けまろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

けまろう

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はい、泳げません(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『はい、泳げません』鑑賞。長谷川博己、綾瀬はるか、麻生久美子等々豪華な俳優を起用しつつも全く話が入ってこなかった。過去水難事故で息子を亡くした長谷川博己演じる小鳥遊雄司。泳げないというコンプレックスを>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

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『コンフィデンスマンJP 英雄篇』鑑賞。コンフィデンスマンシリーズの最新作。良くも悪くも安定した面白さの起死回生展開。でも、新作なのになぜか既視感が…三浦春馬と竹内結子へのリスペクトが感じられた点は非>>続きを読む

アテナ(2022年製作の映画)

4.7

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『アテナ』鑑賞。今年ベスト作品かも。パリにおける移民問題はラジ・リ監督の『レ・ミゼラブル』を思い起こさせる。『レ・ミゼラブル』同様場所の名前がタイトルに。本作のタイトルが戦いの女神でもあり、地区の名前>>続きを読む

ありあまるごちそう(2005年製作の映画)

3.8

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『ありあまるこちそう』鑑賞。フードロス問題を中心に扱った作品。『フードインク』同様、大量生産・大量消費の工業化された食品業界の負の側面に焦点を当てている。質より量、なのに世界に食料品は行き渡らず、飢餓>>続きを読む

フード・インク(2008年製作の映画)

3.8

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『フードインク』鑑賞。食品問題を生々しく取り扱ったドキュメンタリー映画。『ゴースト・フリート』が東南アジアを舞台にシーフード業界の闇を追った映画だとしたら、本作は米国の食肉業界が抱える問題を暴く。食料>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

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『Nope』鑑賞。海外での初映画館、ということで字幕なしでの鑑賞。割とシンプルなストーリーだったから楽しめたが、複雑な話は絶対無理だなと実感。在英中は邦画やってたら行くようにしよう。ジョーダン・ピール>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

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『PLAN 75』鑑賞。超高齢社会の定義は65歳以上の人口が21%以上、2007年に日本は超高齢社会となり現在は3.5人に一人が高齢者という実態。シニアエキスパート制度や医療費負担比率の見直しなど、高>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.2

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『死刑にいたる病』鑑賞。人身掌握術に長けたサイコパスの殺人鬼榛村と嘗て殺人鬼の対象になった大学生筧井の心理戦が繰り広げられるサスペンス。24件の殺人容疑をかけられて死刑判決を受けた殺人鬼、という設定で>>続きを読む

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.3

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『ナワリヌイ』鑑賞。ロシアにおける自由のアイコン、弁護士ナワリヌイのドキュメンタリー映画。反プーチン主義のためメディアへの露出は限られていたが、TiktokなどのSNSを活用し情報発信。民衆の支持を獲>>続きを読む

ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇(2018年製作の映画)

4.2

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『ゴースト・フリート 』鑑賞。「幽霊船」を意味するタイトル。その名の通り存在しないはずの船が違法漁業を行う。その漁業に従事するのはミャンマーなど東南アジアから拉致された人々であった。長ければ10年以上>>続きを読む

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

4.0

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『劇場版SHIROBAKO』鑑賞。アニメーター達の夢が詰まった作品。テレビシリーズの人気にあぐらをかくことなく、劇場版もストーリーがしっかりしており、ちゃんと面白かった。
契約書を結ばずに制作を進める
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.1

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『コレクティブ 国家の嘘』鑑賞。早稲田松竹にて『ダークウォーターズ』との二本立て。『スポットライト』や『スキャンダル』『ペンタゴン・ペーパーズ』などに通じる不正を暴く骨太のジャーナリズム映画。例示した>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.1

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『NEW ORDER』鑑賞。新しい秩序、New Normalに呼応するように、貧富の差が拡大し限界を迎えた社会の崩壊を描く。冒頭提示される絵画、死者のみが戦争の終わりを見たというメッセージ、これは終わ>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

