FujiNoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.6

軽いノリで見ていましたが、この物語のテーマは「コンタクト」「インターステラー」でも語られた相対性理論の映画でもありますね、、、意外とシリアス。

そう考えたら、すごくチャレンジをした映画だと思います。
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

戦争の悲惨さを戦場ではなく、普段暮らす街の変化を子供目線で純僕に表した名作。

ときはナチス時代のドイツ。
ヒトラーへの忠誠を誓うことに疑いの余地のない少年(ジョジョ)は、訓練中の事故で軍に入れない体
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.9

面白かった。過去は変わらないという話を、これだけ詳しく、理論的に、そしてバカバカしく表現した作品は他にはないでしょう。

壊れてしまったクーラーを直したいというのが話のテーマ。

→ここまでは分かる。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.1

新海誠監督の最新作を試写会で鑑賞。何よりも新海監督の舞台挨拶での姿に感動。周りに聞くばる配慮や謙虚さ。この姿勢が映画に反映されているのではないでしょうか。

当初は若者同士の恋愛話かな?と思っていまし
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.1

人生は旅と言いますが、まさにこの映画はある一人の人生を旅を通じながら感じることができました。

物語の主役はとある約束を守るため旅に出ます。

ただし地図を見ながら、手帳にバスの時刻を書くという、まさ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

この感じ嫌いじゃないですよ!

日本の架空の鉄道を舞台にした殺し屋同士のハチャメチャアクション映画。

こういう映画は真面目に見ずに、ただただ流れるシーンを頭空っぽにして見るのがいいですね。

主人公
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.0

サブタイトルの「新たなる時代へ」
まさにこの言葉がこの映画を言い表しています。何事にも終わりがあり、またそれはまた何かが始まることでもある。
今までのシリーズに一区切りをつける作品ではないでしょうか。
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.9

原作既読で鑑賞。
いやぁガリレオはこの二人じゃなきゃって感じました。

福山雅治さん演じる湯川教授は原理原則、理屈を繰り返しながらも、今回は今まで以上に人間味を感じました。

「自分が通っているお店の
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

最新作「NOPE」を見て再度視聴しましたが、やはり秀作ですね。

怖い映画には色々なパターンがあります。大枠はいわゆるグロテスクなキャラがついつきて襲いかってくる!逃げても逃げても振り向けばゾンビが!
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.9

全員がはまり役。池井戸鯖ワールドが詰め込まれたバンカー物語でした。

物語は二人のあきら(アキラ)が主役。同じ名前ながら、対象的な性格なんですが、これがまた役にピッタリ!

幼い頃に会社が倒産し、一過
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

ホラーではなく、どちらかというとSFであり、でもサスペンスでもアクションでもある。不思議な作品でした。

まず映画としての完成度が大変高く、鮮明な映像に加えて、リアル感溢れる音が秀逸。

特にカサカサ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

成程そうきましたか。見終わった後に感心してしまう名作でした。

この作品を語るにはネタバレなしには語れないので、後半には若干話の確信に触れます。

物語は二つの話がクロスしながら進みます。一つの話は見
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.7

試写会にて鑑賞。独特な世界感に引き込まれました。

物語は、ウラシマトンネルという、その中で過ごした時間が、外の世界では何十倍の時間になって返ってくる不思議な場所。その場所に過ごした時間は数時間になる
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.4

大人も感動できる、素敵な少年映画でした。

時は昭和から平成になる前の86年の夏。ここがまず色々と懐かしい。斉藤由貴さんの歌、キン肉マン消しゴム(キン消し)、アクシアのカセットテープ、細い部分が描写さ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

舞台はベルファスト。 

時代はカトリックと、プロテスタントが互いに互いを憎しみ合う世界。
我々は馴染みありませんが、この争いは歴史上にも悲劇をうみました。

同じ住民でもそこには区別があります。ただ
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.6

試写会にて鑑賞。ミッドナイトスワンの内田英治監督、主演は阿部寛さんと楽しみな組み合わせでこれは楽しみ!

