浪川リオンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

浪川リオン

浪川リオン

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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

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あまりにも有名な作品なので見てみたがタイミングが悪かった。最悪と言っていい(映画のセリフっぽい言い回し)。
退職届を投函し、仕事をほとんどバックレのように辞め自己嫌悪と地の底にまで沈没した自己肯定感に
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レインマン(1988年製作の映画)

4.3

素晴らしい映画。本当に見てよかった。
「レストランで楊枝はやめろ!」とか怒ってたチャーリーが部屋では一緒に楊枝でスナックみたいなの食べてる場面では可笑しさと共に涙腺が刺激された。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.6

冒頭の血飛沫のエフェクトからして何とも言えない"安っぽさ"を感じており、その「チープだなあ…」という印象が最後まで拭い去られる事はなかった。あの血煙、なんか初代プレステの『ブシドーブレード』みたいだっ>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

公開日から3~4週間後くらいに見ました。

映像のもの凄さについてはもう散々語られてるので当レビューでは省きます。

見る直前にTwitterでチケットの写真を載せるいつものやつをやったら相互フォロー
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.6

若干ヒーロー物みたいな雰囲気になってたのがちょっと納得いかない。彼が前作でやった事を考えるとちょっと……

あと『怖さ』が足りなくてジャンルが迷子になってる印象。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

ダニエルラドクリフのおちんは修正無しでハッキリ映ってるのに『ボーダー ~2つの世界~』のあのシーンがだっせえボカシ修正入れられてる事にマジで納得いかない。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.3

直前に見ていた『半次郎』があまりに退屈だったのでそれに比べたらそれなりに面白かった。自分みたいにアマゾンプライムの会費で見てる分には良いが、1,900円払ってスクリーンで見た人がキレるのはまあそりゃそ>>続きを読む

半次郎(2010年製作の映画)

1.8

勘違いされてる方が多いようなんですが、東郷重位が薩摩で広めた示現流はこの映画の主人公、中村半次郎の薬丸自顕流とは源流は同じであっても別のものです。
示現流は稽古で立木を木刀で打って太刀筋のスピード、パ
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モービウス(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

結局自分の尻拭いをしてるだけなんで主人公の行動を応援したくなる気持ちが何もわいてこなかった。当たり前の事をしてるだけ、というか。チープだけど、ヴィランにはコウモリ血清を培養して吸血鬼軍団を作る事を仄め>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『精神など肉体の玩具に過ぎない』
~ニーチェ~

これにツッコミを入れるのは野暮だなというのは自分でも分かっていて、それでも思わずにいられないのが「精神年齢が急に上がるように感じられるのがおかしい」と
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ストレンヂア 無皇刃譚(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ベストムービーに入れたいがために今更レビ(略)

4度劇場に足を運んだ『プロメア』とコレのどちらをベストムービーに入れるべきか迷ったけどやはりこちら。その主たる理由は個人的な好み。言い換えるならば性癖
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

ベストムービーに入れたいがために今更レビュー。

想像を絶する世界を体験させてくれる… そんな素晴らしい映画です。

人のコメントで「ノーラン監督は(状況を)俯瞰視で説明してくれるようなカットを撮らな
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

IMAXしか勝たんわ。本当に。

以前同スクリーンで『TENET』を見たときも感じた事だけど、没入感が半端じゃない。最初、IMAXの性能をお披露目する為に流れる短い映像があるのだが、その場面で宇宙が映
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.5

Amazonプライムビデオのレンタルで視聴。

これからこの作品を視聴しようとする方はこのレビュー含む、人の感想はおろか「あらすじ」さえ読まない事をオススメします。まっさらな状態から見て欲しい。日本人
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レジェンダリー(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

風景がケレン味たっぷりで壮大なとことか、戦闘にアクロバティックな軽やかさが一切無く、質量のぶつかり合いを感じさせるとことか、音楽に何故かモンゴルのホーミーが使われててやや無国籍な感じだとか、石がもたら>>続きを読む

幻の湖(1982年製作の映画)

-

点数を付けないのはあるいは"逃げ"かもしれない。

絶賛している方もおられるので自身にこの映画を見るに値する感受性が足りていないだけなのかも。それを認めたくないという気持が、この作品に点数を付ける行為
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

聖書全然詳しくないんだけど、人によって解釈が違うような… すごく罰当たりだけど悪く言えば曖昧なストーリーにリアルなビジュアルで肉付けすると滑稽というか狂気に見えてくる。現代の倫理観から見るとノアの行動>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

『嫌な顔をされながらおパンツを見せてもらいたい』というショートアニメを薦めてきて以来アマゾンプライムの"あなたが興味のありそうな作品"という項目は信用しない事にしていたのだが、コレは見て良かった。>>続きを読む

