vanillaさんの映画レビュー・感想・評価

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野球部に花束を(2022年製作の映画)

3.6

部活動を語るときにジャイアントキリングは要らない、ほとんどの子供が何の結果も残せずに散っていく、それでも何かに打ち込めるというのは若者の特権だから美しいと思う。
主人公が明るくて素直なのがよい。話も早
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.0

全世界に徴兵と言いながら世界の中心はアメリカ、予算ないアピールしながらスクリーンにはためく星条旗、国籍も人種も超えてと言いながら主人公は白人・そしてモブに大量の黒人。当然のように全員英語話者。ここまで>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.5

怖かったらヤダな、と思いつつみんな「とりあえず一回見なよ」的なことを言ってくるので見た
斜め上のやつやった
町山智浩が大喜びで解説してそう

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

なんとなく見始めてからうわ西部劇苦手や、と思いつつ面白かったので結局見た。
20年くらい前に見てかなりうろ覚えだけど、七人の侍はやっぱりプラットフォームが面白いんだなと
イーサンホークとクリプラ、絵的
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関心領域(2023年製作の映画)

3.4

社会派というかなんというか、メタ演出やら時折挟まるアート演出やら、アカデミー賞が好みそうなA24の音響という感じではあった
面白いかどうかで言うと面白くはない

序盤に聴き慣れていただく時間は用意され
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ロスバンド(2018年製作の映画)

3.9

ノルウェー南東の小さな村ヘドマルクからのロードムービー。
振って落とすがとてもわかりやすく短く纏まってるので進行上のそうはならんやろはあるものの、とても見易い。

暴走して迷惑をかけて、反抗して、傷つ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.2

新体制。ディストピアというよりは社会派なのだろうが、問題提起してるつもりなのだろうが、ミクロで見ただけでは誰も救われないので胸糞に終わる。革命とは。

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.8

オールバックの乱れてしまうジェイクは計算され尽くしてるのか自然とそうなってしまうのか知りませんがとてもいいのでおすすめです

なんでそこで悉く単独行動してしまうん…て思ってしまいますが、アメリカの田舎
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

密度濃いめのハラハラ2時間。
戦場、茶色すぎるので色彩の演出のために絨毯や謎の花、やたら色の綺麗な服を着た女性などが出てくるのはお約束なんだろうけど、なによりもジェイクの青すぎる目が大好きなのが伝わる
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.3

若い頃に見て「それはともかくこの男好かんな」と思い、歳をとって改めて見たらまた違う感想になるかと思って見た
アンハサウェイは可愛い

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

独自の信仰体系が根付いた信心深い国、米領サモア
多少盛られているものの概ね実話のスポ根。
ドキュメンタリーの方を先に見たんだけどあちらもかなりおすすめ。現実の彼らの後日談もあるので、ドキュメンタリーを
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しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

3.8

わかりやすいフェミニズム映画、フランスのコメディかつカトリーヌドヌーヴの貫禄でテンポよくストレスなく見れる
邦題はださいが雨傘って付けたかったんだろうから仕方ない。

それにしてもしょうもないおっさん
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

2.8

神話とか聖書とか引用してるんで難解でいいんですみたいなのやめません?
RAWの監督ね…
グロいというより汚らしいという言葉がよく似合う、音楽使いも独特というより変というか
芸術家がつくりました!!みた
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.6

なんとなくで見たけど期待以上だった。小規模にまとまっていて見やすい。私はこれくらい登場人物が少なくてこじんまりした話が好き。
無辜ゲームって法廷ですら連呼してるのが中二病というかなんというか

永瀬廉
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.3

1番力持たせたらあかんやつに与えてもーた系異能バトルジュブナイル
無垢…と言うか無知は恐ろしいよ。善悪の基準も判断能力もないんだから。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.9

小躍りするケイトブランシェットが見れますのでおすすめです。
Coda あいのうたといい、家族という単位を異常に讃える傾向、現実に持ち込まれるとイラッとするけどフィクションで見るといいものだなと思う。
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

地味なビンゴ屋さんみたいなやつ、フィンランドではパチンコ屋的なポジション?のようなのだけど…初デートであそこは嫌やな

映画 きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ(2021年製作の映画)

3.2

ケンジ、カナ、ヒロの日本勢が活躍
カナちっさ!!
ケンジいけめん
カナ思った以上に厄介な性格してた

トーマス可愛くなって話も平和になったのかと思ってたけどやっぱり嫌なやつでてきて逆に安心した

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.0

神木隆之介こんなに演技下手やったっけ…?と思ったけど、演出が下手すぎて全員の演技が変になっちゃったんだろうな
浜辺美波は作品によってはこういう演技だし、吉岡秀隆は概ねこんな感じかもしれんけど佐々木蔵之
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.5

