カワウソのアイサツさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.0

これは好き嫌いが分かれる映画ですねぇ。
私は大好きでした。

宇宙の果てしない空間に向かって拡がる孤独と心の内に拡がる孤独を表現してて壮大でした。

なんだかジョージ・クルーニーの『ソラリス』みたいな
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

人体牧場なんて、そりゃ神様もおこぷんぷんで人類を成敗してみようかとなさるでしょう。

クローンと人間が同期する不思議。
クローンと人間を造れば、本来なら魂はひとつ。
でもちょっとした手違いで、魂(知性
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

タランティーノ監督に、まんまとしてやられた感じが清々しい。

ひと目見ただけでシャロン・テートとわかるブロンド美女が出て来た時点で、やっぱり落ち着いて座っていられない。

ワンコやニャンコが出て来ただ
>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.0

まさかマンドリルのお爺さんに泣かされるとは!

ストーリーはわかりきってる、映像は素晴らしい。名曲もある。
けど、あまり食指が動かなかったんだけど、やっぱり観た次第。

主人公シンバのお父さんライオン
>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.5

あ"っーーー!!のシーンに驚愕しつつ、全編に渡るハートブレイクなエルトンにはキュンキュンします。

変なサングラスとエキセントリックな話題を振りまくおじさんという印象だったが、天才ゆえの苦悩がとてもわ
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.5

虚しい、何もかもが虚しい。

私達は史実として戦艦大和の最期を知っている。
悲劇に突き進む一本道に抗う事の尊さを、嘲笑うように凌駕する国策としての戦略。

血税を血税とも考えず、まるでゲームのコインの
>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

全編 心霊動画、そんじょそこらの風船を動かす座敷わらしよりも怖い、走るベンソンズ。
トイストーリーにはイマイチ距離を置いていた私だが、これは面白い!

人形が動く動く、ぬいぐるみもおもちゃも動く動く。
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

2.0

『君の名は。』で、万人に分かりやすく作り、大衆に受け入れられた事のフラストレーションなのか?
苦手な人がとことん苦手な新海誠監督が帰ってきた。

映像は驚異的に綺麗、だけどお話としてはどうなんだろう、
>>続きを読む

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

1.0

「僕がアンディに言いたいんは、背が高くなる薬を作ってくださいという事です。」

チャッキー……。
チャッキーの種辺りからモヤモヤしてきた旧シリーズだけど、今作に比べたらなんぼかマシですわ。
あんなキッ
>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

5.0

「オレは穿かない派。大胆だろぉ❤」

これ何ですか?めちゃくちゃクオリティが高いんですけど!!!
先日来、ゴジラ愛など欠片も持たないポンコツ監督の駄作を観て体調を壊してたのに、一気に復活しました。
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

4.5

映画館に行くだけで、まるでディズニーリゾートに行った気分。

ジャスミンの歌パートの美しさと力強さ、情緒が深く織り込まれていて思わず涙腺が……。

ウィル・スミス、ようやくラッパーの面目躍如な映画に巡
>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

4.9

事前情報を極力入れずに鑑賞して正解でした。

驚くほどの魅力的なカメラワーク、音声を消して観ても十二分に面白い!
そして、役者の張りのある声、添えられる音楽と音響、目を閉じて観ても十二分に面白い!
>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.0

心を動かされる要素が皆無という稀有な映画。
橋本環奈も杉咲花も、勿体ない。
ホラー映画かと思いきや、説教くさい。
何はともあれ、テレビドラマで観たとしても時間を返せと言いたくなるような作品。

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.8

映画はとても良かった、俳優さんも子役を含めてすごく良かった。

ただ、宣伝の仕方がとても嫌だった。
「泣いてください」とか「衝撃のラスト」とか。
役者が皆とても上手いし、エモーショナルな内容なので泣け
>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

トム・ハーディ、こんな役をやらせたら天下一品。
粗野で女心にも疎いけど、何をやっても憎めない、踏まれてもぶん投げられても大丈夫そうな愛されキャラはヴェノムとの相性抜群!

弁護士で元カノのアニーがアメ
>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.5

若い刑事の無理繰りなキャラ設定にワロタ。
ミスリードにもなっとらん。

北川景子の驚いた顔のアップが貞子の顔のアップくらい怖かった。
目が大きいなぁ。
怒った顔も可愛いし、なんかこう定まらない感じがグ
>>続きを読む

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

2.0

言いたいことは解る。そういう死生観も解る。
でも、全然エンターテインメントじゃない。

キングギドラ……なんて雑魚キャラ。
モスラ……なんて出し惜しみ。
ゴジラ……もうちょと活躍して!
ハルオ……(自
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

時系列がおかしいとか、事実と異なる点とか数々あれど、フレディ・マーキュリーがフレディにしか見えない程の再現力。
ある種悪魔的でエキゾチックな顔立ちのフレディと顔立ちや体型は似ていないが、仕草や表情(固
>>続きを読む

