった。『建築学
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.8

ジョナサン・ラーソンの生涯を描いたミュージカル調の作品。夢、恋人、友達、自分の人生をどうするか分岐点である若かりし時期が描かれていた。ラーソン自身をあまり知らなかったが、主人公の素晴らしい演技で理解す>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.7

見てしまうと自殺する衝動に走ってしまう。
サバイバル。ゾンビ映画のような感じもあるが、サンドラ・ブロックが主人公ということで、少し違った雰囲気があった。テンポが良く楽しめたが、全体像が掴めそうで掴めな
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

警官殺しの罪を償い、妹を探しに。
社会の壁にぶつかりながらも必死に愛する妹を探すサンドラ・ブロックの演技が素晴らしかった。後半の愛するが故にというストーリー展開も面白かった。

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.9

親になって子育てをすること。生活が一変することに順応できるのか。誰もがそういうわけじゃない。子育ては、一筋縄ではいかないことが、さまざまなシーンから伝わってきた。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.2

何となく作品のイメージがあり、情報ゼロで鑑賞した。ストーリーがいい意味で裏切られ、どんどんとのめり込んでいき面白かった。登場人物の人間性が追っていくうちに見えてくる。もう少し深く切り込んでもと思ったが>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

発見された彗星が地球に。科学者の見解を信じるのか、笑い飛ばすのか。ディカプリオの科学者役は今までになく、年齢やキャリアを重ねるにつれて幅広さを感じた。アメリカの製作らしい雰囲気。久々にこのテイストの作>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

3.8

下北沢物語。本当に下北沢に住んでいそうな登場人物たち。あるあるな場面があったり、コミカルな場面があったり、平坦で、後半に少し盛り上がる感じの構成が良かった。

水を抱く女(2020年製作の映画)

3.7

博物館のガイドと潜水士のラブストーリー。水槽が割れたシーン。偶然の出会いから、神秘的な展開が始まる。切ない音楽と美しい雰囲気。水そのもののクリストフ、抱く女ウンディーネ。夢の中のような作品だった。

GET SET GO(2020年製作の映画)

3.4

生きたいと死にたい。ダークでシュールな雰囲気が漂っていた。