藤見実さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

夜の騎士道(1955年製作の映画)

4.0

いやー面白い、それにジェラールフィリップの顔がいっぱい映るので嬉しい。
横にシフトするカット好き〜。茶碗を割るのの反復も良い

TAR/ター(2022年製作の映画)

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なんかどこかワークショップぽい演技なんだよな…

天使の影(1976年製作の映画)

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寝てしまった引っ越してからの記憶がほぼない…ファスビンダーのラジコン遊びとトイレでのそれ、繰り返される(とはいえ寝てた)倒れるものをささえること

陽気な巴里っ子(1926年製作の映画)

3.8

スワップモノ×アンジャッシュ的なやつ(これで通じるの私の前後10歳くらいの人たちな感じもする)

踊りのシーンの過剰さがすごいんだけど、まあそれは別として基本的に移動と視線と身振りで全部示してくれるお
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

①最大瞬間風速は赤ん坊が投げ出されるところと、ミンクが投げ出されるところ。特に後者は唯一気持ちいい運動
②マーゴットロビーの笑顔をあれだけアップで撮って強張った風に見せるのは良くやったと思う。
③11
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

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マイエレメントと併映。マイエレメントは素晴らしいのだが、結局こっちで泣いちゃう私よ。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

名作。見た方が良い、おすすめ。水と炎のエレメント(いや本当に水と炎そのものなわけだが)カップルがどうこうするアニメーションなので、必然的に光とレンズ、光とガラス、光と鏡の映画原理主義的な演出になる。炎>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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昔テレビでみた、再見、東出昌大がすごい。最後神木隆之介から東出への切り返しがめちゃくちゃ『フェイブルマンズ』だった。時折撮影が良すぎて見てられなくなる瞬間がある(そんなこともまあ珍しい)

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.1

結論としては期待値がたかかっただけにそんなにだった。

スタンダードサイズであることになんらかの良心(馬だから?)を感じたが、面白みはむしろ技術的革新による演出の目新しさにあるような(要するにゼメキス
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

緩い、かつ規範的に無理。床が溶けて沈むところくらいまではよかった。

・隠し立てもなくユング
・戦火の炎がファンタジックな炎に転じて行くのが割と耐えられない。さらに、そうする上で綺麗でも派手でもないと
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

4.6

傑作。目撃することしかできない少年=撮るくらいしかできない映画、疎外を描くのがうますぎる。ポールとジョニーの眼差しの描き分け。ポールにおいて、目撃から行動はいつも半歩遅れる、躊躇とタイミングで感情表現>>続きを読む

ならず者(1943年製作の映画)

3.0

ハワードヒューズ監督は初めて。正直もっとひどいかと思った。ドラマ性や小ネタも良いし、そんなに演出が悪いわけでもないんだけどちょっと長すぎる感じ。70分くらいならよかったんじゃないかな。

ビリーザキッ
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宇宙大戦争(1959年製作の映画)

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七夕なので観た。
あんまり特撮のことよくわかんないんだけど、全然宇宙人が出てこなくていい…とにかくUFOでもロケットでも無機的な美に全フリ集中。
月面の作戦中だと思うんだけど、途中寝た。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

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なんとなく見直した。小さい頃、お家が一番ならなぜテクニカラーではないのか、と訝しんだことを思い出した。とにかく金がかかってることはよくわかる。ウーファ的な造形美術が目立つが、単に真似をしたのか、はたま>>続きを読む

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.6

ジーンアーサーが出ているのでゲイリークーパーの方の『オペラハット』を思い出してしまう。まあ大体同じ話な気もする。だがしかしゲイリークーパーよりもジェームズスチュアートこそがキャプラ的だと思う(ただ躁鬱>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.1

えっっ全然わかんない…いいとこいっぱいあるのはわかるけど映画の教材みせられたって感じでつまらない…駄作と言いたいわけではないがこのつまらなさはなに…オールドはよかったのに…

裸の拍車(1953年製作の映画)

4.6

徹頭徹尾崖モノ。崖からみえる川もきちんと流木で処理される。下から上に投げられるのはただ唯一拍車だけ。これだけ空間の意味をわかりやすくしてくれる監督もなかなかいない。どんくさいジェームズスチュアートもま>>続きを読む

ローマ帝国の滅亡(1964年製作の映画)

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ほんまにアンソニーマンか?。手元にないのでわかんないけど蓮實のあれのあれですよね 。デミルのやってたことをマンの世代が任されたってどうにもなんないっていう。

ネブラスカ魂(1948年製作の映画)

3.2

ネブラスカ、列車保安官のスミス(アランラッド)は旧友マレイ、その妻マリアンと再会。マレイはしかし狼藉を働く悪の一味とつるみ始めて、列車強盗を始めるので対決せざるを得なくなるという筋書き。銃撃シーンは可>>続きを読む

怒りの河(1951年製作の映画)

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ウィンチェスター銃と一年違いでアンソニーマン×ジェームズスチュアートなんだ。

要素的には赤い河×プレデター×周遊する蒸気船って感じ?

ビバ!マリア(1965年製作の映画)

3.3

旅芸人の一座が革命に巻き込まれて、もと反イングランドのアイルランド革命派の父を持つブリジットバルドーが大活躍し、ジャンヌモローとともに革命を率いる、というめちゃくちゃな話。ナイフ投げや鳩使い、大男など>>続きを読む

嘆きのテレーズ(1952年製作の映画)

3.9

クルーゾーの『悪魔のような女』と三年差しかない。不倫×殺しのイメージが強すぎるシモーヌシニョレさまの美しさよ! アイラインの跳ね方が本当に美しい。


カルネらしいパッションとリアリズムで、かつ役者が
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

ナターシャキンスキーの美しさばかりが記憶に残っていたので観たのだが、ナターシャキンスキーの美しさばかりが目に入った。なんにせよ「トラヴィス」の性格が怖すぎて、これに泣いたりできないんだわ。

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.7

なんでかわからんが何年ぶりかに全部見直してしまった。クラークゲーブルのような男が好きだし、ヴィヴィアンリーというかスカーレットオハラはおばさんになってもめちゃめちゃイケイケそうで人生の目標である(その>>続きを読む

ショウ・ボート(1951年製作の映画)

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途中まで見たのだが飽きてしまった(三十年版がみたい)

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

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とにかく絵がすごい

群像劇をやっているようでやっていないので、マイルスに集約させることで収集をつけてる。次作は群像劇やろうとして失敗してるのでダメだけど…

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

5.0

巨人を倒す公開シーンをこえるアクションはないものの、常に過剰な動きがあり、気の利いたセリフがあり、群像劇的なドラマ処理も(そらあ御伽話が下敷きなので強いに決まってるんだけども)うまい。そんなわけないと>>続きを読む