Newmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Newman

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ひゃくはち(2008年製作の映画)

4.0

面白かったです。夏の甲子園大会の予選に20人中の19番でベンチ入りが可能になった男の子が、雨の中で女性新人記者に言った言葉が印象的でした。「夏のスタンドには3年間死ぬほど練習してきたのにグランドの土さ>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

面白かった。そして「私は、それでもリンゴの木を植える」なんて言葉を思い出した。アルプススタンドのはしの方で自校の応援をする高校3年生の女子3人と野球部をやめた同じく3年生の男子、いろんなことに意味があ>>続きを読む

野球部に花束を(2022年製作の映画)

3.9

アニメタッチだったりして1年生の野球部員の奴隷の生活をユーモラスに描いているのだが、私は自分の中学時代の悪夢のテニス部時代を思い出してしまった。入部者が多かったためにやめさせるために(と思っていた)1>>続きを読む

ローレライ(2005年製作の映画)

3.6

皆さんのレビューポイントの低さに驚く。確かに、香椎由宇がローレライなのだが、ローレライが何を意味するものかよく分からない。人間が、ローレライと言っているから人間のある種の能力を使って海底での探索能力を>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

どんな境遇でも、人に気持ちよく接することができる人は人を幸福な気持ちにするし、いいことが起こる、自分への幸福も呼び込む、そんなことを教えてくれる素敵な映画でした。人が良すぎるし、彼女の周りの人たちが優>>続きを読む

特攻大作戦(1967年製作の映画)

3.7

死刑の判決を受けている兵士ら12人を訓練し、ノルマンディー上陸作戦の直前に敵ドイツ軍の多くの幹部がゆったりと楽しんでいる館を襲撃する物語。私は、腐っている人間を教育することは非常に難しいと思っているの>>続きを読む

とんび(2022年製作の映画)

3.2

若いと言われている人だって、本当はこんな風に人と人が寄りかかって生きている生活を望んでいるはずだと思わせる映画の作りでした。そんなことはないと思いますよ。1人もいないとはいわないけど、古過ぎです。私は>>続きを読む

20歳のソウル(2022年製作の映画)

3.8

教師役の佐藤浩市は急に年を取ってしまった感じ。枯れている。吹奏楽部でみんなが一つにまとまっているのは素敵でした。こんな高校生活を送りたかったものだと観ていました。でも、主人公の大義(神尾楓珠)は高校を>>続きを読む

死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.9

医師から2〜3カ月命ですと宣告されたアン(サラ・ポーリー)がスッーと流す涙がこの映画の全てを象徴しているように感じた映画でした。アンは、人を心配させたくない迷惑をかけたくないと病気を隠し「死ぬまでにし>>続きを読む

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.6

トヨタのジープタイプの車のライトが直しても外れてしまうシーンから始まるのはトヨタ車オーナーとしては気になる。しかも途中でもう一度出てきた。自分の車では全く経験のない話なので。「朝目覚めたときにワクワク>>続きを読む

向田理髪店(2022年製作の映画)

3.6

過疎化が進む何にもない町という設定なのだが、映画が撮影にやってきたり、新しい飲み屋さんができて美人ママ(筧美和子)に町の中年男どもが参ってしまったり、詐欺事件があったりといろいろ事件が起こる。平凡な人>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

面白い。離婚大国アメリカならきっとたくさんあるだろうという設定。離婚した夫婦(ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ)の、司法試験にも合格していて野心家と思っていた娘がバリ島に卒業旅行に行き、そこで>>続きを読む

山猫は眠らない(1993年製作の映画)

3.8

なかなかの迫力を感じる映画でした。でも、次に感じたのはアメリカは自国の都合で他国の重要人物を殺していたのかということでした。資本主義を守るため、人道的に許せない事態に対処するため仕方のない措置だと昔な>>続きを読む

木村家の人びと(1988年製作の映画)

3.5

面白かったです。時間のあるお年寄りに新聞配達をしてもらう、奥さん(桃井かおり)の声でちょっとエッチなモーニングコールなどで小銭を稼ぐ、会社では暇な部署にいて弁当で稼ぐ、人事の情報で稼ぐなど面白かったで>>続きを読む

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

4.0

何回も観ている映画なのですが、レビューしてなかったので書いてます。人とのつながりが濃すぎるわけでもなく、だからといって全部の人が他人ではないというのは見ていていいですね。渋谷の近くの駅で酔って気持ちが>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

本は前に読んでいて、映画がずっと気になっていました。そうだ、イメージしていたのはこんな綺麗な湿地帯だったと見始めました。そうそうタイトルのザリガニのcrawdadはcrayfishの方言とあった。そし>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.5

いくら鬼刑事(阿部寛)で、刑事としての実績があったとしても県警の本部長に対してあの態度はないだろう。県警の本部長と言えば、仕事の実績とはほとんど関係なく公務員試験に合格しただけで偉くなった人たち。それ>>続きを読む

坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.8

最初の場面でオート三輪が出てきた。いつの時代の話なんだろう。クラス委員の迎(むかえ)律子(小松菜奈)。横須賀から佐世保に引っ越してきた西見薫(知念侑李)。西見さんのほうが迎さんより背が低い?千太郎(中>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

