ハッキリ言ってニワカである。1985年は音楽チャリティの当たり年だったのか「We Are The World」のVを見るために、深夜までどこかの地上波にかじりついていたような覚えがある。そして「LIV>>続きを読む
映画「GODZILLA 星を喰う者」
第1部「怪獣惑星」からして異色の出来だったけど、ここまで来るとは思わなかった。「最強とは何だ?」を突き詰めた結果、ゴジラの物語は本当の意味で地上を離れ「宇宙」に>>続きを読む
ファーストカットから美しくてニクいのだ。
「バルカン半島のスロベニアに住むトルコ系マケドニア人のムスリム男性」が「不動産・観光ビジネスで稼ぎつつ夜な夜な女に手を出して危機に陥る」映画である。この要約>>続きを読む
現在・2018年から10年後。1本18分前後の短編が5本のオムニバス。それぞれの短編が、懸案の社会問題の「10年先」を題材に描かれている。それは、高齢化・道徳教育・デジタル遺産・環境・安全保障。いずれ>>続きを読む
スマホを落としただけなのに
北川景子演じる稲葉麻美のリアル感。ただ綺麗なだけでなく「こんな人いる」「今朝すれ違った綺麗な人、こんな人」という雰囲気を湛えている。そういう存在感をきっと、北川景子さんは>>続きを読む
PC画面で全てが展開する映画。PCがサスペンスを生む仕掛けになっているわけではない。サスペンスを生んでいるのは間違いなくPCやスマホを日常的に使いこなし、家族よりも共にいる時間の長い存在としてしまって>>続きを読む
原作既読。猫が好き、有川浩さんの本も好き、だったら読まないわけが無い。そして「ナナ」にちょっとハマったのだ。みんなナナのように人を、世界を見ているのだろうか。だとしたら、どれほど素敵なことだろうか。>>続きを読む
見事に引き込まれた。どうということのない日常の中に潜行する緊張感。それを引き起こす源は、映画の中の亮平と朝子だけでなく、観ているこちら側にもある。双方がスクリーンと観客の間の大気中で化学反応を起こす。>>続きを読む
ペンギン・ハイウェイ
ペンギンが大好きだ。コーラの缶がスピンしながら宙をカッ飛んでペンギンに変わる!予告編の映像で全身が沸き立った。そして本編は、かなり序盤から「おっぱい」に踏み込む。少年だろうが成>>続きを読む
前情報入れずに観て大正解!観た後に誰かに語らずにはいられないんだけど、相手が観てないなら素直に黙れる。なぜか。スゴ過ぎて、観てない人にこの映画を説明する自分の語彙力が追いつかないのだ。
映画という存>>続きを読む
タイトルがタイトルだから、最初はまあわかる。そこから先の凝りようがスゴい。だからエラくシュールにトバした物語かと言えば、決してそうじゃない。
ちえ(榮倉奈々)は「言葉」を使わずに自分のやり方を突き通す>>続きを読む
熟年世代にはもちろんササるんだろうけど、40代中盤の人達こそ観るべき良作。日本社会で「会社」という存在は依然大きく強く、個人と家族の人生を定義してしまう。転職などで定年の無い人生を選択した人達にも等し>>続きを読む