将来を嘱望されていた夫フィリップはアメリカの会社を突然辞め、逃げるようパリに家族と引っ越すが、夫婦間はギクシャク。そんな薄氷な家族に産業スパイの魔の手が忍び寄る。
始終霧のかかったような不安がつきまと>>続きを読む
子供を養子に貰ったはいいが、気になって調べたらポルノ女優で売春婦だったので、更生させようとした話。なんとか更生させようとするのだが、そこは曲者でなかなかうまくいかない。人がくだらない事で困ってる姿を見>>続きを読む
16歳の女の子が妊娠するお話。最初はすごく重い話かと覚悟して観たのだが全然違いました。コメディータッチ、POPで前向きでハートウォーミングで最後は少し泣けました。
主人公JUNOはやるべき事を知ってい>>続きを読む
こじらせ女子物語。主人公のネイディーンがほんと嫌な奴で途中観るのをやめようと思ったくらい。そして見てて痛い、自分を見ているようで。ただ周りのやつが大人で、感情に巻き込まれずに見守ってくれる先生なんかは>>続きを読む
2017年にお亡くなりになり国葬に付されたフランスの政治家シモーヌ・ヴェイユ。これは彼女自身の半生を描かれた映画です。ただ、この映画は時系列ではなく、時代がランダムにフラッシュバックのように語られてい>>続きを読む
グレタ・ガーウィグ監督の自伝映画で17歳の女の子の青春ストーリー。まあまあ平凡な青春を描いているのに、引き込まれるのが凄いです。これが「さあここで泣いてくださいよ」的なものだったらうんざりしてました。>>続きを読む
1999年製作のタイの映画。バンコクの街並みが昔の香港みたい、そういえば、この当時こんな感じのスタイリッシュな映像がはやっていたような?
物語は生まれつき耳の聞こえない殺し屋が主人公で、まあ!男前です>>続きを読む
冒頭で線路に立って迫りくる列車に対峙し「帰りたいー」と絶叫する所から始まり、そこか1999年・1987年・・と物語が遡っていきます。主人公が最後の場面で「この景色は観たことがあるようだ」と呟いたのです>>続きを読む
有名女優マートルは中年の悲劇をモチーフとした舞台に対し、自らに重ねあわせ受け入れられないでいる。マートルの脚本度外視のアドリブで崩壊寸前、幻影?も見るようにもなり追い詰められた中で、舞台初日は迫ってき>>続きを読む
ナチスドイツの侵攻から逃れるために乗った列車で不倫に落ちる物語なのですが、余韻を引きづります!これが愛の最終形態なのでしょうか?そしてロミーシュナイダーがいいです!彼女がいるだけで映画が成立する感じ。
シネマトグラフィー(撮影)の記事でこんなのがあった。
映画やドラマを見て「展開がすごい!」「演技がうまい!」「音楽が合っている!」と思いながら作品を楽しむ人は多いだろう。だが「撮影・映像に惹かれる」と>>続きを読む
映画「チャーリング・クロス街84番地」で主人公が映画館で観てた映画。ラフマニノフの音楽で男女が列車の窓から見つめ合う姿がとてもロマンチックで気になって鑑賞。ああなるほどと!そういう意味か!
本作は木>>続きを読む
主人公がデビッドボウイのモダンラブで疾走するシーンがあまりにカッコよかったので鑑賞。ある監督曰く「走るというアクションは若者の自由に対するもがきを表すのに適している」らしい。そういえば・・
本作はアレ>>続きを読む
バーのプロジェクターとかで流れていそうなクールな映画。といっても1964年製作のキューバの国策映画。しかし国民に全然受けなかったので、ほぼお蔵入りした代物。
ただ映像が美しいの。どうやって撮ったのか?>>続きを読む
クーリンチェと並び評価の高いエドワードヤンの遺作
邦題やDVDカバーから、ヤン少年の一夏の大冒険的な話を想像するかもしれないが、これは大きく裏切られ、実は家族の群像劇。
8歳の少年ヤンヤンは祖母や両親>>続きを読む
台湾は6月が卒業シーズンで9月が新学期、なのでトントンは9月から中学生になる。
小学校を卒業したトントンは、母親が入院した為、夏休みは診療所をしている祖父母の家に預けられるのだが。ファミコンもなければ>>続きを読む
最近暑いし今年は大作多いし、このシリーズも観るのが義務的になって億劫になってたのですが観にいって良かった。シリーズものも2作3作続くとマンネリになりますが、前作よりパワーアップしていました。話の展開の>>続きを読む
皮肉屋で言いたいことはズバッというニューヨークの独身女性脚本家とロンドンのジェントルマンな本屋の心の交流。その交流は1949年から1969年迄20年間続く。
