これはなかなか物議を醸しそうな映画。
物語としてはたいして面白くないが表現としては面白いと思う。
全編を通して流れる不気味さ。
陰影や音楽、キャラクターから不気味さが漂う。
町の人は口数も少なく、不気>>続きを読む
生徒からのいじめで学校を辞めた教師が、ネットの良くない画像や動画を削除するアルバイトをする話。
淡々と進んでいく。
短編だからかもしれないが、省略が多いので、何を伝えたかったのか、そこが曖昧な感じがし>>続きを読む
前半はUFO騒動、後半は宗教と人間というテーマで進んでいく。
どうなるんだろうと、作品に引き込ませる力があった。
愛する人や信じるもの、行く場所・居る場所を決めるのは自由だと思う。
この映画に全く危う>>続きを読む
ラストシーンが最高だった。
全てはこの時のため。
生きていると、どん詰まりになることってあるよね。
どん詰まりから脱出するの、辛いんだよなぁ。
どん詰まりになったら観たい映画。
走れない人の走り方。タイトルが秀逸だなこれは。
映画を撮りたいが(思うように)撮れない人の話。
製作現場でも人生でも色々起こるもんな。
走れないならば、走れないなりの走り方がある。
中盤、絶望が押し>>続きを読む
テンポが遅く、盛り上がるところまで時間がかかる。
後半は若干盛り返したのだが。
キャラクターにあまり魅力が感じられず、入り込むことができなかった。
「女性」というテーマがあると思うが消化不良な印象。>>続きを読む
荒削りだが、熱があった。
熱量がすごい。
夢を追うも、報われない。
それでも。それでもって。
こういう泥臭いの大好きだ。
前半の主人公・江田丈の空回り感、よくわかる。
「本物」って言葉を使いたがる感>>続きを読む
馬渕ありさ監督の人間愛とおじさん愛が出ている。
夜にランプをつけて夜営するシーンが良い。
いわしのみそ煮を食べ、水を飲むシーンは生を感じる。
山田のキャラクターもあり面白く見れた。
他人なんだね。
他人･･･だとしても。
大切な人がカルト宗教にハマったら。
群青いろ新作の「雨降って、ジ・エンド。」に通じるものがある。
これはわかりあえないで別れたけど。
雨降っての方は人と人はわ>>続きを読む
マクラビン
青春の終わり。
きっと何十年か経った日、あの日のことを思い出すんだろう。
この世界の歪み。
その中で生きる者たちの狂気。
人は最初から狂うのではなくて、選択や決断、その連続の中でミスをして、悪い事態になった結果、狂っていくのだと思う。
何の解決にもなってないのだけど、希望が>>続きを読む
宗教二世を描いた物語。
絶望に次ぐ絶望。
アメリカン・ニューシネマも真っ青の救いのなさ。
地獄。生き地獄。
これだけの絶望を浴びる映画を観たのは久しぶりだ。
こんな世界が現代日本の、生活のすぐ隣にある>>続きを読む
群青いろ特集上映。
「家族」という概念について、希望の光を感じる映画だった。
世の中には確かに理不尽なことがある。
理不尽を受けてなお生きるもの、過去に犯した理不尽から逃げずに生きるもの、「この世の>>続きを読む
早稲田松竹にて。
世の中の理不尽、汚さ、閉塞感。
社会の色に馴染まない。
何も起こらないまま連綿と続く退屈な日常。
鬱屈したやりきれない思いを抱えたまま、ニューヨークの夜を流すタクシー。
正義と狂気は>>続きを読む
展開がやや強引で論理性が足りなかったか。
尺の都合もあるだろうけど、もう少し丁寧に描ければよかったかなと。
早稲田松竹にて。
原作は初期で読むのやめた。
言われてるほど面白くないだろ、と思って観たら面白かった。
熱量が。赤を通り越して青、か。
自分は東京の真ん中で何やってんだろう、という気持ちになりました。>>続きを読む
「忘れたいことも、忘れたくないことも、君のうしろにいる」
「夢見るペトロ」より論理性や物語性、メッセージ性が出てきて洗練されていた。
監督自身もロジカルになったって言ってたけど。
今の自分は今の自分。>>続きを読む
喪失感と向き合う映画。
ちょっとアート性や日常感が強い。大学生がやりそうな感じ。
もう少し物語性や論理性があればいいな。
全体的に画が暗くて、居心地が良かった。
明けましておめでたい人
魂にガツンと来る映画だった。
売れない俳優。報われない恋。
