土偶さんの映画レビュー・感想・評価

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

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エンドクレジットでプロレスコレオグラファーという役割を初めて見た。
昔父親が話していた日本で亡くなった外人レスラーてたぶんこのことだわ。

主役のザック・エフロンが筋肉で体重増やしてもはや別人。(他の
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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NHK地上波放映、パリのタクシーはこの前振りでしたか。

原作がフランスとの共同制作の流れなんだとか。ルーヴル観光映画として見に行ったが、後半は本来のホラー味もありでルーヴルでの撮影箇所はそこまで数は
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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昨晩ヒャッハーと騒いでいたうちの近所のグランピング施設もあんな(役者さんGJ)コンサルタントに丸め込まれて出来たのかな。映画とは関係ないけど、成り立ちが無性に気になってきた。

答えを言語化出来ず、バ
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

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そうか、これは「ラインの黄金」。

イラン・クルド系音楽家の両親の下に生まれたものの、イラン革命でイラク領に逃れ赤十字の助けを借りてヨーロッパに難民として渡る…。そんな実在する人物のサクセス(!)スト
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無名(2023年製作の映画)

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蘭心大戯院(サタデー・フィクション)とごっちゃになりそうだった。

待ちに待ったトニさんの新作は初日最初の上映にて。

中国映画として製作される場合感じるが、日中戦争期からの中国現代史を描く上で主人公
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ナルヴィックのヘアパーラー(2021年製作の映画)

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こんな優しいタッチのアニメーションは心に残る。
ノルウェーの北極圏の小さな港町ナルヴィクに暮らすアナはオスロに進学することを目指し、第二次世界大戦でのナチス占領下に挫折しかけながらも戦後新たな道へ向か
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僕の恋とVHSテープ(2022年製作の映画)

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現代サウジじゃなくひと昔、いやふた昔前の1987年が舞台。監督から見ると親世代を描いたものになるのかな。

主人公は10代妹を持つ兄貴。この国らしく女子校通いの妹を送り迎えしているある日、学校帰りに妹
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成功したオタク(2021年製作の映画)

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人生で特定の推し活や好きなアイドル芸能人がこれまで存在したことのない人間が、推し活人の考えることを知りたくて見る。
生身の男性芸能人が対象となる今作。

パク・クネ元大統領(朴正煕好きが高じてな方々か
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

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ユダヤ系のスピルバーグでなく反カトリックのベロッキオ(とこれまでの映画でたぶんそちらと思われる共同脚本スザンナ・ニッキャレッリも)が映画化成し得たということか。
イエスを上回るほどの教皇の権威の下、統
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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オッペンハイマーの見た風景はこのようなものだけだったのか。IMAXでは見なかったが(もう上映時間が合わない)あのシーンのためだけなら必要性は感じない。技術よりも対話劇として見ていたので。
とにかくノー
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

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本場特製ガスパチョのレシピはメモメモ…。

アクの強い女性陣をワザと配して、監督似のタクシーの運ちゃんにワイルドさは微塵もない頃のアントニオ・バンデラスと、女性上位時代のタイトルがいかにも合いそうなん
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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今ごろ見る人。
いやー、どさくさに紛れた橋爪功さんとイッセー尾形さん。佐々木蔵之介は笑かしてるのか…。

ストーリーの展開はヒロイズム好きの邦画らしさ爆発で天邪鬼な自分にはちょっと合わずじまい。ただ海
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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立ち尽くす老人は神か…?
暴徒さえ黙らせる神々しさにたぶん観客まで息を呑んだ。


エンドクレジットで余韻をかき消すようにそばに座るカップルが喋り出したのに閉口。(ドアの外でやってくれ)

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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裁判映画としても犬映画としても憑かれるように見入っていたが、目を閉じて声と音楽だけに耳を澄ませてもまた違う面が見えるんじゃなかろうか。
正しい答えが見つからないそんな映画。

思った以上の夫婦の関係に
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公はマグレブ移民の中年女性。
仕事帰りのメトロで寝過ごし、終電車に乗れなかった彼女の帰宅道中を描いたひと晩の物語。
移民して20年、とーちゃんを失ってからも頑張って家政婦や掃除員として働いて子ども
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Here(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

BGMが削ぎ落とされ、ギターの音色、風の囁き、鳥の囀り、電車の走る音、様々な生活音を心地よく聴いていた。
バカンスシーズンに長い休みとなるブリュッセルの工事現場。そこで働くルーマニア人労働者シュテファ
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

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「枯れ葉」のあとにはやはり見直したい。

愛していたら毎日イモでもいい。同意しかない。
言葉少ないカウリスマキ映画の登場人物の愛の表現、やっぱり好き。

イロナ(カティ・オウティネン)がブッチした映画
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マンハッタン(1979年製作の映画)

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長らく見ること叶わずウディ・アレン映画。
メリル・ストリープの若い頃とズービン・メータ指揮のガーシュウィンに痺れる。