4.0

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『コンジアム』鑑賞。YouTuberによる心霊スポット探索映画。CNNの世界七大禁断の地の一つであるコンジウム精神廃病院を舞台に再生数を稼ぎたい若者YouTuberが乗り込む。
それぞれが身体にカメラ
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.3

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『さらば、わが愛 覇王別姫』鑑賞。なんかラオウみたいなセリフだなと思いつつ鑑賞。20世紀を舞台にした中国京劇BL。平日の夕方に鑑賞したが観客は中国人の若い女性客が多かった印象。
日中戦争や文化大革命な
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犬王(2021年製作の映画)

4.1

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『犬王』鑑賞。能といえば観阿弥・世阿弥だがその裏で活躍したとされる犬王の物語。将軍足利義満の庇護下で活躍する結崎座の世阿弥、それに対抗心を燃やす比叡座。犬王はそこの生まれだったがその異形性から芸を身に>>続きを読む

映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.0

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『五等分の花嫁』鑑賞。原作が好きだから観たけどこれ原作読んでない人にはツラいのでは?話を詰め込みすぎだったので、ちゃんとシーズン3として放映すべきだったのではないかな。
要所要所の1枚絵のシーンは素晴
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.2

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『シン・ウルトラマン』鑑賞。『シン・ゴジラ』が個人的にはあまり好きになれなかったため期待していなかったが、ちゃんと要素要素を抑えた構成で非常に良く練られていたと思う。
怪獣映画ではなく異星人との争いに
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アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

『アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ』鑑賞。金熊賞受賞とのことで観てきたけど、ストーリーは飛び過ぎてて正直理解が難しい。実に破壊的な映像。セックスシーンをネットに上げられてしまった教師の進退>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『トップガン マーヴェリック』鑑賞。トム・クルーズの渋いカッコよさが際立つ。かつての相棒グースの息子ルースターやかつてのライバルアイスマンの登場、F14機による脱出など、前作を観ていなければわからない>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『トップガン』鑑賞。トム・クルーズの出世作、かつ80年代のポップアイコン。パイロットの上位1%が入学を許されるエリートクラス「トップガン」に配属された若いパイロットの話。ドッグファイトシーンは当時の映>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『バブル』鑑賞。スタッフは大御所ばかりで映像も音楽も素晴らしいのに何の印象もない。キャラも推せない……なんなんだこの映画は……

ドンバス(2018年製作の映画)

3.9

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『ドンバス』鑑賞。2014年のクリミア侵攻をきっかけにウクライナ内で独立誕生したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、この二つの親ロシア国家が位置するのがドンバス地方だ。本作が撮られたのは2018>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『オードリー・ヘプバーン』鑑賞。『ローマの休日』で主演女優賞を獲得し世界に知られるようになった女優ヘプバーンの伝記映画。オードリー・ヘプバーンはイギリス国籍なのね。過去のドキュメンタリー映像と実際の出>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『親愛なる同志たちへ』鑑賞。フルシチョフ政権下でのソ連で起きたノボチェルカッスク事件を舞台に、イデオロギーと個人の感情の間を揺れ動く母親リューダの姿を描く作品。元共産党員で昔には戻りたくないと嘆く祖父>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

4.1

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『アネット』鑑賞。冒頭から観客に語りかけるスタイルのメタ映画。まるで映像と音楽をチューニングしているかのような、ストロークと連動した映像演出で一気に舞台に引き込まれる。全編音楽を担当したスパークスのス>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『TITANE チタン』鑑賞。『RAW 少女のめざめ』で戦慄のデビューを果たしたジュリア・デュクルノーの新作。前作がめちゃめちゃ好きな作品だったので、まさかのパルムドール受賞に歓喜したものの新作が難解>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『孤狼の血Level2』鑑賞。前作の方が話としては好きだったかな。前作が仁正会と小谷組の二つ組の抗争だったのに対し、今回は一匹狼の日岡刑事と絶対的悪上林の個人的な抗争となっており、話としての深みが浅か>>続きを読む