耳が聞こえない、しかも背の小さい女性ボクサーの話。日本アカデミー賞発表の場で主人公の岸井ゆきのさんが「まだ上映中です。ぜひ映画館で観て欲しい」と言っていたのでファンとして気になっていた1本です。残念な>>続きを読む

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.6

女の人は将来は結婚すれば働かなくていい道を選ぶことも可能だし、いいなと思っていましたが、そうでもないなと思い知りました。2人で働かなくちゃやっていけないことだってあるだろうし、働かなくてもいいというの>>続きを読む

グロリアス 世界を動かした女たち(2019年製作の映画)

3.5

残念、面白くなかった。前半の各地を転々とする、そして決して悲観的にものを考えないサラリーマンのお父さんのとこまでは面白かったのにその後の女性解放運動に携わった多くの女性が、どんな女性差別の問題があった>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.6

大学生の霜介(横浜流星)はアルバイト先の展覧会の設営現場で水墨画界の巨匠である篠田(三浦友和)に弟子にならないかと声をかけられる。こりゃ苦手なタイプの映画かもと思いました。霜介は水墨画の絵を熱心に見て>>続きを読む

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.8

私も、ホモは気持ち悪いと思うし、それは「ジェンダー平等」と叫ばれているので隠さなきゃいけないことになっているとも思っている。なんて考えながら、でも、それって自分の気持ちに嘘をついているよな、どうすりゃ>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

3.4

原田美枝子が認知症の母親の役をやる年になっちゃったかと見始めました。そして、その役がピッタリに見えました。認知症の母とその息子(菅田将暉)のお話かと思っていたら、話の方向が変わってきた。偶然、神戸で出>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.6

高校の世界史に出てきたドレフュス事件がどれほど大きな事件だったのだろうと観ていたのですが、歴史に名を刻むような大きな事件だったのかが実感できなかった。そういう名前の事件があったなという記憶しか今はない>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.8

昔、(日本の話だが)外交官が海外に赴任すると実質給料が3倍になると聞いたことがあり、良い職場と思っていたが派遣される国によっては内戦に巻き込まれてしまうこともあるのかと思ってしまった。アフリカには子ど>>続きを読む

1640日の家族(2021年製作の映画)

4.0

与えられた状況は違うのにどうしても「そして父になる」を思い浮かべてしまう。実際に本当の父親が「自分で育てたい」と言ってきたらこんなふうに、ならしの期間が必要なのだろうがこんなことを思う。例えば猫のしっ>>続きを読む

スリーパーズ(1996年製作の映画)

4.0

確かにほんのちょっとしたいたずらの気持ちでやったことが大事件になってしまうことはあるなと考えさせられた。今の日本では、スシローの寿司ぺろぺろ事件。ついでにジャニーズの話まで思い出してしまった。ジャニー>>続きを読む

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.4

フォローしている方の事前情報なしで観る方が楽しめるかも、に従って何も情報を入れずに観ました。分かりませんでした。「ファイブ」ってことは5人なのかとか、ヴィッキーは匂いに敏感な子なの(?)かとか、黒人は>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

丁寧に観たつもりですが、男の私には女性同士の微妙な話も出てきたりして映画制作者が伝えたかったことの全部が分からないんだろうなと観ました。34歳、独身のブリジットがレズビアンカップルの女の子フランシスの>>続きを読む

愛する人に伝える言葉(2021年製作の映画)

4.2

もの凄く良かった。そしてもの凄く重たかった。クリスタル役のカトリーヌ・ドヌーヴがお母さんに見えない、が第一印象でした。膵臓ガンで余命が短いと宣告された演劇教師の息子のバンジャマン(ブノワ・マジメル)が>>続きを読む

ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

3.9

良かったです。ビートルズを喚ぶまでのドキュメンタリーなど。最初に出てきたのが高嶋ちさ子さん(バイオリニスト)のお父さんでビックリしました。変な目立ちたがりのお父さんと見ていたのですが、本当に活躍されて>>続きを読む

あるいは裏切りという名の犬(2004年製作の映画)

3.9

何というカッコをつけた意味の分かりづらい、でも意味深なタイトルだと思いながら見始める。ウ〜ン、ハードボイルドな映画、しかもかなりの固ゆでです。優秀な刑事2人、しかも犯人を捕まえたり動けなく(殺したり)>>続きを読む

マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

3.5

1969年東大卒、東都新聞に入社し東都ジャーナルに配属を希望するも週刊東都に配属される。沢田(妻夫木聡)は、採用されて1カ月仕事として社会底辺の様子を見てくることに。とここまで書いて、1969年は東大>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

期待が大きすぎたのだと思う。私には面白くなかった。映画の手法ということもあるのだろうが、ずっと変化がない感じがした。今のところ、私はいい映画とは全ての上映時間にスキがなく計算されたものと思っているので>>続きを読む

グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.8

あの独特な発声「グッドモーーニング、ヴィエトナーム」のこの映画をやっと観ました。高校に通っている時英語の教師にwarは「ワー」ではなく「ウォー」だと言われたことまで思い出した。同じくロビン・ウィリアム>>続きを読む