NYCのインテリスノビズムが鼻につく成人ばかりしか登場しない映画だけど、中年アイ
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

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マブリー兄貴の安定拳アクション見たさだったが、巻き込まれ系キャラたち特にグッチが生きてて胸を撫で下ろす笑(白ザメ組って一応暴力団なはずだが)
ほんでもって青木崇高かっこええ…。(國村隼組長共々大阪弁使
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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音響もっといい劇場で見たかった😢

前の回から観客はグッと減ってしまったが、客席後ろにいた人たぶんスタンディングして踊ってた(気配)。声出し鳴り物はもちろん不可能だけど、空いてるから可能な娯楽です。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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ジブリには縁遠く、日本テレビ系が見れない地域在住なのでますます縁遠い人が見る宮崎駿。

いい意味でカリオストロの城の場面を思い浮かべた。
(なんかメインの声優さん全部じゃないけど一部しっくりこなかった
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白鳥(2023年製作の映画)

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不屈の精神と場面転換の面白さ。
話はなんてことなんだけど。

Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

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たぶん田舎のコルホーズ育ちで芝居好きのセリョージャが生まれたというオリョールの場所が気になりチェック。モスクワに向かう道のりの途中にはあのムツェンスクが(いや関係ないけど)。そんな彼が徴兵でバルト海の>>続きを読む

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

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亡くなってもなお我々を悩まし続けるJLGよ…。
彼の映画の編集者に跪きたい。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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ロアルドダール×ウェスアンダーソン1作目。
生活感のないファンタジーに生きる登場人物の描写は、長編だろうが短編だろうが変わらぬウェスアンダーソンの世界だった。鼻以外包帯ぐるぐる巻きのベン・キングズレー
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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楽しくなきゃスポーツじゃないよと、根性一直線の昭和から離れられないコーチたちに是非とも。

タイカ・ワイティティのおふざけ炸裂かと思いきや、実話ベースの核(特にジャイヤの存在感)となる設定は崩さずただ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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Spotify笑でサントラ聴きまくり遅ればせながらようやく観る。

三浦友和と戯れたり(このシーンがほんとにグッとなる)犬山イヌコの蘊蓄を聞いていたり、そのまんま大将してそうな甲本さんに深沢敦がひょっ
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無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

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代表サムソン宮本氏の元に集まって来たのは、キラキラな青春とは程遠かった者たちというのが泣けてしまう。
今回は北海道ローカル局によるTV用のドキュメンタリーの再構成と追加取材も含んだ映画版。ポストサムソ
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レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

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息子曰くレオノールの好きな俳優がフェルナンド・ポーJRなのにウケる。アンタ同じ時代の同業の巨匠監督だったじゃん…。
マニラで悪天候ホテル缶詰時にTVで見たフィリピン風アクション劇(マカロニウエスタンと
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キャッシュの香り(2023年製作の映画)

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「シャルトルの掟」が沁みるクライムコメディ。「のら犬」に引き続きラファエル・クナールのセリフ回しがクセになる。
いったい誰が割りを食うハメになるのか途中から気になってきたけど、裏切り者にはキツいお仕置
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のら犬(2023年製作の映画)

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近隣もなんだけど、めんどくさい所謂ジャイアンみたいなパイセンたちと密な関係あるあるだなあとミラレスを見ていて感じたのだ。だけど犬(はたまたドッグ)に深い愛情を注ぎ、おせっかい焼きで近所のシニアたちの見>>続きを読む

女優は泣かない(2023年製作の映画)

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熊本荒尾を舞台に、もうどんなTVドラマを見ても登場する蓮佛さんと「ミワさんなりすます」で知った伊藤さんが、好きで飛び込んだ仕事が行き詰まり、凸凹コンビの如く人生ブレーキ障害を乗り越えていく物語。蓮佛さ>>続きを読む

カナダでの暮らし(2023年製作の映画)

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誕生日に家族一同集合するシチュエーションはフランス、イタリア映画の独壇場。
レズビアンの主人公サラを軸に血のつながりはないけどパートナーの娘エルミオーヌと関係を紡いでいたことを感じさせる優しさがある。
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ジャンヌと七面鳥(2023年製作の映画)

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思春期の子供(大半が女の子な気がする)とホラーの組み合わせはオカルトに姿を借りたリンダ・ブレア版エクソシストですでにそんな感じだったので不思議でもなんでもない描き方。
七面鳥の声が唯一の友人らしさがも
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ジャヌスとサムの酔っ払い道中(2023年製作の映画)

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上級生の卒パで呑む酒を買いそこない、父親の形見の蒸留ポットで密造酒をつくる高校生たちが主人公。(男女の親友同士という設定がとにかく自然体)
アルコールを悪者だけにしておきたくないお国柄や、パリ一極集中
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

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サブプライムローン騒動からの大不況はやや巻き込まれた側の立場だったので避けてしまったが、ゲームストップ株騒動はコロナ禍の清涼剤?なニュースとして眺めていたので「もう映画化?早い」となっている。
ゲーム
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