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

4.5

原作未読の友人と鑑賞。
私自身は何度も読み返してる原作ファン。つまり図らずして原作未読の人でも今作を楽しめるかという格好の参考例となった。

見終えた後、友人が感想として「ハイ・ファンタジーの世界観を
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

(何で狩りをする獲物に得物(武器)を与えるんだろう)という事が気になったんですが、そこでふと思い出したのが大好きな漫画『銃夢Last Order』の設定。
その漫画世界では身体の損傷もサイボーグ技術や
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

美しい映画だった。この一言に尽きる。

あんまり説明的なセリフ、描写がなく、音楽と表情が踏み出したいけど踏み出せず、もどかしいという感情を表現していたように思う。

この映画の時と比べるとティモシー・
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最低。(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

作業の合間「なんか肌色の多そうな映像でも流しておこう 」と思って見始めたけどいざ見てみれば好きな映画で引き込まれました。

最後(腹違いの)姉妹二人で寝そべるシーンなんか特に好きでした。

女子高生役
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砂の器(1974年製作の映画)

3.8

少し冗長に感じたのも確かだけど、それでも見て良かったと思えた映画。撮影が本当に美しいです。

○○の動機についてちゃんと語られなかったりだとか謎解きのきっかけを得るまでの話に少し難があったりだとか、人
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バスルーム 裸の2日間(2011年製作の映画)

2.1

例によって書き物しながら流し見してたのでスコアなど付ける資格は無いかもしれない。

若い女性に「ヤりたいです!」という目で迫る初老の男の悲哀、そして浅ましさ醜さをまざまざと見せつけられた。

バスルー
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拳陣 FATAL CONTACT(2006年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

あんまり面白くなさそうだったんで書き物しながらチラ見で鑑賞しました。

ヒロインが登場した時「性格悪そうだな〜(全然可愛くないわけではないが)」と思ったけど実際はそれを大幅に超えた性悪マシマシ悪女。自
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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪魔としての力と王族の証として聖剣を振るう資格の両方が備わり最強に見えるニール・マーシャル監督版ヘルボーイ。

なんか話の緩急の付け方がイマイチに思えたりクライマックスにむけて盛り上がってくる感じが無
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.7

めちゃめちゃ感動しました。

なんか観客を泣かそうというわざとらしさが無く、最後のかけっこのシーンを見終えたあとに自分でも思いがけなく静かに涙が出ていたという感じでした。

「目カラ水ガ…? 私ニ 心
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.6

ミステリーやサスペンスというよりはアクション映画よりの印象を受けました。

寒々しいブルーの印象の雪景色、その中に映える赤のコート、殺風景なリズベットの私室等、好みの絵面が多くて退屈せず楽しめました。
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.0

コメディだったんだ… 中国系殺し屋の一言以外特に笑えなかった自分の笑いのツボが人とズレてるのかと心配になった。

バーの中の撮影が美しく、ちゃんと雰囲気が出てしまっているので「令和の世でハードボイルド
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音楽(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった… 最後まで明るく楽しいしネガティブな気持ちになる場面も無いので友達に薦めたくなる映画。

特徴的過ぎる絵柄…というか主に記号みたいな目の描き方でかなり見るのを躊躇っていたのだけ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

見たのは去年の末。今更だけど今年のFilmarks内での自分の抱負は映画を見たらすぐここに感想を書く事。

撮影、カメラワークがとにかく素晴らしかった。説明的なセリフが少なく、画を見ればどういう状況な
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ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

長回しのカットが多く、間延びした感じがリアルだった。会話がわざとらしくなく、自然。

錆が血染めのように見えるアイスピックだとか気になるアイテムが出てきたりしつつも特に何も起こらない。エンタメとしては
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

セクシャル方面の下ネタはドギツイのでなければ平気というか、センスが感じられたら好きだったりするんですが、排泄系の下ネタが本当に苦手。コロコロコミックのう○こ系のネタは見るのを避けていたし"放屁"に関し>>続きを読む

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

3.7

初代ガンダムは年齢一桁の頃夏休みの特別放送か何かで見たきりだったので(頭部が無くなっても動くガンダムが勇ましくも怖かった記憶がある)、何ていうかやり残した宿題を片付けるような気持ちで見た。

ガンダム
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のハロウィンダンスの部分から制作サイドとの感性のズレをまざまざと見せつけられ、それがエンドロールのうざったい歌までずっと続くひどい90分だった。

主人公ルビッチとその父が『星を見たい(見せたい)
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

『最も残虐な悪』と銘打っている割には残虐描写がちょっと物足りない気もしたけどアクションはスピード感と不定形生物のような「何でもアリ感」があってなかなか面白かったです。

頭を食い千切られた人間が首から
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