時の流れと共に、植物の成長のように少しづつ>>続きを読む
ひろゆき曰く「結局エドワード・ヤンなんですよね。まじ最高。4時間あるが観て下さい」との事で鑑賞。
公開した後、長年版権関係のため放映できなかったのが2015年にマーティン・スコセッシ監督の会社によって>>続きを読む
芸能界の喧嘩番長・渡瀬恒彦の本格クライムアクションムービー!?銀行強盗が逃走にバスをジャック!だがバスの乗客は身勝手で緊張感がない。関西のおばちゃんの犯人への説教から始まり・・次から次へと予期せぬ方向>>続きを読む
A24が贈る長編物、3部作の2作目
オズの魔法使いのテーマは「努力したことは必ず自分の力になる・こころが育つということ」だが努力しても叶わぬ夢は絶望へと向かう事がある。
一般的にサイコパス的殺人鬼は神>>続きを読む
異色のマカロニウエスタン・タランティーノが影響を受けたのがわかる予想の斜め上をいく作品でした。雪の西部劇・声の出ない主人公で復讐請負人と設定も異色。そしてエンニオ・モリコーネの音楽の物悲しさ。
マカロニウエスタンの金字塔
「続」とあるが、これは嘘で「荒野の用心棒」とは全く関係なく、むしろ「Django」として有名。完成された面白さ。ラストは心もっていかれました!
ジャンゴ役の吹替は小林清志>>続きを読む
年とるとドライバーも飛ばなくなるし失うものばっかりだが少し前向きにさせてくれる映画。懐かしのジェットコースタームービー・私世代では鑑賞はマスト。
糞みたいな社会の中、立場の違う二人が出会い共鳴するお話。
貧困・いじめ・孤児・受験など中国での社会問題が映しだされているが、それらは想像以上で脆弱な二人にのしかかる。ずしんときました。
予告編を見てなんか頭に離れなくなったので鑑賞です。
お話は田舎に住む春野家の日常風景を描いただけなんですが、なぜかこころ静かに落ち着ける不思議な感じの映画でした。
前衛的でシュールさ奇抜さを狙った感じ>>続きを読む
2022年「今こそ見たい名監督」のアンケートで黒澤明・小津安二郎らを抑えて一位となったのが伊丹十三(朝日)。昨今サンセバスチャン映画祭で「たんぽぽ」が上映されたりと伊丹監督の再評価の兆し。
もともとは>>続きを読む
時期がきたら観るべきドキュメンタリー
子供の頃に見た映画、はたまた20歳まで観たり聞いたり体験したりするものはその後の人生に左右するものがあるが、逆にそういう時に背伸びして観ても何も伝わず時期を選ぶも>>続きを読む
マカロニウェスタン爆誕す!
落ち目のテレビ俳優を起用し黒澤明の脚本をパクリ低予算での映画がまさかの大ヒット。俳優監督みんなすごいが、音楽がすごい。聞いているだけで情景が浮かんでくる。
ジャックニコルソンのジョーカー
CGでなくセットや模型でまかなっていた時代の映像がファンタジーを引き出している。ティムバートン監督のなせる技?
「鬼才ってこういう人のことね」と思う。
ストップモーションアニメって作業だけで気を失いそう。その上ディティールがデザインや色使いがアートすぎる。で、絵面だけでも圧倒されるのだが内容は「中年の危機」が>>続きを読む
B級ホラーのお約束の一つは「バカなパリピが殺されていく事」だが
キャンプ中の大学生に人相の悪いタッカーとデイルが殺人鬼と間違われ逆に襲われるコメディー。不謹慎にも笑ってしまう。
かなり掘り出しものの映画でした!
余命宣告された定年間近の刑事が家族のために殉職し保険金を得ようと危険な任務につっこんでいくコメディー。
さえない普通のおじさんがカーアクションや高層ビルで戦う。死を>>続きを読む
大人になってこれほど感情を揺さぶられたことはなかった。
そして終わってから解説動画を見まくったが観かたが変わり新たな発見と共にもう一度観たいと思いました。
怪物は誰なのか?ラストの結末は?ぜひ多くの人>>続きを読む
ワンスアポンナタイム3部作の2作目
ギャングが革命に巻き込まれていくお話。
タイトルで一悶着したせいか興行成績がよくなかったせいか知名度は低いが、後に評価を上げた映画。小林清志さんもコバーン映画の中>>続きを読む
「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」
子供の時は前途洋々明るい未来を描くが、そんなにうまい事いくはずもなく大人になっては自分の中で整合性を保って踏ん張りながら生きている。
そんなお話である>>続きを読む