ばたぁさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.9

表面からではわからない背景を人間一人一人が持っていて、周囲から見たら歪で正しくない関係性に見えても、本人たちには生きていく上で必要な関係性であることもあるのかもしれない。
自分の傷を埋めるためだけでな
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

2.6

親から愛ではなく暴力だけを受けて育ったマリコと、そんな彼女に依存され、自分も依存するシィちゃんのお話。
感情の起伏が激しすぎて置いていかれるシーンが多数あり、演出は少しうーんと思ったが、これを演じた永
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レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

3.7

愛がある時間の幸せ、失った時の苦しさ、偽った時の虚しさ。
戦争を背景として色々詰め込んでいたが、私的にはつまるところは描いてたのはそこかなと思った。
雄大な自然は美しく、対比的に人間の世界は醜い。時代
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.8

スパイダーマン祭り映画!
これまでの実写化8作品とゲーム作品を全てごちゃ混ぜにしたような世界観。
多様なスパイダーマンの共闘にどこかベイマックスみも感じた。
各作品を彷彿とするようなシーンがあるのはス
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.7

目で見る詩というような映画。
センシティブな気持ちになります。
愛する人の全てを、本当のこととして認めることは難しいですか。とても難しいことだと思います。深く傷つくこともあるし、見ないふりをしたくなる
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.5

「孤独な世界を美しく変えるのは愛だ」
新年にぴったりなハッピー映画!
しかし豪華なキャスト、Michelle Marie Pfeifferがキュートすぎでした!

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.4

表面だけじゃわからない家庭ごとの、人ごとの悩みを静かに描く物語。
家庭内で言えなかった思いを、苦しみながらも徐々に伝えられるようになっていく姿に成長を感じるとともに、なんていい子達なんだろうと思った。
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.6

映画館ぶりの鑑賞。
初見時「ダークナイトには遠く及ばず印象薄いな。」と思ったが2度目の鑑賞で印象が覆った。これもまた良作だと思う。
アルフレッドの心配に対する態度や企業者としての一面、また悪と相対する
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.9

映画館で見損ね念願の視聴!
幼き日のハリポタを見た時のワクワク感はやはり超えないが、魔法生物はとても魅力的でほっこりさせられる。
ファンタスティックビーストという作品名であるが、ストーリーの主軸は終始
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.3

人間表面だけじゃわからない、誰よりバカで明るい佐々木の背景が居た堪れない。
今を全力で生きる赤ん坊に、今を先送りする主人公が背中を押されるシーンが印象的でした。
本音を出して生きてくのって簡単じゃない
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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

3.1

ゾンビは出るけどゾンビ映画じゃない。
面白い発想だなと。
登場人物の人格がみんな少し危ない。笑
夫婦には歩み寄りが常に必要だなって思いました。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

人の気持ちを考えられない一人の男性と女性に、一人の心と人生が壊されるサイコパスホラー映画。
ここから先この二人に「幸せ」は訪れないんだろうなぁ。
自分勝手な人間て本当に怖い。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.1

薬物が身近にある環境というのは恐ろしい。
本人はもちろん、周囲の人々の「生者の喪に服す時間」の辛さが描かれる。
自分を救えるのは自分だけ。
彼が薬に縋って埋めたかった心の穴はどうしてできたものだったの
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

90's 自分とは縁のない少し危ない世界。
仲良いが故に、成長と共に生じる衝突や焦燥感の描きかたがリアルだった。
彼らのように貧困差、人種差、年齢差、いろんな違いがある中でも、築かれる絆があって、それ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

普通じゃない2人の普通じゃない恋愛の話。
普通じゃなさに常にクスッとさせられて、
軽快な音楽と一緒にとても心地いい作品!
普通じゃなくなったって別にいいなぁ〜

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

2.3

自由奔放、自己中な既婚者に振り回される主人公、本人からしたらさぞトラウマになる恋愛なのだろうが、終始ウジウジしてるのが見てて悶々とした。
所々蒼井優の吹っ飛んだ行動に笑わされたが、刺さる映画ではなかっ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.4

映画館ぶり鑑賞。
人間ひとつ嘘をつくと、重ねて嘘をつくことになる。
うつと社会性不安を抱えた主人公が、自分の本音を伝えられ無い故についてしまった嘘がきっかけとなって後戻りできない事態に発展してしまう物
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

2.3

倫理観は生きる環境で育まれる。
暴力、お金、性欲だけでは当然愛は育めない。音のある人の世界とない世界の人の対比などがテーマなのではなく、生活環境が子供の成長に与える影響を描いたのかな。この映画から何を
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.1

