あんときの井上さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あんときの井上

あんときの井上

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秘花 〜スジョンの愛〜/オー!スジョン(2000年製作の映画)

3.2

ホン・サンスのこの気持ち悪さが逆に良いとはさすがにならない映画😊

ホン・サンスの初期の稚拙さを発見するのは楽しいと思いました👍

カラーだったら生々し過ぎて観れたもんじゃないなと思いました❤️

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在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.0

「ある人生はある一曲の歌となる」

本編3時間は長いけど是非最後まで観て欲しい映画。

本編は、冒頭で両親が、事故によって子供を亡くすところから始まる。

私は、亡くなった子供の人生を両親は悲しんで謳
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

傑作っす。

かくべきアメリカ人の理想像に囚われた人達が打破していく話。

これは汎用性のあるテーマだから、誰か撮って欲しい。現代の日本版を。

レスターが終盤で娘を思いやるのは感動。

脚本のお手本
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.9

「きみがバラのために費やした時間の分だけ、バラはきみにとって大事なんだ」
←『星の王子さま』かよ。

ラストショットのロングショットが好き。

元妻のルーニー・マーラとの回想に切り替わるシーンも、オー
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

ヒトラーに心酔してるジョジョの可愛さにみんなやられる映画。

足下(靴)に注目した撮り方から母親の死に気づくのは秀逸だった。

母親の顔を映さなくてもわかるから。

また母親がジョジョの靴を直してあげ
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ともしび(2017年製作の映画)

4.0

傑作だとおもた

シャーロット・ランプリング主演で似た作品に『さざなみ』『まぼろし』がありますが、1番クオリティが高いとおもた。

浜に打ち上げられ屍体のクジラのシーンは、老体であるシャーロット・ラン
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ユア・マイ・サンシャイン(2005年製作の映画)

3.3

「光だという光」

不幸の幕の内弁当みたいな映画。

私は、鑑賞後すぐ『私の頭の中の消しゴム』を想起しました。

というのは構成が似ていたからです。

健忘症だから出会えて、認知者だからずっと一緒にい
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.2

「人が敗北する原因は"恥"のためだ。人は"恥"のために死ぬ。」

何が正しいとか何が間違いとかではなく、正直に生きることが大切である。

自分に恥ずかしくない生き方をすれば、私たちは負けないのである。
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逆光の頃(2017年製作の映画)

3.1

中身はない映像映画。

ショットが綺麗な映画は好きなので、一瞬おっ、アレ、もしかして・・・と期待するショットはあったけど・・・。

ガキ大将とケンカして帰ったら父親に認められました、とか小学生なら分か
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よく知りもしないくせに(2009年製作の映画)

3.3

近年の有名人の性加害問題についてよく知りもしない映画。

映画内では性加害のシーンが描かれないため事実の認定ができず、私は女性に訴えられた主人公と同じくただただたじろぐばかりであった。

たぶん多くの
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.3

「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」

ポン・ジュノ監督の最高傑作。

下水溝をのぞいたり、トンネルのシーンがあるのは女性器の隠喩であり、犯人が女性器に異物を入れた犯行からインスパイ
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.1

未視聴の『VIVANT』よりはきっと面白いはずの映画。

ヒョンビンが最後に一人だけ人質になって大丈夫なの〜?と思ったら時間が経過して、すぐヒョンビンから大丈夫👍との連絡があり、その経緯は飛ばすんかい
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ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

3.7

ヤンさんの詩がよく分からなくてもよく見て何度も噛み締めることで、苦かったり、苦しかったり、辛かったり、辛かったり、つまらなかったり、面白かったり、美味しかったり、と味が染み出す映画。

詩は若者に人気
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

3.4

なんか映画内でもドラマのタイトルが言及されてたけど、海外のティーン向けドラマみたいな映画。

ロンコはもろ『セックス・エデュケーション』のエイミー・ルー・ウッドそっくりのキャラ!?

今どきの音楽を多
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同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

サブタイトルの"時が交差する初恋"ってタイトル詐欺じゃん!?

時空の違う2人の初恋ラブストーリーかと思ったら恋愛しないんかーーーい?!?!

主人公のヨンが、無線中に新事実を知って急にキレて無線機壊
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アナログ(2023年製作の映画)

3.0

30代が60代みたいな恋愛をする映画、

喫茶店に電話連絡しないからすれ違う件とか、糸電話を2回やり直す件とか、交通事故に遭う件とか、愛するとは介護をすることである件とか、なんというかベタというか、モ
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.3

永い言い訳をしても幸夫の本質は変わらない映画。

電車のシーンにおいて、幸夫が陽一の息子に語りかけるように見えて、その実自分に語りかけてるように私には見えた。

従って、幸夫の自己陶酔型ナルシズムは克
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寝取られ男のラブ♂バカンス(2008年製作の映画)

3.1

アメリカの下ネタ激し目なテレビドラマを思い出した映画。

それ以上言うことがあまり思いつかなかった映画。

ずっとミラ・クニスは黒人のバーテンダーと付き合ってると思ってたから予想が外れて良かった映画。
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次の朝は他人(2011年製作の映画)

