Wednesdayさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

TENET テネット(2020年製作の映画)

2.9

分からないことを楽しむのにも限度がある。個人的に考察を参考書のように”読み込まなきゃ”楽しめない映画は好みではない。とはいえ、逆行と順行が交差する戦闘シーンは圧巻ではあった。
『ハイ・ライフ』、『ライ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

なぜ皆がベスト映画にあげるか分かる気もする。この終わり方が良い。

少女バーディ ~大人への階段~(2022年製作の映画)

3.4

ベラ・ラムジー目当てで。アンドリュー・スコット(モリアーティ教授)が出てたのは思わぬ収穫。
私はラムジーの中性的な容姿と知性が好きなのだけど、それがレナ・ダナムのトッピングシュガーと合わさって良き塩梅
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.9

ファンサービスに溢れたファン向け映画。メッセージ性などは期待してはいけない。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.0

1920年代の国際魔法社会なんて白人が人種的に権力を持ってるだろうに、彼らが「国際魔法使い連盟の代表を選ぶのに麒麟(古代中国ゆかりの神獣)を使う」わけない。アジア色を出そうとした結果アジアにルーツのあ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

ヴィーガンの人からしたらこの映画本気で腹立たしいだろうなと思いつつ……面白かった。イスラム教徒のフリして襲いかかるシーンにはヒヤッとした。次は絵画にペンキをぶちまける環境保護団体をテーマに撮ればよいと>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.2

両親の死後の
愛着形成成功例→ベイマックス
愛着形成失敗例→ミーガン
 

アイ・アム・キューブリック!(2005年製作の映画)

3.0

マルコヴィッチが演技巧いし服可愛いし笑えるし(特に喋り方)キューブリックの作品のオマージュが出てきて楽しかった。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.6

小難しいアート系かと思って長い間敬遠してたの、勿体ないことしたな。
まさかのシスターフッド。人情味。コメディ。もちろんアートでもある。
最後は「YES」以外ないと思ってたから肩透かしくらった。

ハートストーン(2016年製作の映画)

5.0

画面越しに溢れ出てくるアイルランドの海と風に溺れそうになった。時々一時停止して息継ぎしないとだめだった。
2023年に観た中でもTOP3に入る。

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.0

観る前はWaving Through A Window、観た後はYou Will Be Findが好きになった。後者は映像と字幕あってこそ。
ストーリーに関しては、ストーカーとカッコウの托卵に見えて、
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華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

4.0

映画(2013)→原作→映画(1974)の順に見てるけど全部面白い。この作品を見るたびに黄昏を思う。
本作ではウィルソン氏に演技大賞を差し上げたい。一瞬「レイフ・ファインズの若かりし頃!?」と思ってし
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.0

この内容なら尺半分くらいでも良さそう。本人の頭の中は大混乱、だけど物語としては奇をてらった何かや、考察しがいのある謎があるわけでもなく、肩透かしをくらった。
私のようにサスペンスだと勘違いして観ようと
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.2

暴走するAIも暴走する列車もクリシェではあるのだけど、トム・クルーズのミッションインポッシブルだから一応みるかーという感じ。カーチェイスはカメラの性能が上がったのか?スピード感があって良かった。(あの>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

イーサン・ハントも歳をとった。だからなのか、敵との関わり方に、これまでと違って「ライヘンバッハの滝に落ちてでも止める」的な気迫を感じて良かった。
初期の頃のコミカルな息抜き的シーンがなくなったのは寂し
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.2

劇中のオペラ『トゥーランドット』が男の名前を突き止めるかどうかが重要な物語であるのを踏まえると、オペラ会場から逃げ出した直後、悪役の正体を教えろ!とイーサンがイルサに詰め寄るシーンが効いていて良い。>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

・前作より好み。Mrインクレディブルの監督の良さが出てる。
・トム・クルーズ×ロン毛=💥🔥
・レア・セドゥ007妻役を知ってるので圧倒的違和感

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.0

週末に最新作を観るので過去作観るぞ〜💪「ベルベットゴールドマイン」の人が出ていて嬉しかった。このシリーズでは派手なアクションシーンは当たり前なので、むしろ「仕事を隠さなくてはいけないのに婚約者が好きす>>続きを読む

