FujiNoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.6

オンライン試写会で視聴。
なかなか楽しめました。おもな登場人物は二人。

父の地盤を引き継ぎ、嫌々ながらも出馬することになった川島有美(宮沢りえ)、衆議院議員・川島昌平の私設秘書・谷村勉(窪田)。
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.8

映画館で見る映画!

とにかくミュージカル並に序盤から歌や踊りのオンパレードです。

見ていて楽しさが伝わってきます。
多民国国家らしく、色々な人種の方がアメリカドリームを夢見て、そして苦しむ様を音楽
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真実の瞬間(とき)(1991年製作の映画)

3.6

いやはや。やるせないです。

歴史の犠牲者の物語。

背景には、米ソの冷戦があるかと思いますが、共産党に対する過度な魔女狩りがあったことにがく然としてしまいました。

疑わしきは罰する。言い分けは聞か
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

あるゲームのモブキャラのお話が意思を持ったら、、、
まずこんな発想思いつくのがまず凄い。

ただこの物語はモブキャラの話だけではなく、かなり人生について考えさせられる内容だと思います。

毎日決まった
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.8

子供でも大人でも見られる素敵なお話でした。

舞台は、煙突の煙で、空すら見えない暗い町。そこで育ったルビッチは、亡き父の言葉を信じ、常に上を向き、煙突の掃除に励む毎日。そんなある日に、ゴミとして扱われ
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.9

よく練られた話!

作品はマスカレードホテルと同じ設定。
人を疑うことしか知らない刑事と人を信じて疑わないホテルマン。まずこの組み合わせが前作同様に秀逸です。

そしてこの物語で凄いのが、ミスリードの
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.9

愛すべきバカ映画。

結婚式の余興の打ち合わせをする6人の男を中心に、グダグダな日常が繰り広げますが、この仲間には大変な秘密があります。それは物語の冒頭に衝撃の事実として判明します。(一応秘密で)
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

いい映画でした。

物語どうこうじゃなくて、雰囲気がすごい良い映画です。

三浦春馬さんと多部未華子さんとの10年越しのお話がメインですが、一方で色々なお話がクロスして、それぞれが意味を持っています。
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.8

オンライン試写会で鑑賞。

最初はやや若い世代の軽い話かなと思ってましたが、主人公を取りまく人々の変化、具体的には出会いや永遠の別れなどにより、話は重々しくなっていきます。

若さゆえの脆さが随所に見
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.0

オンラインゲームを通じた父と息子のコミュニケーション。
正直そこまで期待してませんでしたが、ちょっと感動してしまった。

とにかく吉田鋼太郎の父親役が素晴らしい。

現実では寡黙で不器用で仕事もやめ、
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.0

タイトルにあの「ボビーフィッシャー」とあるので、見る前は例えが古いですが、巨人の星みたく、ボビーフィッシャーを目指した親子の壮絶な物語かと思いましたが、いやいや両親もホント子供思いだし、少年も純粋な子>>続きを読む

天空の蜂(2015年製作の映画)

3.5

何よりタイトルがいい!

「天空の蜂」

原子力発電所上空を飛び、原子力発電所の急所を突き刺そうとするまさに蜂。

いってみればテロ行為なんですが、その発想や表現が凄い。

ただ内容はちょっとどうなの
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

嫌いじゃなですよ。こういう展開。
さすがウェス・アンダーソン。

まず物語あってないようなお話。
どうやら、長年会ってなかった三兄弟が母親に会いにいくため、ダージリン急行に乗ったようだが、兄ちゃんは頭
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.6

女神の見えざる手でも主演をつとめた、ジェシカ・チャステインの作品。

物語はかつてはオリンピック出場も狙えたアスリートが、人生の階段を踏み外し、ギャンブルの支配人に染まっていきます。

話とはそれます
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

昔映画館で見ましたが再びNetflixで鑑賞。

ダンケルクと言えば、フランス・イギリス軍がドイツに方位されながらも、奇跡的に軍を引き上げに成功させた話が有名ですね。

そんな激戦区にも関わらず、ノー
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消されたヘッドライン(2009年製作の映画)

3.6

真実を暴く新聞記者。

スキャンダルで窮地に陥る政治家。

議会をうまくあやつり、莫大な利益をあげている軍事産業企業。

軍事産業の規制を恐れた企業側から、政治家の部下とのスキャンダルをネタに、政治と
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時の面影(2021年製作の映画)

4.0

偉大なる発見をしたある無名の発掘者の話。まとめちゃうとそれだけなんですが、この映画はストーリー以上のものがあります。

とにかく映像が素晴らしい。
素人からしても、映像の取り方、焦点の併せ方なんかが、
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.5

かなり残酷な騙し合いでした。

話の結末はおそらく皆さん想定された内容かと思いました。

しかし、その背景に何があったか。
この物語はその点が重厚です。

60年にも及ぶ背景。
よく殴った人より殴られ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

考えさせられる映画。

時代は変わる。
変化に対応できないものは滅ぶ。
ただ変わらないものもある。
それは何か?