24からしたら相手が40でもアンハサウェイなら余裕で一目惚れやろうけど、アンハサウェイから見たら24歳は赤ちゃんやろ

ところで母親ってだけで恋愛するとこんなに世間に叩かれるんです??父親は不倫して出
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神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

4.0

甘酸っぱいを詰め合わせたティーンの微笑ましい成長譚と宗教戦争。
我々が宗教戦争だと思っているものの正体は大体利権戦争なわけだが、実の娘や孫に対してすらこのスタンスなのだから殺し合いがなくならないわけだ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

ものすごくヤン・シュヴァンクマイエルに影響を受けているストップモーション。
絵を描ける人の表現の幅ってすごいな…

被害者は結局加害者として再生産されるのだろうか、と今のシオニストを見ていても思ったり
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

流行ってたから見た
ゲゲゲの鬼太郎のことは全く知らないので、まず猫娘のデザインが私が思ってただとだいぶ違った
前半は完全に犬神家の一族のオマージュだと思うので楽しく見れた

『オリジン』って書いてある
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.0

こ、これは…
『なんかディズニーっぽいやつ作って』ってChatGPTに入れて出てきたのだろうか
正直よくこれを世に出そうと思ったな…というレベル
星に願って動物が喋り始めたあたりで見たことを後悔した
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

鈴木亮平、か、か、か、かかっこい〜〜〜〜
ため息しかでね〜〜〜〜 おれたちの鈴木亮平…

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

変なダンス、そして原作と違うラストに『あぁ私ヨルゴス・ランティモスの新作見たよ〜』ってなって満たされた
作り物のような作り物の世界、映画館で見たら酔ってたかも。

映像化されているのは原作の入れ子構造
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夜の車/トゥー・カーズ、ワン・ナイト(2004年製作の映画)

3.6

タイカワイティティ超初期作品、アカデミー賞短編作品賞にノミネートされてる。
ニュージーランドの英語、イギリス寄り?ではあるものの訛りがすんごい。Youtubeで辛うじて英語字幕はつけられるもののそれも
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.6

自己顕示欲とか承認欲求というよりミュンヒハウゼン、病的なかまってちゃん、という呼び方がしっくりくるような。
赤ちゃんって注目されるのが大好きなんだそうです。子供のうちに親に注目されないと『もっとこっち
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.2

1キロ入りのキャラメルポップコーン買ったから見た!バカばっかでてきた!

ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦(2014年製作の映画)

4.2

人口6万5千人ほどの小さな島国。大企業もなければ当然スポンサーもないので、みんな働きながら掛け持ちでサッカーしてる。
教育レベルもお察しなので才能がある人はアメリカ本国へ行っちゃうし、なければ米軍に入
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ダウンサイド・アップ(2016年製作の映画)

2.6

じゃあその紐靴そもそも誰が考えたん、とは思ったけど、健常者でも全員が不便に思ってることっていっぱいあるよなとも思ってみたり

『靴ひも』という映画で見たのですが、自立して生活できるかどうかの判断の基準
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

4.1

おっ、いい感じのダメ男映画やんけ〜と思って見始めたけど、次第にこの人は何があってこうなってしまったんだろうと思うようになった

自分の思っていることをアウトプットする能力ってそれなりに継続的に鍛えない
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あなたは私の婿になる(2009年製作の映画)

3.8

コミカル寄りではあるけどあまりにハンサムすぎるライアンレイノルズ
ライアンレイノルズって基本真顔なイメージあるけどキスシーンで笑みを溢したのにはうるっときちゃったね
サンドラブロック顔怖い

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.5

恥ずかしながらオリジナルを見てないんだけど、カズオ・イシグロ&ビル・ナイで楽しみにしてたやつ。
昔のイギリス×公務員で基本的に嫌な奴しか出てこない。陳腐かもしれないけど、その中にぽつぽつといる、誠実で
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.9

居場所のない人々、優しさと残酷さが共存するワイティティの映画。本人は相変わらずふざけているが、犬が死にます
『クソガキ映画』ときいて敬遠してたけど、いい子じゃないか…。

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャッチーな顔してる
人の人生で遊ぶな
最後の方に出てくる助手、全く反省してなくて不気味すぎる。