(2001年製作の映画)

2.9

お金持ち寄宿学校の雰囲気は好きだった。ソーラ・バーチは薄化粧でアイラインもアイシャドウも無い方が断然カワイイ。

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

-

エマ•ワトソンを筆頭としたメインキャストたちには思うところがあるけど……今になってBTSと制作秘話を見せてもらえるのは嬉しい。しかも今年は「ホグワーツ・レガシー」にどハマりingだから、抜粋された本編>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.5

「キューブリックをも霊感させたー」という謳い文句に釣られて観た。
理性的な犯罪映画。冒頭トンネルシーンがいちばん怖かったな。
サイコパスを自認している犯人が、あまりに社会的で、主人公とも平然と会話し、
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.0

ヘウォンメクがいいキャラしてるし、被告人共々、阿呆すっとぼけな性格がクセになる。
が、アクションシーンも人情物語も第1章で充分堪能したので、前作を超える満足度は無かった。

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.7

見放題待ってたよ。

月の使者イ・ドクチュンのチュンとした唇が赤ちゃんみたいで愛くるしい。それを囲むツインタワーのうち1人が見覚えある役者だと思ったら「お嬢さん」の藤原伯爵だったか。
見どころは高クオ
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.0

この間のWC以来の、にわかSpringboksファンなので観た。
映画としては個人的には面白くなかったけど、劇中の🇳🇿vs🇿🇦戦が2023年のこの間の決勝まで歴史的に繋がってるのを感じて、熱いものがこ
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

4.0

この映画で、若い頃のメリル・ストリープがミュシャの絵のような気品ある美人だったことを知る。
アフリカの大地はスパイス程度で、メインは自立、成熟した人々の関係性。
ドラマチックに平手をかましたり、”愛憎
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ファイブ・バンボーレ(1970年製作の映画)

4.0

コテコテ成金趣味のインテリアと、バービー人形のような極上の美女たちが眼福。
人物の目線にカメラをフォーカスするなどのベタな演出が妙に刺さるのは、邦画ではなくイタリア映画だからか?なんかおしゃれだし、イ
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テンダー・マーシー(1983年製作の映画)

3.8

ロバート・マッキーの『STORY』に出てきたので。
登場人物たちが語らずとも伝わってくるものがある。

あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

3.9

🌧️
X三食のジェスチャークイズで出てきたのがきっかけ。
皺の刻まれた顔の奥に若い頃の面影。
この歳になると、残された方の世話や、家仕舞いや、親族間の遺恨など全部あり得ることを知っているから、ほぼ自分
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キングダム(1994年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

配信版1,650円で怯んだけど、廃盤DVDは5枚組で3万円近くするのを見て大人しくレンタル。

1話
・オカルトだと思ってたけどまさかの医局ゴタゴタ人間模様?
・病室で交霊会(高齢会)開催する大問題患
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華氏 451(2018年製作の映画)

2.8

この映画に期待していたのは弾圧や言論統制されている国家で法を一線でも越えたら殺されるという苦しい緊張感(ドラマでいうと『ハンドメイズ・テイル』みたいな)だったのだけど、微妙だった、、、。

まず、書物
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ギフト(2000年製作の映画)

2.9

若き日のケイト・ブランシェットを見るという目的は果たされた。ずっと綺麗だけど歳を経て魅力が増えるタイプの方だ。
得られる手がかりがほぼ幻視によるものなのが、犯罪ものとして味気ない印象。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

結末だけトーンが違うのが気になったのと、人々の視線やヒソヒソ話、更にケイト・ブランシェットの演技で雄弁に伝わってくるTárの精神状態を、あえて夢パートで伝える必要は無いのではと思った。劇中の台詞にも関>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

4.2

時代を超えた美しい映像と、2人向き合っての語りのバランスがよい。
映像はこのポスターのビジュアルで期待した通り。
ジンが介入しようがしなかろうが、人間の世界は泥臭く俗物的で上手くいかず、そこが人間!と
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