村田さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

村田

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怪獣大戦争(1965年製作の映画)

2.0

🎞胡散臭い異星人に怪獣を貸してしまった
👍怪獣大戦争マーチと貴重なシェーの構え
👎流石にコント過ぎるトンチキな粗製SF

三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

2.5

🎞宇宙怪獣を地球の三大怪獣たちが退ける
👍富士山麓を背景に暴れるクライマックス
👎ラドンもそうだそうだと言っています笑

モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)

3.0

🎞悪人が巨蛾の卵を得て島民が人間不信に
👍特撮合成の人類と相似する小美人の縮尺
👎完結した設定が対決路線に絡め取られた

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.0

🎞TVマンが怪獣を探しに南太平洋へ冒険
👍多彩なシチュでしっかりバウトする両雄
👎何でオランウータン寄りの造形なんだよ

怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)

2.5

🎞アメリカ人記者が怪獣について取材する
👍原作に第三者の視点が加わる異色の編集
👎場面の連続性やテーマが相当損なわれる

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

2.5

🎞以前来たのとまた別の怪獣も来ちゃった
👍至る所に香り立つ東宝映画然とした風情
👎二匹目の登板を使いこなしきれていない

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.0

🎞昏睡状態の女性を介する男性二人の友情
👍ラディカルな非倫理を包摂する純文学性
👎性的モノ化を表象する過度に直截な寓喩

新婚道中記(1936年製作の映画)

3.5

🎞互いの勘ぐり合いで離婚カウントダウン
👍抑えた演出が洒落た大人なラストシーン

クラム(1994年製作の映画)

3.5

🎞アングラコミックの第一人者の毀誉褒貶
👍露悪表現のルーツとなったダークサイド

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状(2014年製作の映画)

3.0

🎞ウィーン美術史美術館の知られざる裏側
👍バックヤードをキックボードで往く職員
👎ワイズマンっぽく仕上げたいのはわかる

ドイツ零年(1948年製作の映画)

4.0

🎞道を踏み外さざるを得ない敗戦後ドイツ
👍子供をとことん虐め抜く底意地悪い展開

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

🎞ヤバすぎる追っかけが人気芸能人を誘拐
👍ドン底で終わるより一夜の王になりたい
👎スタンダップコメディの質を量り兼ねる

ビーン(1997年製作の映画)

3.0

🎞美術博士と間違われた男がもたらす騒動
👍他者に代替不可能なコメディキングぶり
👎解決になっていない解決と大仰なBGM

エキストラ・バージン 世界一のオリーブオイル(2018年製作の映画)

3.5

🎞現代のEVオイルは質的な高みに至った
👍手加減なき専門性が知識を拡張してくる

ZAPPA(2020年製作の映画)

3.5

🎞反権力的で独創的な前衛ロッカーの生涯
👍アンサンブルモデルンリハを介する追想

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

🎞コカインを大量摂取して凶暴化したクマ
👍ワンアイデアを群像で肥やす抜け目なさ
👎スリラーでもコメディでもなく中途半端

陽は昇る(1939年製作の映画)

3.0

🎞男を立て篭もり殺人に至らせた色恋沙汰
👍独特な遠近感がある大規模セットの書割

アタラント号(1934年製作の映画)

4.0

🎞揺れては凪ぐ新婚夫婦の船上ハネムーン
👍秀抜な構図とトガり過ぎなキャラクター

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

🎞元敵同士が手を組み科学テロ組織を討つ
👍軽妙な肉体的非言語コミュニケーション

GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

3.5

🎞放射線で巨大化したイグアナが卵で増殖
👍出惜しみのない王道モンスターパニック
👎ゴジラとして見なければとの枕詞はつく

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

🎞戦争の傷未だ癒えぬ日本に大怪獣が襲来
👍水上戦や復興期銀座崩壊のVFXが絶品
👎表層的な戦争観を一層寒くする臭い脚本

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

🎞学校の中心人物が突如翳ってみんな困惑
👍階層が複雑に混淆する箱庭的な青春空間

罪の天使たち(1943年製作の映画)

3.5

🎞罪人を導きたい修道女の熱意に辟易する
👍院内で目覚める場面に流れるエモい劇伴
👎装束が外見的特徴を覆うので誰が誰だか

情婦マノン(1948年製作の映画)

3.5

🎞密航者のカップルが破滅するまでの軌跡
👍劇的で強烈な陰影と構図が情感を高める
👎美しいがダラッとした蛇足感のある終盤

とらんぷ譚(1936年製作の映画)

3.5

🎞ある詐欺師の男が自分の人生を回顧する
👍活弁のようなナレーションによる軽快さ

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.0

🎞インドの少年が映写設備を自作してみた
👍想像を超え徹底陵辱される映画フィルム

ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.5

🎞ブルジョワのパーティーで起きた狂騒劇
👍中盤のハント場面と縦横無尽な群像捌き
👎野ウサギがめっちゃ死にまくるので注意

素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

3.5

🎞拾った浮浪者の身勝手が流石に目に余る
👍型に嵌まらない開放的な時空間の使い方

牝犬(1931年製作の映画)

3.5

🎞冴えない中年男性が牝犬女にタカられる
👍音楽が響く街の風景と嗤う牝犬の対位法

エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)

4.0

🎞パーティーの当日に若い夫婦が痴話喧嘩
👍緻密に計算された鳴り物道具の演出効果

アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

3.5

🎞寄宿学校の少女を養子にしたい独身女性
👍自立の問題が絡む複雑なシスターフッド

Winny(2023年製作の映画)

3.5

🎞ファイル共有ソフト開発者が裁判で闘う
👍東出昌大が塩顔になるメイクのマジック
👎法廷劇のリズムと全体の構成が良くない

私たちはどこに行くの?(2011年製作の映画)

3.5

🎞争いばっかりな男共を抑制する女性たち
👍男性性を徹底的に愚かしく描く演出方針

プレジデント(2021年製作の映画)

4.0

🎞不公正な与党支配に抗う若き大統領候補
👍想像を上回る実力行使で空気が急変する