バーバレラ(1967年製作の映画)

2.0

体調を崩し、映画鑑賞もままならない暗黒の時間をやり過ごし、Ice Breakとばかりに録画を観てしまった私は目眩がしました。

問題作とは聞いていましたが、まさかここまでとは……。
77歳になっても美
>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.8

ネタバレは一切しちょりません。ご安心を。
ネタバレ設定せずにストーリーをレビューに書くって、ねえ、やっぱちょっとダメでしょ。


エミリー・ブラントが美しい。
トウモロコシ畑の親子以外の人間が一切出て
>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

1.0

頭のいい人がたくさん出てるはずなのに、頭脳を持たないセロファン人形がわらわら出てくる問題作。

唯一説得力があったのは、松重豊演じる闇社会の仕事師。

雑味にしか感じない葬儀会場での泣き女(ここは日本
>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

5.0

マダオが「パパ跳びまーす!」なんてノン気にCMしてたから、『カリフォルニア・ダウン』みたいな脳筋映画かと思ったら……とんでもない。
メチャクチャ練り込まれてて、最強に面白いです。

観終わった感覚は韓
>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

2.0

土屋太鳳ちゃんの事は好きだけど、映画は胸焼けがした。
全編に渡ってくどく、胃にもたれた。
土屋太鳳ちゃんの小鳥のような声に対して、累役の芳根京子の声たるやドス黒い。
それ故に、土屋太鳳ちゃんがどう頑張
>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.5

IMAX 3Dにて2回目鑑賞。
プレデターが大中小に見えたのは、宇宙わんこを見間違えてました。
だって、わんこまでドレッドヘアですもん。
そして、ちんぷんかんぷんの謎も解けた!
開始から30分間幽体離
>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

中国資本の中国人母娘をゴリ押ししたサメたん映画。
じゃあ、面白くないかと言えば面白い。
ジェイソン・ステイサム演じるレスキューのプロ、ジョナスがイーサン・ハントかと見間違うくらいに大活躍する。
運の強
>>続きを読む

シャーケンシュタイン/フランケンジョーズ(2016年製作の映画)

3.8

素材の味を活かした、極力手を加えず匠の技で仕上げた、玄人も唸らせる素人っぽさ。

最初に潜水艦が浮上してきた時点で目が腐ったので、その後の時間は楽勝でした。
有識者のレビューによれば、喋らない船長が監
>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.0

原作、山上たつひこといがらしみきおか……。
山上たつひこと聞いて、妙に納得する。

過疎化対策で、刑期を終えた殺人犯を自治体で受け入れるなんて危なすぎる。
しかも、受け入れる側には事実を伝えないなんて
>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

こんなん少年の夢ですやん。
ひと夏の不思議な体験。
ピッチピチのTシャツやサマーニットを着たプロポーション抜群の謎めいたお姉さん。
同級生の女子がどんなに美少女でも目なんか行くはずない。
「おっぱいが
>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

聖書をモチーフにしながら、実態はdisりまくり。
そりゃあキリスト教関係者激おこでしょう。

「君は家で私は私」自分を神様だと仄めかす、超絶スランプ、自己中、加齢臭てんこ盛り、髭の濃いだるだるオッサン
>>続きを読む

トレマーズ コールドヘル(2017年製作の映画)

4.0

これにてトレマーズシリーズ完走です。

最初はネバダ州に現れて、アフリカに現れて、今度は北極。
そんなん地球全域、津々浦々グラボイズ潜んでますやん。
究極のサヴァイバリストのバート爺さん、身体が幾つあ
>>続きを読む

トレマーズ ブラッドライン(2015年製作の映画)

4.5

最初は右傾ゴリゴリマッチョだったバートが30年の時を経て、若い世代を導く十戒のモーゼのような神々しさを携えて帰ってきたー!

……などと言う訳もなく、相変わらずのタフガイです。
今度の舞台はアフリカ。
>>続きを読む

トレマーズ4(2004年製作の映画)

3.5

皆のアイドル、バートおじさんが西部劇の世界で大活躍するぞ!

伝説の始まり、リジェクションの勇者は人々に見捨てられた土地を大ミミズから守る為に立ち上がる。

乾いたネヴァダの空気まで見事に表現していた
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

1.0

IMAXで観ました。
もう若くないトム・クルーズのことが心配になります。
「ドジっちゃうんじゃないか……」
「なんとかせにゃ……」ハラハラします。

映画としては、さっぱりまったく面白くありませんでし
>>続きを読む

トレマーズ3(2001年製作の映画)

3.0

お尻ロケットって……なんとも浮かばれないニックネームを付けられたグラボイズの第3形態。
奇妙な生き物が空を飛ぶと一気に怪獣感が増していいですね。

ギャオスかラドンか、のほほんとお尻から炎を噴射して空
>>続きを読む