3.3

難解、というよりもそもそもの解がない映画。

映画監督である主人公が、理由は偶然で出来てるからなんちゃらかんちゃら、と語っているので、この映画自体についても理由や正解を求めるべきではないのかもしれない
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.8

「日常の中にこそ大切なものがあります」

クリスと叔父さんが無口過ぎて映画の存続自体心配になるレベルだけど、ラストの叔父さんを見るクリスの瞬きで終わる瞬間が必見の映画。

クリスが叔父さんに何かを言い
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春画先生(2023年製作の映画)

3.3

春画先生は寝取られ癖のドM先生だった映画。

序盤は春画論、中盤は寝取られ癖、終盤はSM論で物語は展開していきます。

春画先生、これじゃあ貴方、ただの変態じゃないっすか!?

春画とは一体?

春画
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.4

突然意外とあっさり終わる映画。

自分探しの話なのに中盤(約50分)まで、バーナデットが全然自分探しの旅へ出発しないのは斬新。

加えて、南極へ行ったのは設定として奇抜だし、夫と娘も南極へ探しに来たの
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ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

主演のアンソニー・ホプキンスを途中まで忘れるぐらい、若い頃を演じるジョニー・フリンが無双してる(言い過ぎか?)映画。

長い目で見れば一人を救うということは何千人をも救うということであり、逆もまた然り
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ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ラブコメ映画なら韓国の右に出る者はいないんじゃないかと思った映画。

過去のラブコメを踏襲しつつ、それらを余すとこなく脚本に詰め込み、尚且つ現代の撮影手法でベタな物語をダサくない映像で表現することに成
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ハード キャンディ(2005年製作の映画)

3.5

「震えて眠れ」

性被害の概念と性加害の概念が攻めぎ合いながら、具体的な動機も証拠も開示しないまま、性加害者を自殺教唆して復讐を果たすフェミニズム映画として観た。

リベンジもののフェミニズム映画では
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美しい星(2017年製作の映画)

3.1

ヘンテコな話でほんとに三島由紀夫の小説か?と疑いたくなる映画。

コレを観て、鑑賞者はどうしたらいいの?

バラバラな家族が各々惑星人になって、宇宙人(佐々木蔵之介)の前で、地球人の前に自分たちは家族
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愚行録(2017年製作の映画)

3.2

満島ひかりの影が薄い映画。

最後、満島ひかりが、忘れた頃に再登場します。

女は美人で頭が悪いと男に喰い物にされる。

そんな女の愚行権とそれを利用する男の愚劣な行為を紹介してるのが、本作『愚行録』
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マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

-

「これぞアイ・アム ユ・ヘジン」

中年の中学生みたいな恋愛を温かく見守ってほっこりする映画。

目玉は人気俳優のチョン・ウソンとイム・シワンのカメオ出演です。

お気に入りのシーンはイム・シワンが歌
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怒り(2016年製作の映画)

3.3

綾野剛、松山ケンイチ、森山未來の3人似てるもんな!

今だったら笠松将も似てるんだよな。

森山未來と少年が話してる場面で、背景に花火の煙?がモクモクと立ち昇ってきて、少年の怒りを表現する演出か?とざ
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ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.8

3話>1話>2話の順で良かった。


3話
・車の乗り降りにおける間が良かった。

・料理を運ぶ撮り方やカットの編集が良かった。


1話
・オープニングのショットが良かった

・足の使い方が良かった
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

インディーズ映画の教科書。

なんでこんな中年の男2人と犬1匹のキャンプ行って帰って来るだけの映画がなんでこんなに素晴らしいと感じてしまうんだこんちくしょー!映画です。

まずケリー・ライカートはオー
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心と体と(2017年製作の映画)

4.0

初見で傑作だと思いましたけどなにか?

コミ障の2人が同じ夢を見て、そこで動物になった2人は交尾をしてからリアルでもなんか仲良くなってく、ってフツー思いつかんわw

マーリアの口が隠れるショットで彼女
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.8

「記憶を疑う前に、記憶に疑われてる」

無意識に思い出せないのか?思い出したくないのか?ただフリをしているだけなのか?

本当に聞こえないのか?聞きたくないから聞こえないのか?聞こえないフリなのか?
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.2

「・・・殺す殺すって君はそればっかりだね。誰かさんとそっくりだ」

サイコパスかと思いきやプロの暗殺者でした〜。

思い込みの強い人がゴーレム効果も相まって、今で言うサイコパスだと親子二代で勘違いしな
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.4

尺が足りなかった映画。

どうせならヘールシャムの子供時代を映画の半分(50分間)くらいやって欲しかった。

じゃないとラストで昔を懐かしめれない。

この話のテーマの一つは、彼らにも特別な記憶がある
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.0

なんか、なんかなあ〜ってな映画。

きっと小説は面白いんだと思うことにしよう!

いくら仲良くても自分の子供が同級生に生まれ変わったらブチギレるけどな!?

役者さんも大変だなあ〜。

誰も得しない小
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