そんなことを鑑賞しなから考えていました。

話はあるヤクザの組の過去、現在を描きます
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罪の声(2020年製作の映画)

4.2

引き込まれました。

最初はグリコ・森永事件をモチーフにしたサスペンスと思ってましたが、全く違い、凄く期待を(いい意味で)裏切られました。

身代金利用に使われた子供達の人生を追う物語。それが主題とな
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いい映画でしたわぁ。

物語に共通するのは「普通って何?」ということです。

まず物語最初は、成田凌演じる予備校講師が「普通じゃない。」という印象を与えますが、だんだんと「普通」の基準が分からなくなっ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

安心して見られる「純粋な騙し合い。」
オンライン試写会で見た率直な感想です。

主演は大泉洋さん。
廃刊寸前のカルチャー誌「トリニティ」の編集長として、表で裏で活躍します。

「騙し合い」という文字か
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

日本のアニメはやっぱいいですね。

ディズニーとかのCGも嫌いじゃないのですが、やっぱこれって感じがしました。

内容に関して細かいことは言いませんが、まさに集大成。

「終りであり、始まりの物語」
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

「世論は常に正しくない。真実は歴史が証明するものである。」

2001年の同一多発テロ後のアメリカ政府の対応に疑問を抱いたジャーナリストの物語です。

お恥ずかしい話ですが、当時のアメリカ政府の対応を
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LBJ ケネディの意志を継いだ男(2016年製作の映画)

3.6

期待せずに見たら、意外に引き込まれました。

ケネディ暗殺に関わる映画・ドラマ・ドキュメンタリーは、たくさんありますが、その後を引き継いだジョンソン大統領にスポットを当てた映画。

さらにケネディ家で
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.2

二度目の視聴。

一度目は映画館で鑑賞。
最後の15分でカーチェイスでの急展開したことは覚えていたが、肝心の犯人は忘れていた・・

しかし犯人忘れていたお陰で楽しめました。

ある家族の遺産を巡る泥仕
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.5

お金にとりつかれた、ある成功者のお話。

酒、ドラッグ、セックスなんでもあり、個人的にはこれだけ「フ◯ック。」というスラングが飛び交う映画は他にはないんじゃないかと思いました。

とにかく、登場人物み
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

素敵な物語でした。

主人公は現役を退き、日々の退屈さにうんざりしているベン。
「もう一度何かがしたい」そんな彼が選んだ仕事がシニア・インターンでした。

しかもそのインターン先は、バリバリのキャリア
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トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

3.9

静かな映画です。

それは音楽もそうですが、物語の進み具合も静か。何か盛り上がるというわけではなく、わりと淡々と物語は進行します。

とにかくこの物語は寺さんという人柄がひしひしと伝わってきます。
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.8

時間の流れがゆっくりになる映画。

物語は三部作のオムニバス。

若い男女の恋物語、親子の愛情、そして老夫婦の絆、北海道を舞台に物語はゆっくり流れます。

北海道いいなぁ。
パンおいしそう。
アコーデ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.9

なぜ戦艦大和を作ったのか。
そしてなぜ戦艦大和はあのように巨大でなければならなかったのか。

この物語はとどのつまり、この理由を見つけることが全てだった気がします。

そして、最初と最後で誰が本当に日
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.8

北海道を舞台にした、ほっこり物語の中には色々な苦悩があります。

設楽(大泉洋)夫婦のあやうい関係。 

また設楽さんの師匠である大谷さんの苦悩、そして大谷さんに追い付けない悔しさ、そして追い付けない
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

三回目をIMAXで鑑賞。

一回・二回目はブルーレイ借りて鑑賞。

一度目は「分からん」
二度目は解説を見て「なるほど、分からん。」だったのですが、三回目を見たときに、なんとなく全体像は見えましたが、
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.6

嫌いじゃないノリ。
自分はそう感じました。

予算のほとんどを出演者のギャラにかけた、勇者ヨシヒコ並に豪華な出演人。

そして主役は大泉洋。
水曜どうでしょう時代のファンな自分は劉備のグチがツボにはま
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

「あっ、この曲聞いたことある!」のオンパレードでした。

物語はあるバンドのサクセスストーリーです。途中色々ありますが、なんていうか決して重苦しくなく、ひたすら前向きなエネルギーをかんじました。

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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.8

安心してみられる映画でした。

内容としては、MLBの古き良きスカウトだった主人公も、老いてく年齢やコンピューター分析の波に追われて、しだいに自分の立場が微妙になるにもかかわらず、今までのやり方を信じ
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