貧困、シングルマザー、大学中退。
おめでたい奴と言われても。
それでも、生きていく。
君は正しい。そう言ってくれる人>>続きを読む
複雑で難しいが、救いと希望がある。
物語が再び動き、場面が切り替わったときの晴れた青空、そしてラストシーン。
救いと希望。
世界の景色は、自分が作っている。
雨降ってジ・エンドもそうだが、自分の存在を>>続きを読む
2回目。
やはり素晴らしい映画だ。
大切な人の秘密を知ってしまったら。
世の中でダメと言われていることは、本当にダメなことなのか？
誰が決めた？誰に迷惑をかけた？
絶妙なラインで、描き方がうまいと思う>>続きを読む
ライトな映画で、雰囲気がよかった。笑えるところもある。中島歩のクズ男・ダメ男はいいなぁ。
でも尺が長いし笑いどころが思ったより少なく、ちょっと期待外れかな。
舞台挨拶は完全にハズレパターンでがっくし>>続きを読む
堀内作品のぬるっとした青春感が漂っていて良かった
登場人物は皆偏った人間だけど、偏り結構。
それが人間。
このアイドルのどこが好きという話で、「思想…というか姿勢。仕事に対する姿勢」ってセリフよかっ>>続きを読む
「やめろ」としか言葉を発しない人間に似た生物ホモ・アミークス。
その飼育員になった男の物語。
シュールな設定と世界観だが、物語としては王道で、生きものへの愛、絆、人の心のあたたかさを描いている。
下>>続きを読む
大阪の団地。母子家庭。家族との確執。
閉塞感、行き詰まり感。
素材は良いし、これを撮りたかったという衝動を感じる。
が、全体的にいささか説明不足で、やや「ついていけない」感じがある。
なぜあれだけ主人>>続きを読む
良かった。マリオとルイージがニューヨークの売れない配管工で、皆から見下されてバカにされてるという設定がよい。
スーパーなマリオがスーパーなことをしてキノコ王国を助けました。だけじゃ映画として何も面白く>>続きを読む
好きな男子の飲みかけコーラのペットボトルが誰もいない教室に置いてあったことから、唾液というフェティシズムに目覚めた女子高校。
アート性が強くて合わなかった。美大生が作りましたみたいな。
フェティシズム>>続きを読む
素材は良いのにもったいない映画。何を伝えたいのかが見えてこない。
ドラマがなく、同じような選挙の映像が淡々と繰り返し映されるので退屈。
その割に尺が長すぎる。
前半の無頼系独立候補者が出てくるところは>>続きを読む
こんな人生になるはずじゃなかった、もっと大きいことをやると思ってた。
誰もがそんなのもんなのかな。
堀内作品らしい雰囲気、空気感。
ゆるやかな絶望みたいな。
大学生時代にアパートでNHKにようこそを>>続きを読む
2回目。
サムソン宮本、夢もロマンも魂も、仲間も家族も全部持っていて、幸せそうだった。
普段こういうモノを見ると拒否反応を示す私。
この物語は、家族っていいな。仲間っていいな。
本気でそう思った。>>続きを読む
依頼を受けた仕事をキッチリこなすのはさすがの城定秀夫監督か。
低予算でもちゃんと映画に息吹がある。
心温まる演出で泣いた。こういうところしっかりやってくるところはさすが。
が、そもそも原作の縛りもあ>>続きを読む
第24回TAMA NEW WAVEにて。
一見、普通に幸せに生きている人たちも、人知れず何かを抱えて生きていたり、ある日突然悩んだりすることになるのかもしれないと思った。
その中に希望も描かれていた>>続きを読む
第24回TAMA NEW WAVEにて。
3人の報われない鬱屈した日常が淡々と描かれていたのが良かった。
町の中華料理店や建設現場、スーパーや居酒屋などのカットが、市井の人々の生活感を、映画全体の雰>>続きを読む
人間の業による悲しい物語。でも希望が生まれるラスト。
さよちゃん…
関俊彦ボイスはやっぱりかっこいい。
水木が「あんた、つまんねぇな」と言うところと、さよちゃんが「死ねーっ！」と叫ぶところがよかった。>>続きを読む
うーむ、脚本が合わなかったか。
淡々と静かに、スローペースで進む。これで2時間超は退屈でちとキツい。
物語に盛り上がり、捻りがほしかった。
「で？だから何？」感がどうしても。
市子と長谷川君の描写が少>>続きを読む