ただ内田監督が舞台挨拶でもおっしゃっていましたが、映画のコミカルを彷彿させるタイトルとは打って
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

今回の物語は蛇甘平原を舞台とした闘い。

人と人の繋がりを描いた前作と比較すると、今回は戦場での闘いを描いているところが違うところですね。 戦場シーンは圧倒感におされ、まさに息をつく暇がない展開です。
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

耳が聞こえない家族。そこで唯一耳が聞こえるルビーが目指したのは歌を唄うことだった、、、

そう聞くと一見暗そうな感じも受けますが、耳が聞こえなくたって、とにかく家族は皆元気。

なんなら多少お下品なく
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とんび(2022年製作の映画)

4.2

いや、泣けました。
ちょっと泣きすぎくらい泣けました。

とにかく、阿部寛さんの不器用でやや情けない父の演技が素晴らしいです。
そして主人公である旭を支える優しい隣人。

時に厳しく、そして優しく安男
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私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

3.6

原作は未読ですが、キャスティングが絶妙で、予想外(失礼)に楽しめました。

主人公は安田顕さん。
作中とにかく心の声が多いのですが、これがハマってまして、中年男性の悲哀を大変よく表してます。

主人公
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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.5

賛否分かれるかなぁと思われる作品でした。

この作品見る方は大きく原作のシャーロックホームズのバスカヴィルの犬を知っている人、いない人に分かれると思いますが、原作を知っていればいるほど、思い入れがある
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

日常のありすぎた日々を終わりから描いた物語です。

物語は現時点から始まり、ある日付を軸に、過去に戻っていきます。

最初みた日常風景が、あとから見たら変わらないものもあり、今では必要のなくなったもの
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.7

不慮の事故で視力を失い、また最愛の弟を亡くした元警察官が、怪しい現場に遭遇し、匂い、声などから誘拐を疑い、犯人を探す物語です。 

元は韓国映画の、ようですが、犯人の狂気はその幼稚な動機と容赦ない殺害
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さがす(2022年製作の映画)

4.1

ただの狂気殺人の話かと思えば、全く違いました。

夫婦の愛情、親子の愛情、介護の苦しさ、安楽死、生きる意味、、、、

様々なことを考えさせられる映画でした。

物語前半は、父親の失踪の原因をつきとめよ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

久々の3D映画をIMAXで。

これだけでも感激。久々すぎて、映画見終わった後はぐったりしてしまいました。

今回の話は、別世界、この場合パラレルワールドに近い設定なんですかね。世界観はあまり理解でき
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

名作はいつまでも名作ですね。

内容は、ドラマ版のポワロで既に結末まで見た内容ですが、充分楽しめました。

クルーズ船の密室の中で起きた殺人事件は、犯人が分からないまま、第二、第三の殺人が起きていきま
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.2

こんな映画大好きです。
 
物語は、それぞれ傷を抱えた家族が、ひょんな事からミスコンテストに参加することになった娘を会場待で連れて行く珍道中、、とまあ、割とハチャメチャな展開なんですが、なにせ登場人物
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.9

待ちに待った続編。安定の面白さ!

SINGを見るには大きく二通りあります。字幕版を見るか、吹替版を見るか。

普段の映画なら、どちらでも大きな差はありませんが、ことSINGにとっては重要な選択。
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.6

まさにタイトルのまま。  

メル・ギブソン演じる学者マレーと、ショーン・ペンが演じる精神疾患の犯罪者(狂人)マイナーが、奇妙に巡り合う物語です。

とにかく、ショーン・ペンの演技がすごすぎて、ちょっ
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.8

ほのぼの、でもホロリと泣ける映画でした。

やや偏屈なお爺さんんと、やや厳しいことを言うが夫を愛してやまないお婆さん。そんな平凡な生活があることから一転します。

それはタイトルにもあるゴヤの名画の盗
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

とにかく静かで、時間の長さを感じさせない映画でした。

主役の舞台俳優であり演出家の家福悠介(西島秀俊)は妻を亡くした喪失感を抱えながら、その気持ちを引きずりながら続ける毎日を送っています。
その次の
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

強さとは何か?それを考えさせられる映画でした。

舞台は1920年台のアメリカ。最初は西部劇かなと思いましたが、物語は静かに進んでいきます。

主人公のフィルは荒くれ者がひしめく、カウボーイのボス的存
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン節炸裂。これにつきますね。

正直展開が早くて内容にはついていけなかった部分もありますが、3人の記者の過去の取材のオムニバスがストーリーの軸です。

囚人の天才画家を取材する物語
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

やっぱりコンフィデンスマンは安定して面白いですね。

今回の舞台はマルタ共和国。

謎の詐欺師「ツチノコ」が犯罪を繰り広げる中、ダー子達は3人がそれぞれライバルとなり、仲間内で一位を目指すゲームを開始
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.6

最後までまともに見れなかった作品です。
それは面白くないとかではなく、自分には辛すぎる内容で心が苦しくなったことが原因です。

未曽有の震災が全てを奪い、そこからの新しい生活にも様々な苦悩が伴います。
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.1

とにかく出演陣の演技が凄い!

まずビートたけし役の「柳楽優弥」さん。とにかく肩の動き、表情、しゃべり方、全てがたけしさんの特徴を捉えており、この演技こそ、まさに芸!

そして、深見千三郎役の「大泉洋
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