さすがジョージ・ミラー!マッドマックスだった。人間も動物もごちゃ混ぜで繰り広げられるアクションはスペクタクル。ストーリーは無理くりな展開多くて正直あんまり乗れなかった。
ディズニー『ズートピア』より21年も前、1995年に『ベイブ』は動物のキャラクターで人間社会の理想郷を描いていたんだ。
多様性の肯定と家父長制批判。それも単純な批判で終わらない。有害な男性性の象徴であ>>続きを読む
主人公がジャン=ピエール・レオにそっくり。女の子みたいに可愛い顔に老人のような諦観の眼差し。
想像していたより悲しい映画だった。
姉妹をナンパするシーンが男子も女子も野生動物すぎ。姉妹じゃなくて女友達>>続きを読む
ジャン=ピエール・レオだから成立してるけど「サンタのコスプレしたら痴漢し放題やった!」って胸糞悪いことこの上なし。
ジャン=ピエール・レオがいないから悲哀も含みもないまじでただのホモソーシャル生態記録じゃん、しんど。
冒頭のあれは「オチで引っ張る映画ではありません!」って宣言だと受け取った。
そうだよね。人はみんな死ぬし。
私には子供がいないけど、姪っ子とか甥っ子に資本主義って何?って聞かれたらこの映画を見せてあげ>>続きを読む
男性監督が妄想だけで作った映画って感じ。
こういう生きてようが死んでようがみんな人形みたいに見える描き方だけはしないと肝に銘じた。
オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ。三人とも芝居がうますぎ。面白すぎ。ひとときも目が離せない。
エマ・ストーンってやっぱり少年だなぁ。そんで圧倒的主人公。これ一応エマ・ストーン>>続きを読む
森とホテルと数種類の動物だけでこんな独創的なSF作れるんだ…すご…。
主演のコリン・ファレルがお腹ぽっこり顔むちむちでかわいかった。この役のために18キロ増量したらしい。大正解。
映画学校時代に見たかった。いや、義務教育で学びたかった。今までの生き方も映画の見方も撮り方も反省した。
『17歳の瞳に映る世界』のエリザ・ヒットマンのインタビューシーンがたくさん出てきたり、アニエス>>続きを読む
パトカーを遠くから見守る野次馬や結婚式の参列者といったエキストラが今この瞬間映画に出演している自覚がなさそうでいい。
木が燃えて朽ち果てるショットはいつまででも見ていられた。
「死に至るには足りない怒り。人を殺すには十分な怒り。海のような怒り。」
「私は魔女。私は魔女。私は魔女。」
邦題がいただけない。この子たちを「17歳」と一括りにするのは雑だよ。原題"Never Rarely Sometimes Always"の直訳にしてほしかった。『ない・まれに・ときどき・いつも』とかさ。>>続きを読む
皮肉が効いた面白い映画のアイデアだとは思う。「美人の容疑者ソレに恋をしたエリート警察官が主人公。捜査が進むにつれお互いに愛が深まる。一度は離れるも、ソレは再会するためにとんでもない手段をとる。」と聞か>>続きを読む
お洒落なコメディを期待して見に行ったのにオープニングから泣いた。
こんなふうに映画を見て意味もわからず泣かされたことが前にもあった。高畑勲の『かぐや姫の物語』だ。
もうこういうの見せられたら私には泣く>>続きを読む
これをNHKのルックじゃなく映画のルックで見れたらどんなによかっただろう。普段朝ドラも大河も、ひいては民放のドラマもあまり見ないのでこういう画に免疫がなく、とりあえずセットの窓外を白く飛ばせばいいと思>>続きを読む
『イカとクジラ』の続編のよう。あの子供たちは大人になり、父親は介護が必要なほど高齢者に。
『イカとクジラ』も本作も男達がエディプスコンプレックスを認め、自分で自分を解放することがテーマだ。「父に才能が>>続きを読む
面白かったー
『ブラッシュアップライフ』は『アバウト・タイム』にそっくりだよって教えてもらって見た。未来には行けず、過去の地味な日常を細かくやり直していく仕組みは確かにまんまブラッシュアップライフだっ>>続きを読む
『イカとクジラ』がウェス・アンダーソン&ノア・バームバックの神コラボだったので、この作品のことを思い出した。思い出すだけでニヤニヤが止まらない。バームバックらしいウィットに富んだ台詞を話す動物たちの人>>続きを読む
あのノア・バームバックの初期作品なのに地味なポスターにそそられなくてずっと放置していたのを心底後悔した。傑作。『マリッジ・ストーリー』や『バービー』の源が確かにここにあった。自伝的作品(本人は否定)と>>続きを読む
原題がNight Moves(夜遊び)なのに邦題が『ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画』って真逆じゃないか。B級ホラーみたいな日本版ポスターもあいまって本当にケリー・ライカートの作品なのか疑いながら見>>続きを読む
レイプで尊厳を奪われたオリーブ少女が45口径片手に世の男どもを駆除しにかかるなんて最高すぎて私の妄想かと思った。
好きな女の子に触られて硬直したり、こっそりゴミを漁ったり、よくある青春の一幕がレズビアンの主人公で描き直されるだけでぐっと切なさを増す。
『燃ゆる女の肖像』といい本作といい、セリーヌ・シアマ監督は「無>>続きを読む
アメリカ人監督がネイティブ・アメリカンへの虐殺・支配の歴史を批判的に描くというだけでも意義深い。スコセッシの『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』といい、アメリカも少しずつ変わってきているんだな。
そ>>続きを読む
星5つじゃ足りない。
車の修理屋がさ、切羽詰まったウェンディの話を、電話しながら飯食いながら適当に聞いてしっかり金だけ搾取しようとすんの、むかついたー。いるよなぁああいうクズ。いるいる。
思い返すと>>続きを読む
3時間近いミュージックビデオを観ている感じ。長い。膀胱が辛かった。毎度毎度「人の動かし方」「人の動きとカメラの連動」については変態的な天才だと思うけど、特にこの作品はキャラクターの言動についていけなさ>>続きを読む
濱口竜介の強みはやはり「台詞」であり「会話」なんだなと再認識した。観客に考える余白を与えるために会話を減らしたのだろうけど、それに代わるほどの強い画はなく、今までの作品と比べると物足りなさを感じる。>>続きを読む
公開当時から定期的に見返しているけど、最後に劇場で見たのは新文芸坐の2017年8月のオールナイト上映(そのラインナップには『アメリカン・スリープオーバー』もあって夢のような夜だった)。
一生の友人の>>続きを読む
これが50年近く前の作品だなんて信じられないほど女性の描き方が現代的。
メラニー・メイロン可愛すぎる。
グレタ・ガーウィグに影響を与えただけあって『フランシス・ハ』とプロットがそっくり。舞台も同じニュ>>続きを読む
この作品のタイトルこそ『哀れなるものたち』で違和感ない。
誰よりも「理論」に優れているはずの男が私利私欲のために未熟な理屈で責任転嫁し続ける。
浮気しても原爆を作っても「不可抗力でした」みたいなキョト>>続きを読む
役を押し付けられる。役を担う。役を演じる。役を代わる。役を降りる。役を全うする。そんな「役」に紐付く動詞が頭の中でぐるぐるした。私たちは日々そうやって役を生きている。
そしてジェーン・バーキンはどの映>>続きを読む
ゼンデイヤ早よ出してってイライラしてたら終わった。会話もアクションも棒立ち。キャラクターの魅力ない。ドラマない。序章に2時間半はいくらなんでも長すぎ。