歴史に残るファンタジー金字塔の完結編。
詰め込みすぎて最後の慌ただしさはあるものの、10年にわたる歴史が終わったんだなぁと実感する。
久しぶりに見て思ったが、ハリーポッターシリーズでは愛情や友情の表現
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

シリーズの中で唯一ホグワーツがほとんど舞台として出てこず、ひたすらに暗い世界感。最も評価が割れる作品かと。私的には闇に蝕まれる世の中がよく現されてると思う。
そんな暗い世の中で親友3人組の友情が描かれ
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.5

大好きな映画の一つ!
何度見ても自然と笑えるし、夫婦の関係の中で大切なことは何かを考えさせられもする。
いくつになってもカッコいい男でいる努力はしないとなと思う。
何度見ても登場人物みんなが出てきて、
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

4.5

コミカルな恋愛パートは笑えますが、
楽しいホグワーツはもうない。。
ひっさしぶりに見たが、絶望感がやはり強い、いざクライマックスへ!

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.5

ふとみたくなって鑑賞。
前作からどんどん物語はダークになっていくが、本作の死喰い人との戦闘シーンは何度見てもカッコよくワクワクする。

バットマン(1989年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

PS3のアーカムシリーズ、ダークナイトシリーズからのバッドマン好きです。
Batmanの最大の魅力は自身が正しくないと認めた上で、時にそのジレンマに苦しみながらも悪と戦うところだと思ってます。
その点
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

地味かと思いきやめちゃ強な親父がマフィア相手に派手にバトる話。
強すぎて笑えるが、ノンフィクション的強さでなくちゃんとダメージは負うところもよい。
脳内空っぽにしてスカッとしたい時におすすめの一本!

パパが遺した物語(2015年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ハートフルなものを見てほっこりしたいと思い鑑賞。
前調べしなかった自分が悪いのだが、シンプルに重いテーマでしんどかった。
それなりに元気なメンタルで見るべきです。
役者の皆様の演技力はとても惹きつけら
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余命10年(2022年製作の映画)

4.5

映画館ぶりの視聴。
病気の本人だけでなく、家族や友人にピントが当たることがあり泣かせられる。
役者さん皆さんの演技もとても素敵で、中盤から涙が流れ続けていた。
リリーフランキーの「愛する人に出会えるな
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.3

まさかこんなにもファンタジーだとは笑
前半の完全なる身内ネタは見ていて辛いものがあったが、ある意味リアル彼らの人生をのぞいてるような感覚だった。
後半にかけて、急にくるカオスな世界線には笑わされた。
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.1

「どこに行くかじゃなくて、誰と行くかなんだよ。」
主人公の20年を過去に戻りながら見ていく今作、好きになって付き合った人との時間はその後の人生に静かに残り続けるんだなと思った。
普通に生きるのって、普
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

視聴後の気分は良くない。まさか実話が元だとは。
被害者、被害家族があまりに辛い。
利己的にしかものを考えず、環境のせいにして自分の過ちを認めない。
どんな環境に生きてるのであれ、そんな人間には絶対にな
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

2.7

ちょっと期待が上回ってしまい、泣けるまで行けなかった。
ストーリー展開が早く、うまく感情移入できず。
音楽は少し意外性のあるものだったけど心地よかった。
好きな人と思い出を積み上げられないのは辛い。シ
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静かな雨(2020年製作の映画)

3.1

好きな人のためならヒトはなにかと頑張れる。けれど、自分は頑張ってると思ってしまうと、自分の頑張りばかりに目が行って相手のことが見えなくなってしまうのかもしれない。
静かな映画の中でそんなことをしみじみ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

映画館で見てぶりの鑑賞。
一緒の楽しいをたくさん見つけられる、そんな相手に出会えることなんて滅多になくて。
でも、どれだけ同じ価値観があって楽しくても、人生を一緒に歩み続けられるとは限らない。
人生て
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.3

芸術鑑賞。
人は一人では笑い合えない。
笑い合いたい人と歩める人生がいかに幸せなことか。

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.9

感想がまとめきれないが、余韻は良い映画。
拾いきれていないけれど、命、愛についての問いかけが多くあったように思う。
もう少し自分の中で噛み砕きたい。
物語中盤、数秒ごとに画面が暗転していく描写、穏やか
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

身近にありそうな恋愛を描いている映画が最近の気分。
誕生日の日だけを切り取って、6年間を遡っていくストーリー構成も面白かった。
「ちょっと思い出しただけ。」題名通りの映画、楽しかった日々は忘れられない
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